見出し画像

『アイカツオンパレード!』の終わりと、終了施策について

『アイカツオンパレード!』の稼働終了まであと一ヶ月となりました。
今の筐体は『アイカツスターズ!』からの続投なので、稼働期間は大体四年半ぐらいですね。三年ぐらいが平均となる筐体の寿命としては「長生き」と言っていい数字でしょう。お疲れさまでした。
12月からは『アイカツプラネット!』の稼働開始となりますが、その前に『アイカツオンパレード!』について簡単にですが終了施策についてまとめておきたいと思います。

引き継ぎはなし

最初に引き継ぎですね。
2020年12月より稼働開始となる『アイカツプラネット!』ですが、「『アイカツオンパレード!』からの直接の引き継ぎは行えない」「アイカツ!カードも使えなくなる」という告知がすでに発表されております。


先行テストに参加した方の情報では「スイングにはQRコードを採用している」とのことでしたが、『アイカツプラネット!』は従来のアイカツ!とはまた方向性の違うゲームシステムになることや「3つのスイングを差し込むことでゲームに反映させる」というスイングありきのゲームシステムであることを考えると、データの引き継ぎやアイカツ!カードとの互換性を思い切って無しにするというのは選択としては「ありかな」と思います。
「オンデマンド印刷機能のおかげでこれまで制作してきたアイカツ!カードが自分の足跡になる」というのは設計された通りの機能なわけで、そういう意味では稼働終了まではドリームストーリー第三弾のコンセプト通り「思い出づくり」として見ていくと良いのではないでしょうか?

欲を言うならオフィシャルショップでぐらい『アイカツオンパレード!』がプレイできる環境は残していただきたいところですが、あの筐体も『最響!カミズモード』になってるので難しいでしょうね……。


追記:
アイカツ!オフィシャルショップや各種イベントでは遊べるようですね。
アイカツオンパレード!は終わらない!

メモリアルムービーの制作

代わりにというわけではないですが、『アイカツオンパレード!』はこれまでプレイしてきたことをねぎらう企画を幾つか展開していますね。
その一つが「メモリアルムービーの制作」で、公式サイトのマイページから応募することで、自分のこれまでプレイしてきた内容をまとめた動画を制作してくれるようです。
アイカツ!カードが手元に残る「私の足跡」なら、メモリアルムービーはその名の通り「私の思い出」。
『アイカツプラネット!』へとプレイヤー一人一人の分身を引き継ぐことは出来なくても、プレイヤーの手元に「マイキャラ」という分身が確かにいたことと、そしてその「マイキャラ」とともにこれまでアイカツ!をやり続けてきたことを残そうとしてくれていることは評価に値することかなと思います。

またこちらと並行して「マイキャラアクリルスタンド」の受注生産も行われております。
こちらはマイページから自分のマイキャラとプレミアムバンダイを紐付ける必要がありますが、これによって「マイキャラ」という存在が自分の手元に残り続けるわけですね。

エンジェリーベアのスイングをプレゼント

以上は『アイカツオンパレード!』の方で得られるものでしたが、『アイカツプラネット!』の方で上げるとやはりスイングの配布でしょうか。
『アイカツオンパレード!』を9月10日から10月31日までの間に合計5回以上プレイすることで応募が可能になるのですが、このスイングは『アイカツ!』で星宮いちごのプレミアムレアドレス「ブレスオーロラコーデ」が使用できるスイングとなっていて、シリーズファンとしては嬉しいグッズですね。
ドレシアにはエンジェリーシュガーのマスコットである「エンジェリーベア」をチョイスしているのですが、初代主人公から最新作の主人公へとバトンタッチするアイテムとしてはいいところなんじゃないでしょうか。
何よりうれしいのはこれが「応募した人全員に送られるものである」ということ。
今回のためだけにわざわざ制作することも、それを送ることもはっきり言ってお金も手間もかかるわけですが、それでも「やる」というところに「応援してくれた人達への思い」が現れていると思うんですよね。

最後に

どんなゲームにだって終わりは必ずやってきます。
今どれだけ成功していてもゲームそのものが古くなってしまったり、様々な要因でこれ以上手が入れられなくなったり、筐体そのものが壊れてしまったりと「これ以上続けるのは無理」となってしまうのは避けられない。どんなゲームにだって終わりは必ずやってくるのです。
ただ、終わるからといって何もしないのは「今までプレイしてくれた人達」に対して冷たいのでは、とも思うのです。
「終わるもの」に余計な手間やお金をかけたくないこと自体は間違っていないのですが、それでも何か出来ることがあるんじゃないかとも思うわけです。
ともあれ『アイカツオンパレード!』はお金も手間もかかった幕引きとなるわけですが、「そこまでしていいよ」と思われているからこそ実現したことなので、感謝しかないですね。ありがとうございます。
そんな善意のゴールに報いるためにも、『アイカツプラネット!』をまずはプレイするところから始めていきたいですね。

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。