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ストレングス漂流記⑫:新しく生まれてきたもう一つのマインドセットと、それをつかんでいくまでの話。2年間、ストレングスファインダーと向き合って、自分が成長できたことを書く。


さてと、マインドセットを説明するための思春期の話は終わったので、現代に戻りましょう。

会社での、キャリア未形成で、業務を続けていくことへの不安と、利用されあうギスギスした人間関係の悩みがきっかけで、僕はストレングスファインダーを受けてたくさんのコーチングとセミナーを受講しました。

そうして、受講したたくさんのコーチさんと、セミナーで出会ったみなさんのおかげで、僕は、僕以外の気持ちと考え方に触れることができました。だけど回復志向が、これらを否定します。

コーチさんは、そう言っているけれど、自分にはそう思えない。ポジティブフィードバックをいただいても、本当か疑う。そもそも、お金を払っているから褒めてくれているのではないのか(ひどい!)。みんなは、僕のことをどこまで知っているの(もっとひどい!!!)。それでも、僕は、みんなの言葉が出てきて離れることができなかった。

論理的に話しかけてくれた人がいた。
体系立てて話しかけてくれた人がいた。
いっしょうけんめい話しかけてくれた人がいた。
応援して話しかけてくれた人がいた。
僕のことを親身になって話しかけてくれた人がいた。
誰のためでもない僕のために話しかけてくれた人がいた。

だから僕は、そんなみんなの気持ちと考え方をどうしたら、受け入れることができるのか考えだした。僕は、物事を理屈で考える。でも、回復志向が思いついたネガティブのための理屈は本当に正しいのか?こうして、分析思考で毎回チェックをするようになった。ただ、分析思考でチェックをしても、回復志向を抑えることはきびしかった。

そもそも、物事を理屈で考がえること自体がよくない。そのうちみずみは考えるのをやめた・・・

僕は、みんなが言ったことが正しいと、理屈を抜きにして言い聞かせました。みんなが言ったことは絶対にあると信じ言い聞かせ、資質を磨きマネジメントをしだしました。

つまりは、診断結果を見た当初に、「何の役に立つんだよー」と思っていた運命思考が、ここで大活躍することになったのです。大事にした縁を何か意味があると結びつける。このことから思ったんですけど、こうやってみなさんのお言葉で意識を変えていった僕は、やっぱり人間関係構築力系上位人間だったんですね。

そうして診断から約2年を経て、徐々に徐々に少しづつ、皆さんのおかげで僕は、新しいマインドセットを見つけました。いままでのマインドセットを手放し、新しいマインドセットをつかんだのです。もちろん、このマインドセットを生んでくれたのは、僕のことを大切に思ってくれたみなさんです。

そして、だからといって、以前のマインドセットがなくなったわけではありません。マインドセットは上書きされたのではなく、新しく別のマインドセットが生まれただけです。

だけど僕は、もう以前のマインドセットをつかむ気はないし。これからも、新しいマインドセットを手放しません。しっかりとにぎりしめて。


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