面白かったリモートイベント ~平沢進&プリ☆チャンキャラクターショー

リモートでのイベントで面白いものを二本ほど見たので感想をメモしておきます。

平沢進+会人「会然 TREK 2K20▼04 GHOST VENUE」

「平沢進がNHKホールでチェーンソーを振り回している」と聞き、「アイカツスターズ!だ。見なきゃ」と思って3300円を叩きつける方法で視聴しました。
開幕から「テスラコイルにも音階があることを知らされる」というヘビーなパンチから始まったのも衝撃でしたが、レーザーハープは音楽が視覚化されているようで面白かったですし、ステージを横断するバカデカイレーザーハープの登場はテンションが上りました。
びよんびよんと跳ねるのも楽しく、ずっと見ていられるぐらい視覚も聴覚も楽しませてもらったんですが、最後の最後を飾ったチェーンソーのパフォーマンスも圧巻でした。
チェーンソーの一定周期で刻まれる駆動音と、ステージ上のテントを切り裂いていく音の音楽とのマッチ具合も良かったですし、それを理性で用いている平沢進氏の無駄の無さが本当に面白かった。
また最後のバーチャル観客のところはシビれましたね。
今回のライブはリモートライブなので観客を一人も入れていないわけですが、そういうことをちょこちょこと見せているからこそ映像として合成された観客たちの姿に「在りし日の光景」を見ることが出来る。
「この幻影がいつか実像として戻る日を」という祈りのような願いを感じられて、シビれました。

概要に記した言葉がそういう意味だと気づいた瞬間の驚き。
ちょっと得難いライブ経験でしたね。

2019年 FUJI ROCK FESTIVAL出演で幕開けた
平沢進+会人(EJIN) 「会然TREK」 ツアーの到着地点。
そこは人間が消えたGHOST TOKYO。
空っぽのGHOST VENUEだった。
まるで海に投じたメッセージボトルのように漂流する現場からの映像。
それはSOSなのか、召喚の合図なのか。
その渾身のメッセージは貴方に受信されるのを待っている。

『キラッとプリ☆チャン』オンラインキャラクターショー

28日の11時と14時に配信された『キラッとプリ☆チャン』オンラインキャラクターショーも見てました。
「キャラクターショー」なので声優などの登場もなく、きぐるみのミラクルキラッツの三人に進行役のめが姉ぇが登場して色々やる配信だったのですが、興味深く拝見させていただきました。
最初に感想を述べておくと「面白かった」です。
「視聴者も一緒に何かを作ろう」と呼びかけられるのは家で視聴していることを前提にしているからですし、ダンスをレクチャーパートするパートもあって見ごたえがあるし、きぐるみのミラクルキラッツも凄くミラクルキラッツっぽい仕草になっていてかわいかった。
「オンライン」の「キャラクターショー」として満足度がとても高かったんですが、特に面白かったのは「『キラッとプリ☆チャン』の作中番組っぽい」というところでしょうか。

『キラッとプリチャン』という作品が「youtuber」を意識している作品なので、作中でもほぼ毎回に近いぐらい自分達の番組を配信しているのですが、今回のオンラインキャラクターショーってその「作中でミラクルキラッツが配信しているもの」にテンポも内容も近くて。
特にてるてる坊主をシルクちゃんの顔にしてしまうりんかちゃんとか「凄くやりそう」なんですよね。りんかちゃんといえばシルクちゃんですし、「まあやるよね」と思うというか。アクシデントに入りますが、てるてる坊主製作中にペンを落とす萌黄えもなんかも凄く「ありそう」で、実在性が凄い。
最後をライブで締める構成も、「配信でいいね!が溜まったらライブが出来る」という作中番組っぽさがあって凄かった。
こういうものを見ると『キラッとプリチャン』という作品の持つ能力や可能性を感じてしまいますね。

まあ、さすがに3万円する10個限定のアクセサリを販売するのは「作中番組っぽくはない」んですけどね!桃山みらいのアクセサリだけが速攻で完売してたのはプリチャンらしかったですが!

次回以降は開催日程こそ未定ですが開催予定はあるそうなので、また見るかもしれません。

最後に

なおこれは「ASOBINOTES ONLINE FES」を見ながら書いているのですが、四種類あるフロアのどれも面白くて困りましたね。
このオンラインフェスを100%楽しむには人間の技術力は低すぎて、四フロア同時に楽しむことが出来ないんですよ。4つ以上の脳を並列で繋げばもっと楽しめるのに!



プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。