『アイカツオンパレード!』で生きる気力が湧いた一人として、バンナムフェス2ndで絶対に見たい人がいる

5月14日・15日に「バンダイナムコエンターテイメントフェスティバル2nd」が開催される。
個のイベントは2019年に「バンダイナムコエンターテインメントの所有するIPの垣根を超えたエンターテイメントライブ」として企画・開催されたイベントの第二弾で、今回は『アイドルマスター』『ラブライブ!』『電音部』『ガンダム』『テイルズ』辺りを中心の内容となるようです。
私も見る予定でスケジュールを必死に調整してきたのですが、ここまでしてきたのはひとえに「オールアイカツ!」名義で出演する声優・逢来りんを見るため。
『アイカツ!』も『アイカツスターズ!』も『アイカツフレンズ!』も『アイカツオンパレード!』も、最新作となる『アイカツプラネット!』も好きなのですが、今回に限っては逢来りん、そして彼女が『アイカツオンパレード!』で演じた姫石らきを一番見たかった。
なぜかというと、この二人と『アイカツオンパレード!』がなかったら、私はいなかったと強く思っているから。
『アイカツオンパレード!』が放送されていたのは今から三年ぐらい前となる2019年10月頃。第一回バンナムフェスも大体この辺でしたね。
当時の私はプライベートが結構ゴタゴタしていて、精神的にも余裕がなくて常に崖っぷちで、かといって家族にも頼れない……という絶体絶命の状態でした。今振り返っても「ふとした弾みで死んでしまうかもしれない」と思えるぐらいの状態で、娯楽として見ることが出来ていたのは、もはや生活習慣と化していたニチアサと『キラッとプリ☆チャン』、そして『アイカツオンパレード!』ぐらいでした。
その中でも『アイカツオンパレード!』は、「歴代作品のクロスオーバー」「本編完結後のアフターエピソードを、新人アイドル・姫石らきの成長物語でつなぐ」ということから大変元気をもらいました。
見ていると私が『アイカツ!』や『アイカツスターズ!』や『アイカツフレンズ!』を楽しんでみていた頃、もっと言えば楽しくて幸せだった頃の気持ちがもう一度蘇ってくる。そして色んな人や物事に果敢に挑み、たまに失敗して、それでも自分の夢を実現するために頑張り、アイドルとして成長していく姫石らきの背中に勇気をもらいました。
『アイカツオンパレード!』の最終回はもう個人的には完璧だったし、精神的にもどん底にいた自分には刺さりました。
世界の融合が解除されて元の『アイカツ!』『アイカツスターズ!』『アイカツフレンズ!』の世界に戻ってしまう。それでも私達がアイドル活動に励んでいた事は変わらないし、これからもそのアイドル活動は続いていく。5日再会出来たときのために。今日もアイカツ!だ!……という結末は、「どこかでまた「姫石らき役の逢来りん」に会う時のために生きるしかないなー」という考え方に切り替わってしまうほど私にとっては救いのような終わり方でした。
その「姫石らき役の逢来りん」を再び見る機会が今回の「バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル2nd」なんです。しかも今回は配信もある。私はもう見るしか無いんです。この機会のために生きてきたんだから。
本当はアイカツ!シリーズの単独イベントで見たかったし、ファンレターとかに「貴方のおかげで生きてこれました」とかしたためるべきなんでしょうけど、『アイカツオンパレード!』の後に開催が予定されていたライブツアーは中止になりましたし、ファンレターに書く内容としては重いので、どうせなら……ということでここに書き残しておきます。

『アイカツオンパレード!』完結後から今回のバンナムフェスまでの期間に逢来りんは声優アワード新人賞を受賞しましたし、『アイカツフレンズ!』で主役だった松永あかねはレミ・シャイエ監督の『カラミティ』の吹替版に参加してますし、『アイカツスターズ!』で虹野ゆめの歌唱担当だった堀越せなは『電音部』でも活躍されていたりと嬉しいことは多かったですし、映画公開を夏に控えた『アイカツプラネット!』からは『アイカツ!』をプレイしに行ったらアイドルにスカウトされてアイドルになり、巡りまわって『アイカツプラネット!』で主役を努めることになった」という経歴を持つ伊達花彩とか、初ライブパフォーマンスが今回のグループ最年少で今年高校生になったばかりのエイミーとか、面白いアイドルはいっぱいいるので楽しんで見ていただけたら、とアイカツ!好きの一人として思う次第です。

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。