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同窓会と成人式

【予告】1万字以上あります

ここ1か月、とっても忙しかった。
年末年始忙しいバイトばっかりしてるせいで、まさかの16連勤。
連勤が終われば同窓会に成人式。
キャラでもないのに高校卒業の同窓会委員長を務めていた。

そこで、同窓会の幹事をしてみて思ったこと。
懐かしい友達と再会して感じたこと。
残してみようかな、と。
これは誰かの参考になれば…とかではなくただの記録です。
いつもそうだけど。

同窓会始動

同窓会のことで動き始めたのは2022年5月。
もうひとりの幹事くんが声をかけてくれたことから始まった。

わたしは実家暮らしで高校の近くに住んでるけど、彼は遠いところでひとりぐらし。
ふたりで意見を出し合って、体動かすのはわたしの役割だった。

他にも、高校卒業時に同窓会委員を各クラス2名ずつ務めてもらっている。
わたしと彼は委員長と副委員長で、とりあえず会場や日時が決まるまではふたりで進めよう、という話になった。

日程決め

正直、同窓会をするつもりはなかった、幹事くんに声をかけてもらうまで。
あのちゃんだっけな、「文化祭の実行委員になって文化祭をやめようとした」って言ってたの、そんなかんじ。
やめようとまでは思ってなかったけど、誰も言い出さなかったらしなくていいや、と思ってた。

当時勢いで委員長になってしまったけど、いざ開催となると責任が重い。
参加してくれた人が会場に迷惑かけたりしたらどうしよう、、とか、なによりお酒のある場面に慣れてなさすぎて、そこがいちばん怖かった。

サークルとかにも入ってないし、そもそも20歳になってないし(当時)、飲み会なんかもちろん行ったことないし。

そこで、みんなが飲みすぎないよう願いを込めて、ごめんね...と思いながらも成人式の前日開催を提案した。
幹事くんは「(二日酔いとか)大丈夫かな、、?」みたいな雰囲気だったけど、そこは自己責任、てことで押し通した。

女の子は翌日朝早いことを知ってたから、なるべく早めの時間、かつ夜ごはんの時間になるよう、17時から19時で決めた。
二次会もあえて設定しなかった。

会場探し

人数がどれくらい来るのかが読めないから難しい。
とりあえずインスタで同窓会アカウントを作り、同級生に告知→LINEオープンチャットへ招待でだいたいの人数を予想した。
ただ、インスタのみの告知だから、情報がまわるのは遅い。

1歳上の先輩に話を聞きながら、①100人前後収容できる②(去年と同じ)予算7500円前後③駅近を条件に探した。
会場探しサイトで見つけたいくつかの会場に問い合わせる。
6つぐらいあったっけな。

どうやらそのサイトから問い合わせると、自動的にパーティプラン会社と繋がるらしく、会場ではない別の会社から連絡があった。
その中でスケジュールに合った会場が1つ。
パーティプランナーさんと下見に行くことにした。

《ここだけの話》
できれば2人以上で、というプランナーさんの謎の要望から、恋人さんを連れて行くことになった。
別に恋人さんじゃなくてもよかったのだけど、高校で仲良くしてた人とはもう連絡もとってないし(そんなやつが幹事なんかして...)、会場が彼の通う大学が入ってるビルの上階だった。
そして下見後わたしが機嫌を悪くしてしまい、めちゃくちゃ喧嘩してしまった。

下見に行くも、最大収容人数が147人(だっけな)。
1人でも超えるとダメです、と。
とても悩んだ。正直、ここしかなかった。
でも、オプチャの参加人数はちびちびと増え続けており、147人以上来る可能性は十分あった。

めちゃくちゃ悩んだ末、パーティプランナーさんが提案してくれた別の会場を1度下見することにした。

2つめの会場は、1つめと比べてかなり駅から遠かった。
今回の下見は1人で行った。
もうここで決めるつもりでしかなかった。

いざ行ってみると、なんとなんと、わたしが派遣バイトしてる会社の事務所が入ってるビルだった。
派遣だから仕事場所は毎回変わるけど、仕事終わりに寄ったりすることが多々あって、よく行くビルだった。

