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2021読書云々

今年は「三体」を読了したのが感慨深い。
まさかあんな所まで連れて行かれるとは。
そして、焼き付くような光景を見せられた。
文章なのに。恐ろしい。
半ばトラウマのような痺れ。

ノンフィクションで面白かったのは、

新薬の狩人たち 成功率0.1%の探求 (早川書房)

改めて向き合い直す気持ちで読んだのが

スタニスラフスキーへの道―システムの読み方と用語99の謎

寒くなってから読んだ話題の一冊

「同志少女よ敵を撃て」逢坂冬馬

これは面白かったなぁもう今年はフィクションはいいや。

その後、エッセイ集を数冊楽しむ。
中でも、素晴らしかったのが、

柔らかな犀の角―山崎努の読書日記

で、本日本屋で年越し書籍を買い込む。

椎名誠 アイスランド 絶景と幸福の国へ
佐高信 時代を撃つノンフィクション100
見田宗介 まなざしの地獄
円 劉慈欣短篇集

単行本、文庫本に、新書などなど。
見田さんの本は、以前、犯罪学の先生から話題に出て
気になっていた所、店頭で発見してそのまま購入。
あとはノンフィクション好きとして佐高さんの新書。
気軽に読む用の椎名さん。
で、やっぱり劉慈欣短篇集とくれば買うでしょう。

私はきっと他人が思うほどは読書家ではない。
そうありたかったが、割とものぐさでムラッ気のある人間なのだ。
興味を持って買ったとて、ノれなければ読み進めない。
何冊くらい年間読んでますか?ってのはうまく実測出来ない。
フィクションや、ドキュメンタリーなど、
ページ順に読まないといけないものはそのように読むが、
専門書や学術系の本は、気になる項をつまみ読みする事が多い。
総じてどの位かなんて本人も良くわからない。
ああ、でもなんか親子間でちょっと流行った中山七里を、
9冊読んだ。10冊目が控えている。そのうち。

上でも紹介したが、山崎努氏の読書日記は面白かったし、
やはり役者として、この人は…という人の本の読み方は深い。
そして幅広い。どうしたって足元にも及ばぬと思うものの、
それでも自分なりにイイ物もくだらないモノも読んでいきたい。
見るのも苦痛なものも、大嫌いなジャンルも並んでいる書店で
コレといった本を探し出すように生きて行くのだ。
選び取る事の連続なんだ、日々は。