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わたしの歩き方 全3種

9月のバイト終わり、ひとりで銭湯に行った。
それからというものの、ひとりで出掛けることが増えた気がする。

ひとりで歩く時と、誰かと歩く時とでは歩き方が違う。
誰かと言っても、友達がそんなにいないもんで、ひとりで歩くとき以外は大体となりに恋人がいる。
そしてそれはある種『人格』のようで。

と、いうことで

私の歩き方 全3種 (多い順)
①通学
②with 恋人
③ひとり遊び


①通学のときの歩き方

いちばん多い歩き方。
意識すること、特になし。
耳にはイヤホン、手には本かスマホ。
電車で座るときは膝と踵を開かないように意識するが、気づけば踵は離れてる。
授業の予習復習をしたり、帰りは疲れ切っていたり、余裕のない顔してる(と思う)。


②恋人といるときの歩き方

2番目に多い歩き方。
どちらかの手をつなぐ。
二人三脚の足の動かし方にすると、手を前後に動かすタイミングが合う。
なるべくかわいい甘えた顔をする、たまに目を合わせてみる。
信号待ちや電車では彼の肩にもたれてみたりもする。
座るときは必ず足を閉じる、意地でも閉じる。
もちろんイヤホンも本もない。


③ひとりで遊ぶときの歩き方

いちばん少ない歩き方。
意外といちばん背筋が伸びる。
イヤホンはしない。
本は読んだり読まなかったり、スマホは出さない。
なるべくその場所の空気を感じようとする。
自然と姿勢がよくなって、電車では意識せずとも足が閉じる。
誰に見られてるわけでもないけど、自信を持ったしゃきっとした姿勢で歩く。


以上、わたしの歩き方紹介でした。

ひとりで出掛けることが増えて、たくさんの発見があった。
恋人といると、なぜか甘えてしまう、というかとてもリラックスする。
彼はいつも車道側を歩いてくれてるんだなぁ、とか。
通学のときももっといい顔したいなぁ。
ひとりのときは誰にも頼らず、きりっとしている。
「わたしはひとりで生きていけるワ」といったかんじ。

そんな顔をしているが、ハプニングには弱い。
今日、ひとりで映画を観に1時間半ほど電車に乗った。
背筋を伸ばして足を閉じて、事は順調に進んでいた。
すると、帰りの電車が人身事故で運転見合わせとなってしまった。

普段使わない路線、降りたことのない駅(駅で止まったのが不幸中の幸い)。
まぁまぁ夜も遅くなってきて、肌寒いなと感じるほど。

とりあえず家族に連絡。
でもこれは連絡というよりもヘルプ寄りだった。

案の定、父が助けてくれる。
「そこからだと別の路線まで歩いて10分ぐらい。
動く目途も立ってないし、乗り換えた方がいいよ」と。

うげ~と思いながらも電車を降りて別の駅へ。
最初、逆方向に進んでしまって少しロスしたけど、駅と駅を繋ぐ道は賑やかで、街のメインストリートらしかった。
不服ではあったけど、新しい発見もあった。

でもやっぱり、こんなときに恋人が隣にいてくれたらな、と思った。
心強いし、恋人といると何をしてても楽しい。
ひとりで行動して改めて周りの人の大切さを感じたような、よくあるやつ。

まだまだ、予想外の事態に落ち着いて自分で判断する力が必要だ。

他人に頼ってばかりではなく、自分ひとりでもっと動いてみよう。

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