収容人数は200人。
まぁ余裕だろう、ということでここに決めた。
もうこれ以上駅に近づけるのは無理だった。

「もう会場探しで頭使いたくねぇー!」となっていたこともあって、詳しい話は聞かず「まぁ披露宴するような場所なんだから、同窓会だってできるだろう」と思って書類にサインした。

その日の夜から同窓会当日まで気になっていたことは喫煙所の有無。
実際喫煙所は無くて、確認すればよかった...と少し後悔した。
でも下見の時点で無いと言われても、ここに決めてたと思う。

これが7月15日の話。
わりとはやめに動いたつもりだったけど、もっとはやく動いてたらもっと駅近な会場おさえれたかな。
それとも予算的にもう無理だったのかな。
これがはやいのかおそいのかはわからない。

zoom会議と営業

日時会場が決まると、次は内容。
パーティプランナーさんと幹事くんと3人で月1回ぐらいの頻度で1時間程のzoom会議を重ねた。

これがなかなかわたしを困らせた。

何が嫌って、プランナーさんの営業がすごい(しつこい)。
『僕たちは(会場との)仲介手数料やパーティ作成に対する代金は一切いただきません!』と最初に案内があった。
じゃあ彼らはどこで儲かってるんだろう?
それは、主に動画の作成/販売だった。

主に結婚式に関する仕事がメインのプランナーさん、
わたしたちにたくさんの映像を見せてくれた。

参加者の心をぐっと掴むためのオープンニング動画、ビンゴ大会の演出、うるっときそうなエンディング動画...

どれも素敵だった。
たしかに、こんなのあったらいいだろうな〜とは思った。

でもね、これがまあまあ高いのよ。
動画(OP.ED.ゲーム)各1本3万円(消費税抜き)。
撮って出し(その日に撮影→編集しエンディングで流す)は1本15万円(消費税抜き)。

成人式当日に同窓会が開催される場合、撮って出しはカメラマンさんが式に来て写真を撮ってくれるらしいのでなかなか魅力的だが、わたしたちは前日ということもあり(そもそも高すぎるし)アウトオブ眼中。

そもそも普通の動画でも高いなあと感じていた。
そーゆーの(動画作成)に強い人、ひとりぐらいいるんじゃないの?ユーチューバーとかさあ、、
と、そんなことを考えていたけど、幹事くんは案外乗り気だった。
「いいですねぇ、こんなパロディとかできます?」とか言って話を進めていた。

まぁ1本ぐらいいっか、と思ってたら「2本セットだと1万円お安くなります!!」と言われて完全に乗せられた。
卒業アルバムを素材に、オープニングとエンディング映像を作ってもらうことになった。
まぁ結果的にやってもらってよかったな、と思えるものだったから後悔はしていない。

それから会議が続き、会費が決定した。
去年の先輩と同じ7500円。
プランナーさん曰く8000円が相場、とのことでそれより安くしたかった。

地獄の会費徴収

「当日支払いだとドタキャンがめちゃくちゃ増えます」というプランナーさんのアドバイスで、会費は事前に集めることにした。

支払い方法は
①待ち合わせして現金手渡し
②私個人の口座に銀行振込
③PayPay

PayPayがある時代でよかった〜!と思いつつ、7500円もPayPayに入れてる人いる?とか、そもそもみんなPayPayやってる?とかの不安もたくさんあった。

だからなるべく現金手渡しの機会を増やしてあげたかった。
なぜかこういうところで尽くしたがる(誰に?)。

みんなが通学で通りそうな駅4ヶ所×2時間待機×各2回の合計16時間を現金手渡しの待ち合わせに費やした。
ちなみに現金支払いだった人は20人弱。
1時間に1人以上は来てくれたのでよしとしましょう。

