「これで終わりなのかもしれない」という不安感と向き合いながら、ライブを見た話

昨年末開催された『プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2022』を現地鑑賞している時も。
先日開催された『アイカツ!ミュージックフェスタ FINAL』を配信で見ている時も。
目の前で行われていることを楽しみながら、脳の片隅にはこんな思いがありました。

「これで本当に終わってしまうんだろうか」

プリティーシリーズはライブが開催された時点では10年にわたって放送されてきたTVシリーズが一旦休止に突入していて、アーケードゲーム『ワッチャプリマジ!スタジオ』を中心とする展開に切り替えたばかり。
アイカツ!シリーズはアーケードゲーム『アイカツプラネット!』が稼働終了まで残り一ヶ月半を切っていて、10周年を締めくくる作品として制作した『アイカツ!10th 未来へのSTARWAY』を「大人になった人達」への物語として発表したばかりでのライブ開催でした。
そんな状況下でのライブ公演は、どうしても「このライブで終わりだと言われても納得はする。納得はするけどファンとしては寂しい」という気持ちを抱いてしまう。
私は「10年」と言う年月をシリーズと共に歩んできたファンなんですよ。
もう生活の一部となっていて、身体から切り離すことが出来ない。
アイカツ!シリーズやプリティーシリーズと出会う前の生活が全く思い出せないぐらいに日々と一体化していて、「○○が展開されていた頃」で思い出せるぐらいになってしまっている人間なので、「終わり」の影がチラつく状況だと「これで本当に終わってしまうんだろうか」という不安感が頭から離れなかった。楽しいライブだからこそ、「これがもう二度と味わえない日が来るのかもしれない」という事が純粋に怖かったのです。
「START DASH SENSATION」の最初の一音を聞いて、大空あかりのこれまでを思い出して膝から崩れ落ちたり、紫京院ひびき様のライブに黄色い声を上げたり、藤城リエを見て「毎回バチバチに仕上がってるの、何……?」と思ったり、滅茶苦茶忙しいのにファイルーズあいを目当てにライブに行って「来てよかった」と思ったり……。
色々思い出があるんですよ!あるだけに!終わるのは!つらい!
まあ『プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2022』も『アイカツ!ミュージックフェスタ FINAL』も、どちらも「これは……終わらないな!」と確信出来るものだったので救われたんですが。
本当に終わる時はファンは分かるんですよ……。
顔は笑顔で、言葉は「終わらない」と言っていても。違う雰囲気を察して「あっ……」と思ってしまうんですよ。
どっちもそういう雰囲気はなかったので、まあそういう予定は(少なくともステージに立つキャストに降りてくるぐらい具体的なものは)ないんだろうなと思いました。
そういう不安感を吹き飛ばすライブは大事なので、アイカツ!もプリティーシリーズもちゃんとライブBDを出してくださいね!
アイカツ!は今までやったライブイベントで、映像が残ってるものだけでいいからちゃんと円盤にしてください!!!

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。