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『ウマ娘』チャンピオンズミーティング反省会2024年8月編

結果が分かっている戦いほど面白くないものはない。
それが誰かと競い争うことであるのなら尚更で、参加者全員が最善手の打ち合いになるのは最悪の極みだと言って良い。もしも、そういう状況が生まれてしまったのなら、それはルール設定をした人間が悪いんじゃないだろうか。

『ウマ娘プリティーダービー』にて、8月のチャンピオンズミーティングが始まった瞬間に終わっていた。
理由は簡単で、「どのチームを見ても大体同じメンバーが出ている」という状況が生まれてしまい、完成度を競い合うだけの大会になってしまったからだ。冒頭に述べた「最悪」に近い状況になったと言っても過言ではない。
8月のチャンピオンズミーティングで舞台となるのは「中京ダート1800m」だった。
「中京1800m」という条件自体は特別な事は何もない。
1800mであることを加味して1600mよりも少し多めにスタミナを確保すること、ハイボルテージを代表にマイル戦で強力なスキルを確保すること、マルゼンスキーの固有スキルが強力なのでとりあえず採用しておけばいいことぐらいで、警戒するべき部分はそこまで多くなかったと思う。
もっとも、これがダートであることを除けば、だが。
3周年の際にエスポワールシチーやトランセンドなど、ダートで輝かしい功績を残した競走馬が一気に参戦してきたことを覚えているだろうか。
あの時、チャンピオンズミーティングやリーグオブヒーローズを少しでも真面目に取り組んでいる人間はきっとこう思ったはずだ。
「これでダートの勢力図が変わると嬉しいな」って。
3周年までの『ウマ娘』において、ダートはコパノリッキーの独壇場だった。
史実におけるコパノリッキーの戦績を考えればコパノリッキーがとにかく強いのは当たり前のことであるが、それを差し引いてもである。
チャンピオンズミーティング、あるいはリーグオブヒーローズでダートが条件に設定されると「コパノリッキーとその仲間達」になるのは常であり、完成度がそこそこであったとしても、コパノリッキーはその固有スキルでライバル達を蹴散らし簡単に勝利をもぎ取ってきた。
ホッコータルマエやワンダーアキュートが実装されてもその点は変わらず、「ダート=コパノリッキー」という図式はもはや常識になるほどコパノリッキーは「強いウマ娘」だった。
なので3周年でダートで活躍した競走馬達が一気に参戦を決めた時はどうなるものかとワクワクせざるを得なかった。
環境が変わる。世界が変わる。
それぐらいのものを期待していたし、実際にそれぐらいのものを期待されていたと思う。
しかし今回のチャンピオンズミーティング開催までに実装されたのはトランセンドぐらいで、環境を変えうる逸材として期待されていたエスポワールシチーは来なかった。なんでさ。
代わりに水着ホッコータルマエが来た。しかもなんか状況次第ではコパノリッキーより強い性能で。
この瞬間多くのユーザーはこう思ったはずだ。
「コパノリッキーと水着ホッコータルマエの二強で、あとはデバフさえ入れておけば終わるんじゃね?」

実際蓋を開けてみると、これが一番「勝てる」編成だったと思う。
それぐらいにコパノリッキーと水着ホッコータルマエが強く、この二人を選出できる人間が勝利をもぎ取っていく事が多かった。
私はそんな財力はないので諦めてコパノリッキーと通常ホッコータルマエとデバフ要員にした。割と勝てた。
思ったより通常ホッコータルマエが強かったのは先行が厚めの環境のせいだったと思うが、水着ホッコータルマエと同等の勝負が出来たのは嬉しい。
ただ環境が変わらないと、次もあんまり変わらないメンバーになることが予想されるのでエスポワールシチー達の早期参戦に期待したい。特に船橋レース場条件の時までにフリオーソ実装は期待したい。船橋に愛がある奴が愛を発揮できないのはおかしいだろ!
あとはトランセンドも……。スマートファルコンの相棒枠として期待していた部分はあるけれど、固有スキルの二位以上条件が緩和されないと厳しいものがある。逃げが強い状況だと全員が逃げを出してくる状況はあり得るし、逃げは二人以上で競り合わせることが強い関係上、二位以上条件は無理がある。皆逃げを出すと6人逃げとかある状況で二位以上キープは厳しすぎる。せめて三位以上になるか、新規追加の進化スキルで何とか!
そんな感じの反省会でした。これで多分1800文字ぐらいか。

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。