幹事くんはもちろん遠くにいるので1人で。
ここでもっと他の同窓会委員の皆に頼ればよかったなぁと後悔。

みんなを頼れなかった原因として考えられること
①わたしの謎プライド
②信用できない(半分ぐらい話したことない人だし...)
③LINEの返信とか遅いだろ
①と②は個人的な問題として、③はわたしと幹事くんが最初2人で進めようってなったときも出てきた問題。
一緒に物事を進める人が多くなればなるほど、時間がかかる。
何に時間がかかるって、意見を一致させることよりも、全員と連絡を取り合うこと。
わたしはグループワークがとても苦手で、幹事くんもわりとそんなかんじだろうな〜と勝手に思ってた。
ということで1人で全部済ませた。

やっぱり多いのは
①PayPay
②銀行振込  ですね。

銀行振込で送り主名のところにわたしの名前書いてるやつがいて「お前誰だよ!!!」となったりした。
そういうことが起こらないように、Googleフォームを作り、支払いましたよ〜出席しますよ〜の確認をとった。

先生誰も来ない

同窓会で一番の楽しみともいえる先生方の出席。
去年の先輩方の話だと、感染症のこともあり誰も来なかったらしいけど、今年は去年よりは全体的に規制も緩和され、数人は来てくれるだろうと予想していた。

メールで高校に問い合わせる。
呼びたい先生方の名前を添えて、お返事を待つ。
エンディングムービー用のメッセージもお願いした。

招待した先生方は11名、うち転勤して母校にいない先生は3名。
まだ母校にいる先生方からはまとめて返信があった。
共通テスト1週間前なのでコロナ罹ると大変、ということで全員欠席。

転勤した先生3名のうち、2人からは返信がなかった。
返信があった1人は欠席とのことだったけど、わざわざ電話までかけてきてくださり、30分ぐらいお話させてもらった。
文化祭でお世話になったり、身なりも綺麗でこんな大人になりたいな、と思ってる先生。
先生の授業では何度も爆睡してしまったけど、、ごめんなさい。

ということで先生方は全員欠席だった。
まぁ入試前だし仕方ないか、と思いつつ、みんなに言ったら来なくなるだろうな、と思い幹事内でそっとしておいた。

予算がない

会費徴収の開始が10月25日、期限が12月11日。
12月5日時点で支払い済53人。

幹事十数名分の会費割引、OP+ED動画の購入もあり、このままでは約3万円の赤字だった。
余興も考えていた(豪華景品あり!と告知してしまった)けど景品なんて買ってる余裕ない。

どうしよう...ポケットマネーでなんとかするか、、?と頭を抱えていたところ、朗報(?)が。

同級生から個チャで「同窓会の存在を知らなかった子がいて...今からでも間に合うかな?支払い期限伸ばせないかな?」と。
幹事くんと話し合い、伸ばしちゃえ!となった。

「予算が足りないので期限伸ばします」なんて絶対言えないけど、「ちょっと間に合わない人がいるからしゃーなし伸ばしたります」なら言える。
全然そんなこと言える余裕ないけど。大感謝ですけど。

それから幹事くんがとっっっても頑張ってくれた。
"オプチャには参加してるけど支払いができてない人"の名簿を渡すと、片っ端から連絡してくれた。
おかげで10日間で70人ほど支払い済人数が増えた。

倍じゃん!!!余裕で黒字だわ!!
と、わたしはとにかくお金のことばかり考えていた
何はともあれ、なんとか自分の財布を開かなくてよくなり、心から安心した。

最終的に、参加人数は128人になった。

PayPay出金問題

PayPayでの支払いが最も多く、わたしのPayPay残高は55万を超えていた。
同窓会当日の支払いは現金のみなので、少しずつ出金していかなければならない。

と、ここで問題発生。

なんと!他人から送られたお金は出金できないらしい。
(参考:https://paypay.ne.jp/help/c0048/)
え!!?どーするの?この55万、現金で用意しろと?!

