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『ウマ娘』星3引換券でおすすめしたい育成シナリオを持つウマ娘達~2.5周年編

『ウマ娘プリティーダービー』が2.5周年を迎えました。
2.5周年施策といえば!そうですね。星3引換券ですね!
有料で周年時に販売される星3引換券ですが、いざ対象範囲内なら何でも取れるとなると迷っちゃいますよね。
特に今回の星3育成交換チケットの対象は「今年7月31日までに実装されたウマ娘」なので、先日実装されたばかりの水着サイレンススズカや水着アグネスタキオンまで選べるので、頭を抱えるぐらい悩んでしまう。
性能か?好みか?考えるときりがありませんが、ここで私から一つ提案がありまして。

「育成シナリオの良さ」で取るのもありなんじゃないでしょうか。

『ウマ娘』の魅力の一つって育成シナリオもあるわけじゃないですか。
性能やキャラそのものの好みも大事ですけど、「この育成シナリオがめっちゃ面白い」も理由の一つになってもいいと思うんですよ。
むしろ育成シナリオの良さも含めて三大要素を並べて滅茶苦茶に悩みたい!
そんなわけで。
今回は今年実装のウマ娘の中から、「オススメしたい育成シナリオを持つウマ娘」を紹介させてください。

ネオユニヴァース

今年実装組の中で、育成シナリオ目当てなら一番はやっぱりネオユニヴァース。育成シナリオ目当てならネオユニヴァースをオススメしたいです。
共に皐月賞、日本ダービーと制覇したデムーロ騎手が「課題は人間の言葉を喋れないこと」と称したネオユニヴァースですが、『ウマ娘』での彼女は「よくわからない事を言うウマ娘」だと思っている人も多いと思うんですよ。実際よくわからない事を言ってますし。
でもネオユニヴァースの育成シナリオを読むと、世界が大きく変わってしまう。なぜなら彼女の育成シナリオは「『ウマ娘』というコンテンツそのものの在り方」について言及しているから。
ネオユニヴァースを育成する前と後。そこで世界の見え方が全く違うぐらいに「ウマ娘というコンテンツの価値や魅力」について触れている育成シナリオなので、「ウマ娘が好き」と言う人には間違いなくオススメです。
ただそこの凄さは一回読めば十分ではあるので、後回しにするのもありっちゃありです。究極的にはウマ娘が終わる時の最後に読む!でもいいので!

シンボリクリスエス

演じている春川芽生氏がただただ面白い人であることが周知の事実となってから実装されたシンボリクリスエスも面白かったですね。
『ウマ娘』で描かれる育成シナリオは、大体の場合「モデルになった競走馬の英雄性」について描いているのですが、シンボリクリスエスは英雄とは少し違う、例えるなら「ラスボス誕生秘話」とでも言うべき物語になっていて、そのいつもとは違う方向性が滅茶苦茶面白いんですよ。
こういう描き方が出来る競走馬もそんなに多くはないと思うんですが、シンボリクリスエスの「全てのウマ娘たちの前に立ちふさがるもの」としての魅力は「HEROES」というテーマを掲げた三年目だからこそ一読してほしいですね。

マーベラスサンデー

「CGモデルは入ってるし宝塚記念で実装されるでしょう」と言ってたら、一年目二年目も出てこなくて「いい加減にしろ!」という気持ちがないでもなかったマーベラスサンデーもおすすめしたい育成シナリオの持ち主。
彼女の物語で描かれるのは「『生きる』ということ」。
一生懸命に走る。その一生懸命走る事で「生きる」ということの喜び、生きるということの楽しさを描いたのがマーベラスサンデーの育成シナリオなんですよ!独自の世界で生きていると思ってたら、私よりも真剣に生きていたんですよ、マーベラスサンデーは!
競走馬、サラブレッドって、まあ走るために生まれてくるわけじゃないですか。走ることは生きることじゃないですか。それを踏まえて「走る」ということを通じて生きることを描く!って発想の飛ばし方も、それを真剣に描ききったのも凄かったです。
スタッフの中にファンがいたんじゃないかと思うぐらい、マーベラスサンデーは生きることを教えてくれました。

ホッコータルマエ

コパノリッキーやワンダーアキュートと共に「ダート三人娘」として扱われているホッコータルマエは「ウマ娘でこういう話が読めるとは」という驚きをもたらしてくれる育成シナリオの持ち主。
「苫小牧の地方アイドルで、苫小牧を宣伝するためにトゥインクルシリーズに挑戦する」という導入なんですが、話自体は突き詰めて言えば「何のために走るのか」なんですよ。ウマ娘としては王道的な話なんですけど、そこにホッコータルマエの持つ地方アイドル設定を絡めた結果、ハチャメチャに面白いアイドルの物語になっている。初見時には「しまったこの手が!」と膝を打ちましたね。めっちゃ面白い。
またファル子ことスマートファルコンが「偉大なアイドルの先輩」として物語にガッツリ絡んでくるのも面白いですね。アイドル物によくあるやつですけど、ウマ娘で見るとここまで面白いんだ……!

シリウスシンボリ

最後にオススメ!として取り上げたいのはシリウスシンボリですね。個人的に好きというのもあるのですが、やっぱりシンボリルドルフとの関係性が魅力的だし、作品世界の関係性に深みを与えているので取り上げざるを得ないです。
シリウスシンボリとシンボリルドルフって幼馴染ではあるんですけど、そこに流れているのは「お互いへのリスペクト」で。「真正面からぶつかっていける相手」「異なる道にいてもどこかで惹かれ合う」ということを認めたシリウスシンボリが、己の走りでシンボリルドルフと戦う終盤の展開は「二人のウマ娘」以外の何物でもない。
生徒会長シンボリルドルフを一人のウマ娘に戻したシリウスシンボリと、その関係性の面白さを是非見てほしいですね。
なおシリウスシンボリの実装は凱旋門賞の実装発表直後なので、凱旋門賞編が始まった今だからこそ「ウマ娘が凱旋門賞をどう捉えているのか」が一番ストレートに描かれているので、そこもオススメしたいです!

結びに

これ以外にも、舞台版と大筋では同じであるものの、トレーナーの存在やG1開催時期の違いによって異なる印象の物語となるダイイチルビーとか、「ギムレット」という名前由来の要素を巧みに使って物語を盛り上げていくタニノギムレット、自身のやらかしにより「ネタウマ娘」というレッテルを貼られながらも一生懸命に走ることでガチで応援していたファンの気持ちに報いるシンコウウインディなんかも面白い育成シナリオを持っていますのでオススメです。
まあでも最終的には「自分が取りたいウマ娘」を取るのが一番いいと思いますね。折角の機会を後悔したくないですからね。こういうときこそ大事大事。
自分は二周年時に購入したサプチケとそろそろ向き合います……。
トーセンジョーダンは交換したんですよ……(性能目当てじゃねぇか)

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。