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短歌  私の主治医はマエストロ🎵



先生の 生き様越し方 高潔で

頭の雪さえ 尊く見ゆる

せんせいの いきざまこしかた こうけつで
かしらのゆきさえ たっとくみゆる

※ 頭の雪とは 白髪をあらわす 大和言葉です
(大和言葉は 美しいですね そして粋だと思います)



私は 主治医の先生を尊敬しております 心から

2017年12月 先生に初めて診察を受けました

それまでは 院長先生が主治医でしたが 漸く病状も体調も落ち着き

また仕事したいと思えるようになり 復職のサポートをして下さる

デイケアに通い始めました

通院のみの時は院長先生でしたが デイケアに通うと主治医の先生が

変わるとの旨を 院長先生から説明されました

「素晴らしい先生が今年の春に着任したんだよ 瑞さんにピッタリの先生だから」

   私にピッタリとは どういう意味なのかなぁ(心の声)

「主治医は僕から 新しい先生に変わるからね いいね?」

「はい わかりました 院長先生 今まで診て頂いてありがとうございました」

深く一礼して 診察室を出た

数日後 ディルームで 集団認知行動療法のグループワークに参加した

少人数 確か同じ時期に通い出したメンバーさん8人とのワークだ

そのプログラムでは 多くのことを学んだ

目的は 皆 再就職したい!と願う方々ばかりなので 年齢 経験など

関係なく 私はすぐに馴染めた

8:45〜18:00まで 復職に向けて 自分の改善点 強みなども話し合う

スタッフさんが私の席に来て「瑞さん 第一診察室の前に行って下さい」と

私はレポートを書いていたが伏せて立ち上がり ディルームを出て廊下を歩き

待合室に入った

第一診察室の前の椅子に腰掛け 待っていた

受け付けの女性が 「瑞さん 第一診察室にお入り下さい」と言った

「はい」と返事して立ち上がり 第一診察室の扉をノックした

中から「どうぞ お入り下さい」との お声 

「失礼します」と言って 扉を開けた

診察室に入り 「始めまして 瑞 茉莉 でございます 宜しくお願い致します」

と ご挨拶をして 深く一礼した

初対面の先生は スッと椅子から立ち上がり「月丘です どうぞ宜しく」と仰り

名刺を下さった

(えー?頂いていいのかしら? doctorから名刺を頂くの初めてなのでビックリ!)

両手で受け取り「ありがとうございます」と申し上げた

名刺には 月丘 昴(つきおか すばる)と記されていた

( 地上の星ならぬ  既に上空で輝いている お名前だわと思った)

月丘先生は 初めてお会いしたのに 何故か懐かしい感じがあった

理由はわからない ただ私が一方的に懐かしさを覚えたのだ

お髪(おぐし)は 頭の雪が美しい(上記にも記しましたが白髪の大和言葉です)

先生は優しい声で 聞いて下さる

慈愛に満ちた 眼差し ゆっくりお話しを聞いて下さる

初めましてなのに ナント30分近く お話しを聞いて下さった

(惻隠の情とは こういう先生の事を いうんだわ!)

私は嬉しくなった  そう ここは 心療内科 精神科 なのに

院長先生 ありがとうございます 素晴らしい先生にバトンタッチして下さって

ディルームに戻ると お隣に座っている 仲良しの文学青年の黒木さんが

「瑞さん 長かったですね もうビブリオバトルの時間なのに。。。 

 僕 ずっと待っていたんです」と 


こちらもまた 仲良くして頂いている女性メンバーさんが

「月丘先生の経歴 そこのラックのファイルにありますよ」と教えてくれた

「ありがとうございます ビブリオバトル終わったら 読みますね」

黒木さん主催の ビブリオバトルは 読書好きのメンバーが集い

自分が読んで感銘した本を 語彙力で説明し 勝者を決める知的バトルゲーム

私は読書が大好きなので 毎週ビブリオバトルに 参加していた

時々 優勝  皆 拍手してくれる  社会人として人として暗黙のルールだ

そして 月丘先生のhistoryを 拝読させていただく

ここに詳しく書く事は出来ないが 涙が溢れ落ち続ける 感動して

こんなにも高潔な先生

何がきっかけはなんだったのだろう 医師を目指し 外国での活動

国籍 国境 を超えて 医療が不足している国々での長きに渡る医療活動

先生お一人で赴任されたら 普段は看護師さんがする仕事も 黙々とされていたのかな

不平不満も一切言わずに

また涙がこぼれ落ちる  胸が熱くなる

お隣の 黒木さんが心配そうに私の泣き顔を見て 黒木さんも泣き顔に

クリニックの備品の ボックスティッシュを 私の前にそっとおいてくれる

涙を拭いて「ありがとう 黒木さん」と言ったら

「誰かに 意地悪されたんですか?」と 心配そうに私の顔を覗き込む

「月丘先生の 履歴書のようなものを読んで感動して 涙が止まらないの」と言った

黒木さんは いつも私に特別 優しくしてくれた

卓球も時 座る椅子をわざわざ運んできてくれたり いろいろと

月丘先生には 今もお世話になっている

飛び込み受診にも対応して下さる

絶望地獄にいた私が こうして文章を投稿できるまで回復したのは

月丘先生がいつも 光を灯し続けて下さったから

どんな質問にも こたえて下さるから

知性のかたまり 惻隠の情に溢れる先生だから

人と環境は とても大事

せんせーい 私 生きてるよ 時々ないちゃうよ 何があっても生き抜くから


※ 韋弦の佩を帯びる


本日も最後までお読みいただき ありがとうございます

フォローして下さる方 スキして下さる方

ありがとうございます 嬉しいです 励みになります

今日も皆様の お幸せを心からお祈り申し上げます


※ 今いる場所が辛い方へ

 我慢しないでください 環境を変える事は大変ですが 居心地の良い

 場所へ行って下さい 逃げる覚悟で

 私も環境また変えます!(逃げる事は 恥じゃない!)







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