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旅路のはじまり

東京のまちと京都のまちと繋がれる線路(2)

以下、日記のようなもの。帰路にて。

18切符で行こうか、新幹線で行こうか、夜行バスで行こうか迷った私は、特に何も決めずに前日を迎えました。コロナウイルスの影響か価格崩壊している夜行バスは当日でもまだまだ空きがあり、東京まで2000円以下の便が何本も残っていました。

電車に乗るのは割と好きですし、夜はベットで寝たいし、でもやっぱりお金はないので、できれば鈍行で行きたい。でも朝起きるのは苦手です。起きれたら鈍行、起きれなかったら夜行バスと心に決めていました。

でも、深夜3時頃までサークルに関する話などをサークルの会長と長々としていて、次の日の鈍行を諦めていました。ふと会長が明日は静岡に行くと言い、しかも鈍行で行くと言いました。ワー驚き。同日程に同じ方向に鈍行で行く予定が友人と被るというプチ奇跡が少し嬉しく、次の日の朝の不安もありましたが、せっかくなので一緒に行くことになりました。

朝寝坊はしなかった。家を出る時間もギリギリだったという訳でもなかった。しかし、何故か予定の電車は目の前でドアが閉まり、その後の乗り換えも1度間違えました。京都駅へ向かうまでに2度も凡ミスをして、スタート前のいつもつかう路線で間違えるという面白くないジョークを披露しました。今日はやばいかもしれない…と不安に感じましたが、休憩合わせて合計10時間強の旅路での間違いは最初の30分での2回のみでした。

昨日散々話した友人と、また長時間一緒に過ごしました。こんなことなら昨日の電話会議は全て車内で行えばよかったのだ。寝不足な自分を愚かだと思いながらも、話好きな友人と話好きなわたしの会話(重要な話は全て済ませてしまったので特に中身のない会話)は尽きませんでした。思い返せば、新快速は速いだとか、鈍行で東京へ行くのは長い、だとかいう当たり前の話をしていたと思います。なんなら思い返せないような話を。それでも仲の良い人と鈍行で移動するのは、ひとりのときとは体感時間がまるで違います。

途中お腹が空いたので豊橋で降りました。昼は閑散とする飲み屋街、という表現が良く似合う豊橋駅の前の商店街をぶらぶら歩いて店を探すと、「アットカレー(https://tabelog.com/aichi/A2306/A230601/23067882/)」という店を見つけました。

カレーの店なんて当たり又は大当たりしかないんだから。そう言って昼食はカレーに決めました。アットカレーについてはまた後日。

ところで、関西-東京の鈍行旅をしたことってありますか?京都-東京だと、ちょうど10時発の電車に乗って休憩無しで18:30東京駅着です。青春18切符だと途中下車も自由なので、ご飯を食べたりちょっとなにか見て回ったりもできます。友達と一緒だと9時間弱の道のりはあっという間とも言えます。お値段もとても安いので、ぜひ1度試してみてください。自分の忍耐強さと空白の時間の過ごし方を試す機会になります。18切符についてもまた詳しく後日お話したいです。

後日ばっかりだなぁ (3)へ続く

(1)はこちらから


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