『アイカツプラネット!』の音楽と、「レディ・レディ・レディ」の熱さ
『アイカツプラネット!』も放送開始から三ヶ月が経ちました。
舞桜がハナの今の正体が自分であることを公表したの束の間、先代ハナであった陽明咲が舞桜と一緒にアイカツ!をするために帰国するなど、物語は大きな盛り上がりを見せていますが、物語とは別に「熱い」と私が感じているのは音楽です。
『アイカツプラネット!』は音楽も熱い!そして面白いんですよ!
これまでの『アイカツ!』の楽曲達
そもそもアイカツ!シリーズの楽曲は、面白い楽曲ばかりでした。
『アイカツ!』の初代OPである「Signalize!」なんて、最初に見た時は「OPでこのメロディ!?」と思いましたし、『アイカツスターズ!』の「STARDOM!」はサビ直前の「タンタンタタタン」の音が頂上が見えてきて、我慢できずに駆け上がっていくかのようなドラマ性があって、大好きなんですよね。
『アイカツフレンズ!』だと「おけまる」が衝撃的でしたね。
アイドルソングって「発表当時の最新」を切り取っていた方が面白いと思っていて、そういうところがアイドルのキラキラ感を際立たせると思っているんですが、「おけまる」って「りょ」とか「マ?マ?」とかみたいに「その時に使われていた言葉」が盛り込まれている上、それらでリズムを刻んでくる。私にとっては「聞いているだけで楽しくなる楽曲」だったんですよね。
『アイカツオンパレード!』では物語が進むごとに好きになっていく「君のEntrance」、作品の垣根を超えた「Future Jewel」、作曲家・広川恵一の傑作の一つだと思っている「トワイライトエトランゼ」辺りが大好きでした。
少し年齢層が上がった『アイカツプラネット!』
『アイカツプラネット!』は、これまでのアイカツ!の楽曲と比べると年齢層が少し上がったような印象を受けます。
これについては「アニメと実写の融合」という要素や、主人公達の年齢層が高校生になっていること、グッズ展開の方向性から考えると「作品のメインターゲットがそもそも従来の作品よりも少し上に設定されており、それに合わせる形で楽曲も変わっている」ということかなと思うのですが、何にしても『アイカツプラネット!』は『アイカツプラネット!』で「この作品はこの方向でやっていきます」」が音楽でしっかりと表現されていて面白いですね。
また今作では実写でMVが制作されている点も重要なところかと。
これはEDの「キラリ☆パーティ♪タイム」ですが、『アイカツプラネット!』の方向性としては「アイドルソング」的な売り方もしていきたい感じが伺えますね。
「レディ・レディ・レディ」が熱い
ここからが本題なのですが。
先日発売されたシングル「Sweet Daytime」に収録された「レディ・レディ・レディ」が熱いんですよ。「こういう楽曲がまさか出てくるとは思わなかったッ!」という意味で。
全体を通して昭和アイドルソングチックな作りなのですが、その中に現代アイドルの味わいもしっかりとあって。懐かしさを新しさが引き締めるような楽曲に「最高」の二文字しか出てこないですよ!
こうした楽曲が生まれた背景には「昭和の文化」が今の子供達には「現代にはない浪漫を宿したもの」になっているというのがあると思うんですが、まさか昭和アイドルソングの良さを継承した現代アイドルソングの登場を『アイカツプラネット!』で目の当たりにすることになるとは。
始まった当初は全く思ってなかっただけに嬉しかった!
結びに
アイカツ!シリーズの音楽は本気具合が凄いので、毎作興味深く聞かせていただいているのですが、『アイカツプラネット!』でもその本気具合が継承されているようでとても面白いですね。
本日第三弾の稼働が開始され、新曲も発表されてますが、こちらも楽しみです。
ところでライブとかまだやらないんでしょうか。
無観客でもいいのでやってほしいんですが。
プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。