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『アイカツプラネット!』の発表でワクワクが止まらない

8月10日に配信された「BANDAI × BN Pictures Festival」にてアイカツ!シリーズ最新作となる『アイカツプラネット!』が来年1月より展開開始されることが発表されました。
この『アイカツプラネット!』はアイカツ!史上初の「アニメと実写ドラマの複合作品」となるようで、「今までとは違う方向性」を打ち出したことから発表直後から各所で色々と話題になっておりますが、個人的には期待でワクワクしています。
だって発表直後からこんなに「何が起きるのだろう」「何が出来るのだろう」と想像力をくすぐり、期待で胸が躍る企画って久しぶりですもの!

アイカツ!シリーズに関わり続けている木村隆一氏が総監督を担当したり、アニメパートのキャラクターデザインを、『アイカツスターズ!』で同役職を担当した宮谷里沙氏が手掛けることが発表されていたりと、シリーズファンとして面白い要素もあって、展開開始を今か今かと待っているんですが、なぜこんなにも楽しみにしているかというと、現在出ている情報から見ても熱い要素が盛り込まれているからなんですよ。

実写(=日常)とアニメ(=芸能界)を行き来するからこそのメリハリ

前述したように、今回の『アイカツプラネット!』はアニメと実写ドラマの複合作品となるわけですが、もう少し正確に言うと「作品を構成する要素の一部を、今作では実写ドラマで行う」みたいですね。

具体的には今作での芸能界に該当する「アイカツプラネット!」の世界をアニメが担当して、それ以外の部分(具体的には現実世界パート)を実写ドラマが担当するようなのですが、この役割分担によって「アイドル活動」と「プライベート」のon/offがはっきりと現れるので、今作のテーマである「なりたい自分になれる」というのが強く実感出来ると思うんですよ。
プライベート(実写ドラマ)ではお嬢様な「梅小路響子」が、アイドル(アニメ)ではパンクロックアイドルの「ビート」になるのは、そうした「なりたい自分への変身」なわけじゃないですか。
そこのon/offの表現と強調を行う際にアニメと実写ドラマを使い分ける手法を取るのは「あり」だと思うのです。
両方の違いが顕著になればなるほど、「なりたい自分への変身」という要素は際立つわけで、アプローチの方法としては間違っていないし、この際立たせ方はアニメと実写ドラマの両輪で動かしていく『アイカツプラネット!』だからこそ出来ることでしょう。
少なくとも私はそういう「この企画だから出来ること」を、第一報の時点で感じさせている点を高く評価しますね。

より内面を輝かせる物語へ

また『アイカツプラネット!』は、これまで以上にキャラクターの内面や本質的な部分に踏み込んだ成長物語になりそうなのも私がワクワクする理由の一つです。

『アイカツプラネット!』では、少なくとも現時点で発表されている内容を見る限り現実世界とアイドル時とでは名前も外見も異なります。
アイカツプラネットの中での姿は「アバター」であり、主人公の「音羽舞桜」も「ハナ」というアバターでアイドル活動をしているわけですが、現実世界とは異なる「別人」になるからこそ、現実世界と唯一同じ「中身」が重要だと思うんですよ。外見はいくらでも取り繕える世界だからこそ、取り繕えないところにこそ真価が現れると。
主人公の音羽舞桜などはその典型例的な物語を背負わされているみたいなので特に期待していまして、彼女のアバターは「突然失踪したトップアイドルのもの」なので、外見に対して中身が伴っていないんですね。
そこをどうやって埋めてくるのかも気になりますし、仮に埋め終わったとしてもその「ハナ」って「音羽舞桜が変身していたから生まれたハナ」なので、元々の「ハナ」とは別なんですね。
外見は同じだからこそ「このハナは好きだけど、このハナは好きじゃない」が生まれるとしたら、それはもう中身の違いでしかない。この中身の違いこそが音羽舞桜の魅力になるわけで、その魅力を長い時間をかけて描き切ることが出来たとしたら、滅茶苦茶面白いことになるんじゃないかなと思っています。

最後に

シリーズの集大成と言っていい『アイカツオンパレード!』が完結してからというもの、「次のシリーズは過去作に縛られないもの、今までにないものになってほしい」と言い続けてきたわけですが、発表された『アイカツプラネット!』が本当に「過去作に縛られず、そして今までにないもの」であったことを嬉しく思います。
あまりにも「今までにないもの」すぎてちょっと面を食らったところはありますが、ここまで攻めた企画が出てきてくれたことの嬉しさの方が勝っていて、ワクワク感に包まれながら日々を過ごしています。ありがたい限りですよ!

来年1月からのアニメ放送が楽しみです。
あと筐体もですね。あんなにガラリと変わった筐体が出てくるとは思いませんでしたからね。早く触りたい……。スイングも素晴らしいですよ。

ところで実写パートの担当が『牙狼』の東北新社なんですが。
アクションに期待しても良いやつですか、これは。

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。