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短歌   花筏(はないかだ)


忘れらじ 愛された日は 遠くなり

水面に漂う 儚いひとひら

わすれらじ あいされたひは とおくなり
みなもにただよう はかないひとひら


最愛の想い人に愛された日々は
遠い過去になりゆく

それでも忘れられない女性は
ひとひらの花に化身する

あの月夜の下で漂っていた
ふたりのように

月に照らされながら 熱く 漂う ふたり




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