『アイカツプラネット!ミラーイン☆ラボ』のバラエティ番組としての面白さ

10月に入ってからの毎週末はWEB番組『アイカツプラネット!ミラーイン☆ラボ』を見る。そういう生活を続けて一ヶ月半が過ぎました。
この『アイカツプラネット!ミラーイン☆ラボ』は、youtubeで配信されている『アイカツプラネット!』の公式番組で、STARRY PLANET☆のメンバー達がアイカツに励む姿をアイドルバラエティ番組に落とし込んだWEB番組なんですが、何となく毎週見れてしまう面白さがあるので、その辺りの「何となく見れてしまう」面白さについてメモしておきます。

素の部分が面白い

『アイカツプラネット!』の開始直前番組は「番組の宣伝」という性質上、作品のイントロダクションになる部分が多く、「役者一人一人がどういう人間か」という部分は最小限に留められていたかと思います。
ライブとか握手会などリアルイベントなどがあれば、「演じている人達はこういう人達なんだ」ということがもうちょっと分かったと思うんですが、「こういう子なんだね」という「役者の素の部分の面白さ」みたいなところは届いてなかったと思うんですよね。各人のInstagramのライブ配信などを見るような積極的なユーザーは別ですが。
『ミラーインラボ』は『アイカツプラネット!』が一旦完結した後に制作されている番組なので、「こういう子なんだ」を思う存分楽しむことができる。
例えば伊達花彩さんが「予測不可能な方向に話を飛ばすタイプ」とか、エイミーさんは「ふわふわしてるけど芯の部分は結構しっかりしてる」とか、小椋梨央さんが「作中とは全然違って、あの中ではむしろツッコミ役兼サブ進行役」とか。
こういうのって多分『ミラーインラボ』がなかったら知ることがなかなか難しかったものなので、楽しく見させていただいております。
今のところ、キャラと役者が一致してるのが瑞季とキューピットだけだ……。

タイムマシーン3号が凄い

また番組進行役を担当するタイムマシーン3号が良い味を出していますね。
「今回の司会は3時のヒロインじゃなくてタイムマシーン3号」と聞いた時は「どうなるかなぁ」と少し不安に感じる部分もあったのですが、予想以上にうまく噛み合っていると思います。

何が良いかって「役者の面白さを引き出すサポート役」に徹している点。
前述したように、STARRY PLANET☆は思考も言動も予測不可能な子が多く、ツッコミが出来る人間が小椋梨央さんしかいないんですけど、タイムマシーン3号は二人ともツッコミを入れて軌道修正したり、「それってこういう話なのかな?」とさり気なくまとめてくれたり、実際に体を張ってボケてくれたりお手本になったりと「サポート役」が本当に上手い。
それでいて番組進行も脱線していない。
予測不可能な言動や、役者同士のやりとりを眺めつつ、時には弄って番組を盛り上げ、本筋に引き戻す。
この辺が現れていたのが第9回でしたね。

この回はツッコミが出来る人間が一人もいないのでタイムマシーン3号が上手に立ち回ることで、しっかりと面白くなっている回でした。
こういう役者を巧みにリードしていく進行役がいると楽しいし、何となく安心できるので次もまた見たくなるんですよね。

開始直前番組で司会をやっていた3時のヒロインの「全力で乗っかっていく暴走列車」みたいなスタイルも嫌いじゃないんですが、個人的な感想としてはこちらの方が好みですし、ロケもある番組としては収まりがいいかなという気はします。

最後に

最初は番組内で展開されるショートアニメ『Bloomy*Cafe』を目当てに見ていたんですが、番組自体がしっかり面白かったのは嬉しい誤算でしたね。
『Bloomy*Cafe』自体も本編完結後の後日談かつ番組内番組ということで、一つ一つは短いんですが、本編では絡みがなかったキャラクターのやりとりも見れますし、新作のライブもあったりと内容的には満足度が高いので言うことはなし!ですね。

いい番組なので末永く続いていってほしいんですが、タイムマシーン3号も割と忙しい芸人ですし、どうなるのかなぁ。とりあえず最後まで見届けたいと思います。



プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。