銀の風(自らのワークショップから)
あの笛はどこから聴こえるの
笛の音に惹かれて外に飛び出すと、秋めいた冷たい風が体に突き刺さる
澄み切った夜空 細い三日月
笛の音が遠く近く響き渡る
あたりを見廻し 音の主を探しながら歩き出す
月の光に照らされ 長く影が伸びていく
「あの」
伸ばした手の先に もうひとつ長く伸びる影の人が
月の光の中で銀の笛を奏でている
「あの」
もう一度声をかける
「あ!」
突然強い風が砂煙をあげて、襲いかかって来た
眼を押さえてうずくまり、風が通り過ぎるのを待つ
風とともに消えてゆく笛の音
眼をあけると‥‥‥
そこには風が吹いているだけ
銀の風(自らのワークショップから)
オンラインの「発想を楽しむワークショップ(イメージを拡げよう)」で、ある「画像」を見ながら、
参加者の皆様と様々な発想を楽しんだ後、それぞれにその時の思いを10分ほどで描きました。
その時、参加の皆様と同じ条件で描いた、即興作品です。
最新作「駒草ーコマクサー」
かあさん、僕が帰らなくても何も無かったかのように生きていってね
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