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株式の起源

 皆様は投資に対してどのようなイメージをお持ちですか?将来の為の貯蓄、お金持ちがやること、一攫千金のチャンス、ギャンブル、怪しいなどなど。バブル崩壊やねずみ講を経験した日本人からしたらあまりいいイメージではない方が多いのではないでしょうか。

 しかし歴史を振り返ることで、本来の投資の意味を知ることができます。僕もこの話を聞いて、少し投資のイメージが変わりました。ここで共有させていただきます!

①史上初の株式会社


 17世紀の初頭、ヨーロッパでは大航海時代が最盛期を迎えていました。新しい土地を発見し、貿易を拡大するための冒険は、多くの人々にとって夢と希望の象徴でした。しかし、これらの冒険には莫大な資金が必要であり、一人や一つの家族だけでは到底賄えないものでした。

 そこで登場したのが「株式」という画期的なアイデアでした。オランダ東インド会社は1602年に設立され、史上初の株式会社となりました。オランダ東インド会社は資金調達のために一般の市民から資金を募り、その代わりに「株式」を発行しました。この株式を持つことで、出資者は会社の利益の一部を受け取る権利を得ることができました。


オランダ東インド会社の旗



 当時、航海中に大量の物資を狙った海賊に襲われる事も度々起きていました。自分が投資した船が無事に帰ってこなかった場合、それは投資失敗を意味します。現代で言うと、投資した会社が倒産したイメージです。リターンの裏には必ずリスクがあるということです。



②初めての株式市場


 1602年、オランダ東インド会社はアムステルダム証券取引所を開設し、ここで株式の売買が行われるようになりました。市場は瞬く間に活気づき、多くの人々が株式の売買に熱中しました。この新しい金融商品は、リスクとリターンの概念を一般市民に広め、経済の活性化に大きく貢献しました。

アムステルダム証券取引所
引用元:wikimapia

③株式市場の進化


 時代は流れ、株式市場はさらに進化を遂げました。19世紀には、株式取引が広く普及し、多くの国で証券取引所が設立されました。20世紀に入ると、技術の進歩により、株式取引は電子化され、世界中のどこからでも取引ができるようになりました。そして、スマートフォンの普及により更に手軽に投資を始められる時代となったのです。

④まとめ


 今日、株式市場は世界経済の重要な一部となっています。企業の資金調達手段として、また個人の資産運用手段として、多くの人々に利用されています。株式は世界経済の土台になっているんですね!

 最近では日本でもようやく一般人の投資への悪いイメージが緩和されてきたように感じます。今回、歴史を振り返ることで投資って面白いな!と興味を持ってくださったら嬉しいです!

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