ティーンエイジ＃5
「ここと同じタイプのアパートに住んでいたんだよ。
ここの２階の このあたりの部屋で・・・」
涙が出た。
私の住んでいた５号棟は 影も形もなかった。
私が最も多感な１０年間を過ごし、おそらく人生の中で
最も たくさんの駄作を生みだした１０年が煙のように消え去ったような気がした。
「何 泣いての？ やめてよ」
息子は ますます あきれ顔で、
その場を早く去りたいと言わんばかりの態度だ。
私も
もう
ここには いたくなかった。
ティーンエイジ＃５
ありがとうございました(゜_゜>)
最新作「駒草ーコマクサー」
かあさん、僕が帰らなくても何も無かったかのように生きていってね
「SIRIUSの小箱」ってなあに？
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ティーンエイジ＃6へ続く
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