この子らを世の光に(近江学園20年の願い)

この子らを 世の光に

―近江学園二十年の願い―

(糸賀 一雄 著)

近江学園は 戦後間もなく 糸賀一雄先生が中心になって

作られた 戦災孤児・浮浪児・精神薄弱児の

施設です。

今でいう 知的障害・肢体不自由などの障害児や

今なら 虐待等により 親が養育できない

または 両親を失った子供たちの施設。

よく この本の題を読んでみてください。

この子らを 世の光に

です。

この子

とは、 もちろん 施設の子供たちのこと。

そして

「この子らに 世の光を」

ではなく

「この子らを 世の光に」

なのです。

糸賀先生は、昭和43年 54歳という若さで亡くなります

ある講演会で倒れ しかし もう一度 立ち上がり

この子らを 世の光に

という言葉を残し そのまま倒れて 翌日亡くなりました。

戦後日本の福祉の先駆者であり

その短くも見える生涯に

福祉の思想の広がりを願いながら、

燃えつきました。

ここに 戦後福祉の根幹を見る思いです

この子らを世の光に(近江学園20年の願い)


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