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【リプレイ】『巨大樹の迷宮』


1:シナリオ、基本ルールの紹介



この文は「ローグライクハーフ」の公式シナリオ『巨大樹の迷宮』(作:丹野佑、監修:杉本=ヨハネ←はっきりと書いてなかったので、違っていたらごめんなさい)のリプレイです。
出てくるキャラ:リナちゃん、りにゃちゃん、ねこちゃん

基本ルール ↓

シナリオ(12月17日頃まで閲覧可能)↓

2:キャラクター(PC)紹介

りにゃ レベル10
技量点1/生命点6/器用点4 /従者点9
手1:軽い武器(打撃)/手2:ランタン/鎧:革鎧
スキル:【察知】【宝物の獲得】
持ち物(MAX):①スリング
金貨3/食料2
素早い。目を離すとすぐにいなくなる。

相棒(戦士):リナ
技量点1/生命点7/筋力点6
手1、手2:両手武器(斬撃)/鎧:板金鎧
スキル:【かばう】【全力攻撃】【全力防御】
りにゃちゃんの護衛ほごしゃ。1人で行かせるわけにもいかないので、お菓子でついていくことに。

3:ざっくりとしたあらすじ


美しい装飾品を頭部に載せた巨大な鳥・オウカンワシに令嬢がさらわれた、天に届かんばかりの巨大な樹の中層部にあるというオウカンワシの巣まで行って取り戻してほしいという依頼を受けたリナと寝子。2人が支度をしているところに、りにゃがやってくる。
「りにゃも ぼーけん、いきたい!!」
「うえっ!? りにゃちゃんには早いよぉ……終わったら遊んであげるから、いい子で待ってて?」
「おるすばんばっかり、やなのー! りにゃもいくー! いーくーのー!!」
「困ったにゃあ……冒険にはキケンがつきものにゃ? とーっても危ないにゃよ」
「りにゃもいくの……いきたいの……」
「あゃ、泣いちゃう!?」
「…………おやつ、あげるの……りにゃの、クッキー……あげる、の……クッキー……りにゃの……りにゃ、の……ぁうう……」
「めちゃくちゃ葛藤している……」
「ここは庇えるリナちゃんがついていってあげるにゃ?(ひそひそ)」
「うーん、そうだねえ……ねこちゃんより、あたしの方が適任かなあ(ひそひそ)」
「……あにゃ? りにゃちゃんは?」
「え?」
2人は玄関の扉をこっそり開けるりにゃを見つける。
「待って待って、一緒に行くから!! 1人で勝手に行かないでっ!?」

4:冒険開始!


大樹の根元までやってきた。
「上に行くほど危ないってさ。あんまりどんどん先に行かないでね?」
「ぼーけんっ♪ ぼーけんっ♪」
「……聞いてる?」
「はやくいくの!」
「待って、せめてあたしが先頭……りにゃちゃ〜んっ」

①出目12 強靭なツタ

りにゃ【器用ロール】成功
1d3→1

「なにかあるの」
「これは……ツタ?」
「わーい、もってく!」
「危ないから振り回さないでっ! カバンに入れて!!」

持ち物②強靭なツタ×1

②出目42 吸血草
草が垂れ下がっている。

リナ【器用ロール】成功

「この草、知ってる……血を吸うんだよ」
「ち?」
「危ないから触らないでね。……って、届かないか。気をつけるのはあたしだな……」
触れないように進む。

5:中間イベントA


しっかりとした足場がある空間に出た。周りから猿たちの鳴き声が聞こえる。
「うわあ……ナワバリに入っちゃったかなこれは……」
「ねーね、みて、おおきいおさるさん!」
進行方向に大きな猿が現れた。ボスだろうか。周りの猿たちがやかましく騒ぎ立てる。
「これは……やるしかない、かもね……!」
「なにか もってるの」
「樽……? え、待って、投げ……!?」

第0ラウンド
リナ防御:成功(クリティカル)

投げられた樽を大鎌で叩き斬る。
「りにゃちゃん!」
「うん!」

第1ラウンド
りにゃ攻撃:成功
リナ攻撃:成功(クリティカル)、成功
鈍器猿生命点4→1

見事な連携でボス猿を追い詰める。猿は逃げていった。
「いっちゃったの」
「ナイス、りにゃちゃん。他の猿が襲ってこないうちに行こうか」
「うん! ……あれ? なにかひかってるの」
「金貨だ……もらっていこうか」

金貨3→5枚

6:先へ


④出目41 臭い虫
虫がまとわりついてくる。

りにゃ【器用ロール】成功
リナ【器用ロール】成功

「うわあ、この虫、臭いやつじゃん……りにゃちゃん、ダッシュ!」
「ん!!」
「……はっっっや!? 待ってごめん、待ってえええええ……!!」

⑤出目16 草避けのお守り

りにゃ【器用ロール】成功

「なんだろ、これ」
「はーっ……はーっ……りにゃちゃ……どうし、げっほげほっ」
「みてみてー!」
息も整わない様子のリナに、見つけた物を自慢げに見せる。
「んー……これは、お守りだねえ。植物から守ってくれるよ」
「しょくぶつ?」
「そうだね、最初の方に生えてた吸血草とかね」
「ちをすうやつ!」
「そう、それ。持ってなよ」
「うん!!」

