スランプで書けなくなること
スランプ
スランプで書けなくなること
子供の頃から、いつも一瞬でストーリーが降りてきて、それが映画でも見るように、漫画でも見るように、アニメや舞台を見るように、そのシーンそのシーンが、一枚の写真のように細部にわたって覚えていて、それを何作も頭に入っていて、メモも取らずに、いくつかの作品を同時に書いていたのに。
中学三年生の時に初めて見た映像を人作品、忘れ、それからメモを取るようになった。最初は簡単なメモですぐに思い出し、時間がある時にあっと言う間に書けた。
やがて、降りてくるのも少なくなり、さらに詳しくメモに書かないと忘れるようになり、さらに書こうと思っても、なかなか書けなくなった。
これが脳の老化ってやつか。肉体の衰えは、止められない。それでも同年代よりは、記憶力がいい方らしい。だが、本人にしてみれば、急にドンっと、記憶が抜け落ちている感じ。
大丈夫かな、私。
それでも、自ら逝けない限りは、生きていかなければならない。
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