みずのーとvol.3『脱出ゲーム 縛られたおっさんの製作話』
レモン一つに含まれているビタミンCはすべて私のものです。水菜です。
先日、私の製作した脱出ゲーム 縛られたおっさんが総プレイ数10000を突破しましたありがとうございます。
すごいYouTuberとかのクリエイターが言うようなことを言っていますね。このような発言ができる人生に感謝しなきゃいけません。
なので今回はこの脱出ゲーム 縛られたおっさんに関するお話をしていきたいと思います。
※ここから先縛られたおっさんのネタバレが山ほどあるので、未プレイの方は是非やってからnoteをご覧ください
脱出ゲーム 縛られたおっさん https://dasshutsu.games/game/-M7BT1uf6Y7DQFqwPgqK
いいですか?
おーい
…
え?いる?みんな
じゃあ話進めていきます…😭
このゲームを作ることになったきっかけ
元々脱出ゲームは好きで、色々アプリとかでやったことありました。
また、私はたまに人狼ジャッジメントでネタ部屋を建てています。なのでふと、「脱出ゲーム部屋」というものを作ったら面白いんじゃないか???我天才では と思いました。
でも無理ですわ。さすがにログだけで今いる場所や周りの状況を全て伝えるのは限界がありました。このままでは脱出ゲームの面白さを伝えられません。
ここでボツにしようと思いましたが、ふと思ったんですよ。
「なんかメーカーとかで脱出ゲームつくれるの探せばあるんじゃね?」と。
脳内、あるわけないかハハッという感じでした。でもあったら面白そうだなって思ってダメ元でGoogleに入力してみました。
あ っ た。
おお…ある…という感じでした。本当ノリで作り方とか一切知りませんでしたが即アプリインストールしました。ここが全ての始まりです。
ストーリーについて 縛られたおっさんとは?
とりあえず脱出ゲームを作ってみよう!!ということは決まったのでまずはコンセプトを考えました。
そしてできたものが、「私の好きなように作ればええや」です。
真面目な脱出ゲームももちろん好きですが、ネタ要素も入れてみたいな〜と思いそのようにしました。
で、iPhoneのメモを開いて何を考えずに書いてたらふと頭の中に浮かんだワードが「縛られたおっさん」でした。
本当、ふと浮かんだワードがビビっと来たのでそれに決めたんですよ。なのでタイトルは一瞬で決まりました。
ここからストーリーを考えていきます。
まず、おっさんが縛られてるとして「なぜ縛られているのか?」ということから考えました。
おっさんが縛られた理由がわかった時、このゲームの真相がわかるという風にしたい!思い設定を考えました。ワクワクしてきますね。
今読んでらっしゃる方はプレイ済みなのでわかってると思いますが、結果あのようにしました。おっさんは実は殺人犯だったんですよ。
なんでそんな重くしたん?と思われるかもしれませんが、なんかこういうの好きなんですよ。途中までふざけててネタかよと思ってたらちょっと不穏な空気になって「え…??」となるの。
途中で写真が3枚出てくるじゃないですか。あれもストーリーを進めていく度に、このゲームには何かがある?と思わせたかったんです。
なので、おっさんはなぜ縛られてるのか?記憶を無くした主人公とおっさんの間には何があったのか?等考察しながらプレイしていただけたなら嬉しい限りです。
2つのエンドについて
そしてこのゲームにはエンディングが2つあります。なぜか?そういうの好きでやってみたかったからです。
エンドはA,Bの2種類作り、Aは一部不明点を残したままのクリア、Bは前述のおっさんや主人公の謎を全て回収したエンドにしました。
真相が判明するのはエンドBなのでこちらがTrueなのではないか?と思われているかもしれませんがあえてそのような書き方はしていません。
個人的に、このストーリーに関してどっちがTrue Endなのかはそれぞれの判断でよろしいなという結論に至りました。
まずエンドBから。こちらは全ての真相が判明するものですがまぁこうなりました。
主人公は妹の復讐を遂げることができ、自身の望みを叶えることができました。おそらく主人公にとってもその行動に後悔は無いでしょう。
しかしこのまま主人公も死んでしまいます。この判断は正しいのかどうか…?と考えられる、所謂メリーバッドエンドですね。
一方、エンドAでは記憶を失ったまま物語は終了します。
この先主人公の記憶は戻るのか?おっさんはどうなるのか?ということは明記していないのでご想像にお任せしますという形になりますね。
でも主人公は生きていく。
復讐を遂げて目標を達成し自分も死ぬことか、また悲しい記憶を思い出さないままでいること、どっちが幸せなのか?という難しい問題です。そこに答えはありません。
プレイした人の声を聞くと、やはりBの方が真相も判明するし主人公も復讐を成し遂げることができたのでTrueでは?という意見が多かったです。
まぁそこは各自の解釈で問題無いと思います。
主人公なら、縛られたおっさんなら、また、殺された妹としては、どちらのエンドが幸せなんでしょうかね。
ゲーム謎について
謎の壁がありそれが解けるかどうか!?というものを嫌いではないんです。
でも私としてはアイテムを組み合わたり置いてあるものの意図を読み取り考察するものが好きなのでそのように作りました。