持ち物③草避けのお守り

7:中間イベントB


樹皮が壁となっている。
「ここを登るしかなさそうだね……りにゃちゃん、入口で見つけたツタってまだ持ってる?」
「これ?」
「使ったら登りやすくならないかなって。こうして……ほら、あたしが先に──」

りにゃ【判定ロール】成功

リナの言葉を待たず、りにゃはするするとツタを登っていく。
「ねーね、はやくー!」
「先に行かないでってば!?」

リナ【判定ロール】成功(クリティカル)

2人とも無事に登りきった。

8:さらに先へ


⑦出目35 清らかな水
綺麗な水が湧き出ている。
「水だ……飲んでも平気かな」
「おいしーよ!」
「もう飲んだの!? 大丈夫? おなか痛くなったりしない??」
「だいじょーぶ! ねーねも のむの!」
「あー、うん。……あ、美味しい」

⑧出目34 観測所
小屋のようなものが建っている。
「なんだろ、あれ」
「おうちだー!!」
「待って! 急に走らないで!!」
小屋に入る。ここから周囲を観測できそうだ。
「ねーね、みてー! きれーなの!」
見下ろすと、大樹の周りの木々が絨毯のように広がっているのが見えた。
「わぁ……。あたしたち、あっちから来たんだよ?」
「ほんとー!?」
「結構登ったけど、まだ上があるんだねえ……」
「すごいねー!」
「……さて。そろそろ行こっか」
「うん!」

9:最終イベント


楽しく観光をしてだいぶ気が済んできていたけれど、目的のオウカンワシの巣に辿りついた。
「おっきな とりさん!」
「……やるよ、いける?」
「ん!!」

第1ラウンド
りにゃ攻撃:失敗
リナ攻撃:失敗

飛び回るオウカンワシに、なかなか攻撃が当たらない。

りにゃ防御:失敗(ファンブル)かばう成功
リナ筋力点6→5
リナ防御:成功

りにゃを狙う鉤爪を大鎌で防ぐ。
「大丈夫!?」
「んっ!!」

第2ラウンド
りにゃ攻撃:成功
リナ攻撃:成功
オウカンワシ生命点6→4

大鎌を掴んだままのオウカンワシに りにゃのパンチが当たる。よろめいたオウカンワシを鎌で斬りつけた。

りにゃ防御:成功
リナ防御:成功

第3ラウンド
りにゃ攻撃:成功(クリティカル)、失敗

「ねこぱーんち!」

りにゃの ねこぱんちで吹っ飛んだオウカンワシは、体勢を整えると、上の方から聞こえた別のオウカンワシの鳴き声に反応して高く飛び上がった。2羽は上を見上げて大きく鳴いた。
「なんていってるの?」
「分からないけど……この巣にはお嬢様はいないみたいだし、もっと上に行かなきゃかも……うわっ!?」
ずずん……と大樹が揺れた。
「なになにっ?」
上から大きな枝が落ちてくる。枝は黒く枯れていた。
「こっわ……りにゃちゃん、大丈夫?」
「うん……でもりにゃ、つかれちゃった……」
「まあ、そうだよねえ。今日はいったん帰ろうか」
「うん! ……あれ?」
金貨が1枚落ちている。
「あのね、りにゃね、あれできるの、てじな!」
「手品?」
「ふんふんふふ〜ん♪」
りにゃが両手で金貨を隠す。手をどけると、金貨は5枚に増えていた。
「うっそ!? なんで!?」
「ふふーん! ばぁばに おしえてもらったの!」
「ああ……そっか、ねこちゃんも同じ盗賊だから……」

金貨5→10枚

10:クリア!


「ただいまあ〜」
「おかえりにゃさい。どうだったにゃ?」
「ぼーけん、たのしかった!!」
「それはよかったにゃ。……お嬢様は?」
「いなかった。もっと上まで行かなきゃかも」
「まあ今日は、ごはんを食べてゆっくり寝るにゃ」
「ごはんー!! りにゃね、おにくたべたい!!」
「残念、今日はお魚にゃあ」
「えー、おにく〜……」
「お肉はまた明日にゃ?」
「ぜったいだよー!」
「りにゃちゃん、明日はどうする?」
「うえまでいくの! うえで、おじょーさま さがすの!」
「じゃあ今日は早く寝ようか」
「はーい!」

11:おしまい!


ここまで読んでいただきありがとうございます!
リプレイは続けて書かないと書き方に統一感がありませんね……(´∀`;)
今回はりにゃちゃんが主役でした。
りにゃちゃんが主人公のリプレイは『ひとりで おつかい できるもん』以来ですね。
保護者役としてリナちゃんがついています。ちゃんと庇えて偉い偉い。
気が向いたら続きます。今回と同じような文になるか、リナちゃん目線の文になるか……

次↓


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