役者のはしくれ雑記3

古い演劇の書に
役者は非道を行うべからず…というような話があり、
これは正しく生活せよという意味であると。
己の身体をもって役を演じ、人に伝えるのだから、
ろくでもない生活態度で、健康を損ねることはダメだという、
まったくもって、それは正しい話だなというものだった。

がしかし。
役者をやるようなモノはなかなかこれが難しいのではないか。
規範からの逸脱は、肥やしとしては極上なのではないか。
などとも考えてしまうわけで、これはなんという皮肉。
というかひとつのパラドックスか。

いや、宿痾というようなものなのか。
どうだろうか。

昨日も夜更かしを満喫してしまった。