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✨注目✨これから投資家デビューする方達へ!

 昨今、将来の為に投資を始めてみようかな、と考える方達が増えてきたというふうに感じます。2022年4月から高校で金融教育が始まりました。自分にも高校生になる妹がいるのですが、難しいなー、、、と頭を抱えています😅


引用元:「毎日新聞」2022/1/26 記事

 実際に使っている教科書や授業の内容を聞いてみましたが、大切なことが抜けてるなと思いました。

それは実践による金融教育です。
お金の稼ぎ方や、増やし方、使い方、そして守り方を実践する教育が入っていませんでした。少し厳しい事を言うと、日本の教育は海外に比べてまだまだ遅れているなと感じてしまいました。

僕が21歳から資産運用を始めてみて特に感じたことは

「資産運用は投資家心理との戦い」

だと言う事です。そして、実践無くして投資家心理を学ぶことは不可能だと思います。
本日はこの投資家心理について体験談も踏まえて書いていこうと思います。


①投資家心理とは

 投資家心理とは、投資家がお金を市場に投じる際に影響を受ける感情や思考のパターンを指します。

 これには、投資家が市場の動向やニュースに対してどのように反応するか、リスクをどのように評価するか、他の投資家の行動をどのように解釈するかなどが含まれます。

いくつかの主要な投資家心理を紹介します。


②群集心理


 多くの投資家が他の投資家の行動を真似する傾向です。
 例えば、株価が急騰すると多くの投資家がその株を買い始め、逆に急落すると売りに出すことがあります。
 日常的な例を挙げると、新しいレストランがオープンし、多くの人々が行っているのを見て、自分もそのレストランに行くことを決める。他の人がしているから自分もするという心理が働いています。


③感情的バイアス


 投資家が感情に基づいて意思決定をする傾向です。
 例えば、恐怖や貪欲が投資判断に影響を与えることがあります。
 日常的な例を挙げると、セールの際に、実際には必要ない商品を「今買わないと損する」と感じて購入してしまう。これは恐怖や貪欲による感情的な反応です。


④過信


 自分の知識や判断能力を過大評価することです。これによって、リスクを過小評価してしまうことがあります。
 日常的な例を挙げると、試験勉強をあまりせずに、自分の知識に過信して試験に臨むが、実際には思ったほどの点数が取れない。といった状況です。


⑤後知恵バイアス


 出来事が起こった後に「それが起こることを最初から知っていた」と思い込む心理的な傾向を指します。
 例えば、2008年の住宅バブルが崩壊するなど当時は誰も予測していませんでした。しかし、崩壊後多くのアナリストが、崩壊は必然だと言い出したのです。
 日常的な例を挙げると、スポーツの試合結果を見て、「この結果は予測できていた」と言う人周りにいますよね。


⑥損失回避


 損失を避けようとする心理的傾向です。人は同じ金額の利益を得るよりも、損失を避けることに対して強く反応します。
 例えば、特定の企業の株を購入した後、その企業の株価が下落してしまい損失が出ている状況です。損失確定をしなければ実際に口座残高は減ることはないので、損失を認めず持ち続けます。結果、更に下落し想定以上の損失が発生してしまうのです。
 日常的な例を挙げると、長年使用している故障した家電製品を修理するか新しいものを買うかで迷い、修理費用が新しいものを買うよりも高くつく可能性があるにもかかわらず、古いものを修理することを選ぶ。これは、慣れ親しんだものを手放すことに対する心理的抵抗です。

これらの人間の心理は、投資家だけではなく日常生活でも頻繁に起きているので理解しておくことはとても重要だと思います。

ただ僕の経験上、分かっていてもやってしまうのです。投資家デビューをしてからは何度も何度も投資家心理による失敗をしてきました。原因はしっかりとした対策が出来ていなかったからです。下記に対策をまとめてみました。


⑦投資家心理の対策


・記録をつける
 記録を付けることで、客観的に自分の投資実績について分析する事ができます。⑤の後知恵バイアスの防止につながります。

・長期的視点を持つ
 長期的な目標を立てることで、短期的な価格変動に過度に反応することがなくなります。

・ルールベースの投資をする
 投資家心理を排除する方法として最も有効なのが予め決めたルールを持つことだと思います。ルールさえ守っていれば感情に左右されることなく取引ができます。

・リスク分散をする
 投資先を一つに絞るのではなく、種類や特徴の違う幾つかの投資先を持つことでリスクを分散させることができます。
例:株式40%/金10%/先物20%/預貯金30%

・他者の意見を聞く
 投資経験の豊富な方の意見を聞くことは重要です。しかしあくまで参考程度に留めておく事をお勧めします。投資は自己責任なので。

・自己教育をし続ける
 投資は一話完結ではありません。経済情勢は常に変化し続けます。世界情勢や大統領の発言、政府の決断、金融政策などがどのように企業に影響してくるのか、常に学習する事が大切です。

・メンタルトレーニングをする
 心に余裕が無い状況で投資をすることは危険です。明日を生きる為のお金を投じると必ずと言っていいほど感情に左右されます。それはギャンブル同然です。必ず余剰資金で行うことです。

・投資シュミレーションをする
 最近は無料で投資のシュミレーションが行えるアプリやサイトもあります。実際のお金を投じる前に、シュミレーションで投資家心理の要因を理解することも良いトレーニングです。僕は最初「株たす」と言うアプリで株式を買うシュミレーションから始めました。


⑧まとめ


 僕はもともとお金の使い方や管理が雑で、投資する際も投資家心理に影響を受けすぎて負けを経験しました。投資歴5年が経った今でも感情に左右されてしまう事が時々あります。

 投資は負けの経験も大切です。どんな有名な投資家も負けたことがない人は見たことがありません。だからこそ、若いうちから少額でもいいので投資の経験を積んでいる人は強いのだと思います。僕が若者に投資を進める理由の一つでもあります。

 今回の記事で僕自身も勉強になりました。今後も一流の投資家になる為に自己教育を続けていきます!ここまで記事を読んでくださりありがとうございました!

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