例えば、引き出しの謎。
OAGPというアルファベットはそれだけ見ても分かりませんが、部屋のあちこちにあるフルーツと照らし合わせたらそれぞれを示していると推測できるようにしています。
また、フルーツをナイフで切らなきゃいけないというのは少し思いつきにくく難易度が高かったかもしれませんが、
そこでは、最初から手に入るのに一切使っていないアイテム:ナイフをもしかしたら使えるんではないか?と考えられるようにしました。
▲引き出しの謎。ナイフで悩む人多かった印象。
次に、ドライバーとハンマーについて説明、というか弁明したいです。
結論から言うとネタです。おふざけが出てしまいました。
脱出ゲームをやるとよくあるんですよ。ドライバーの下の部分だけ見つかり、後で上の部分を見つけて組み合わせるとようやく使えるようになる…と。
でも思うんですよね。別に下だけでもめちゃ頑張ればいけるのでは…?と
なのであのようにしました…。
本当このゲームが10000回プレイされるなんて全く思ってなかったのであんなの入れました。
真剣に上の部分探している人がいたら申し訳ない気持ちが溢れます。
でもでも、流石にノーヒントはアレだと思ったので、ドライバーの下の部分を持っておっさんに話すと下だけでも使えそう??というメッセージが出るようにはしましたよ(言い訳)
ハンマーについても同じです。普通ドアの鍵を探すんですけどハンマーでドアを壊すことができます。
これに関しても真剣に鍵を探してた人ごめんねって気持ちです。
これも一応、ドアをタップするとヒントとなるメッセージが表れるようにはしてたんでゆるして
▲ノーヒントではなかったんですよ実は
次に個人的に一番好きな謎について書きます。
エンドAへ向かう為の最後の謎であるドアです。
こちら、4×4マスのカラフルなブロックの平仮名がスマホのアプリの場所と関係しているという謎です。
最初の構想段階では、アプリのある場所に数字がデカデカと描いてあるものでした。
でもふと思いついて、通知の数字が答えになったら面白いんじゃないか??と思ったので急遽変更し一つ一つのアプリを描き込むことにしました。
▲カラフルなブロックと、スマホ画面。スマホの通知と文字を合わせると最後の答え「みくにありさ」となる。
描くのと、説明文入れる時間かなりかかったんですけど、個人的にこれはお気に入りです。
スマホが身近すぎて、結構通知の数字をスルーしてしまう人が多くいらっしゃいました。
でもこちらとしてはやった!って感じです。
一見分かりづらいけど最終的に意味がわかった時「そういうことか!」となることができるものを作れたと思ってるので、これはお気に入りです。
背景の壁紙は乗算や加算レイヤー使ったらそれっぽいのができたので満足しています。
最後に、一番質問を受けた日記の謎について描いていきます。
ここでは今までと少しだけ謎の傾向を変えてみました。所謂ボス戦です。ラスボス。
家族の写真の裏に書かれているものから答えを導き出す謎で、今まで使っていなかった子どもの写真裏がそれのヒントになってます。
なので、2枚の写真の裏面を見比べて考えて答えを導き出せるようにしました。
今までのと比べると少しだけ難易度高めで設定しました。実際ここでちょっと考えたって人も多くいました。
▲子どもの写真裏(上)と家族の写真裏(下)。空白イコール8。つまり8の場合には何もないということからデジタル数字の欠けてある部分と気付く問題。
個人的に面白かったのが、結構勘が鋭い人や謎解きのセンスのある人がいて、その方は家族の写真だけ見て答えわかってたんですよ。
そして、子どもの写真の裏は何だったの?となってたのが面白くて笑いました。
このボスを突破すれば見事クリアとなります。達成感のある問題にできたなら嬉しいです。
その他小ネタ等
おっさんは全てのアイテムに反応するようになってます。最初はそれを入れてなかったんですけど、おっさんがただの背景でしかなくなったので急遽加えました。
一部気づいてくれた方もいて嬉しい限りです。
また、これはほんの一部だけなんですけど私のフォロワーさんの名前もぽつぽつ入れてます。ぽつぽつ。
また、個人的にはエンドBの方が難易度高いかなと思ってましたが人によってはBはできたけどAがわからないという方も少なくなくて面白かったです。
また、ノリで始めたので一切作り方わからないままのスタートでした。
最初は、こんなのできるか!と思ったんですが、サンプル用の脱出ゲームの仕組みを覗いてみたらなんとなくわかるようになってきました。製作はそんな難しくなかったです。
最後に、製作に関連した画像を一部ここに載せておきます。
結局使わなかったものや変更したものもまあまああります。
▲使用した画像や使用しなかった画像たち
最後に、ゲームもプレイしていただきここまでビックリするぐらい長いnoteを閲覧してくださり本当にありがとうございます。そんな素敵な貴方と知り合えていることをとても感謝しております。
また良ければ、プレイの感想等私に教えてください喜びます。
脱出ゲームメーカー製作者様や、プレイしてくださった皆様、改めてありがとうございました。
アプリインストール数の内数十は私の実績なので私の家にAirPods proか松坂牛を送ってくださいよろしくお願いします。
まだ結構かかると思いますが次回作構想中ですわよ。