ま、そーゆーことなんですけど。
用意しましたけど。

いやこれがもう大変で。
また話せば長くなるのですが、わたしは親の扶養の関係で9月から11月末まで全然バイトができておらず、貯金切り崩し生活をしておりました。
100万以上稼いだはずなのに、貯金は10万前後。なんてこった。

まずは両親に相談。
すると翌日母親が現金20万円を用意してくれていた。
すげーぜ、大人の経済力。
ちゃんとPayPayで母親に20万送りました。
どうやら最近よく行くスーパーでPayPayが使えるようになったらしい、感謝。

残りの30万弱は自分で用意した。
いろんなところからかき集めてきた20数万、お年玉数万、競馬で勝った数万、おじさんと手を握って手に入れた1万と少し。
お金を稼ぐって大変だね。

とにかくなんとかなりました。
未だわたしのPayPay残高は20万ぐらいある。
もうすぐ給料日だから現金もまぁある。

これでお金関係は全て解決した。

16連勤と事務

12月になり扶養の計算がリセットされた。
それから、年末年始忙しい系のバイトばっかりしている(ex.ガソリンスタンド、競馬場、年賀状)。
そのせいで、12月23日〜1月6日、怒涛の16連勤となった。

バイトはどれも嫌いじゃないから楽しい。
でも、どれもわりと体力を使うので、帰宅後はバタンキュー。

ただわたしは同窓会に向けてたくさんの事務雑用があった。

まずは名札作り。
いるかな〜?と思いつつ、現金支払いに来た女の子の変わり様を思い出して作ることを決めた。
彼女はとってもかわいく綺麗になっていた。

卒業アルバムの名前を手打ちしてプリントアウト。
破れにくいようにサイズを合わせた画用紙に貼り付ける。
名前の周りには、卒業時のクラスがわかりやすいよう、当時のクラスカラーのサインペンで囲った。
すべて手作業。

身につける方法には悩まされた。
首からかける社員証的なのがいちばん使いやすいけど、130人分買うとなるとなかなかな値段になるため却下。
ガムテープをマカロニにして(マカロニというのはうちの派遣会社だけだったらしい、丸くする貼り方ね)胸元に貼るのは、大切な衣装に毛玉ができたりすると嫌だし、剥がれやすそうだったので却下。
傷を最小限に抑えることができそうな安全ピンで止めることにした。
(それでもやっぱり衣装に穴が開く。何かいい方法ないかしら?終わった今でも知りたい泣)

130人分の名札ができたら、次は余興で使う宝くじ券。

3桁の数字をランダムにしたくて、ただ、001〜130とかの単純な数字だと面白くないな、と。
そこでわたしのエクセル能力を発揮。

①1列目に100〜999の数字を入力
②2列目にRAND関数を入れる
③2列とも選択して2列目優先で昇順並び替え

これで完璧にランダムな3桁の数字が作れる。
並び替えた数字、上位130個を宝くじに使う。
これもまた印刷→カット。
ゴリゴリ統計の学部でよかった^^

それからパワーポイントでスライドも作った。
予算がないため、プランナーさんにはゲーム用の動画は作ってもらわなかった。
その代わり、わたしが自分で作らなきゃいけない。

3桁の数字がスロットのように動くスライド。
画面切り替え機能を使って動かす。
その仕組みは理解できるし、正しく動くようにプログラミングはできたけど、デザインが壊滅的。
背景は紺一色、フォントもスロット風デザインのわりには中途半端に緩い。
わたしの持つ時間とアイデア、そしてセンスに修正の余地はなく、ゲームが進行できればいいや、と投げやりになっていた。

次にもうひとつの余興、%マッチングの準備。

ゲームのイメージは、ネプリーグのパーセントバルーン。
条件に合う人のパーセンテージを当ててもらう。
どうしてもクラス対抗のゲームがしたくて開発した。

統計のためのデータは、当日参加者にアンケートに答えてもらうことで集める。
高校のときのことや、今のことを織り交ぜてみんなの思い出や近況を話すきっかけになればと思い、簡単なアンケートを作った。
回答率を上げるため、アンケートと宝くじ券を引き換えにした。

そしてこちらもパワポ作り。
正答を円グラフで表示する際、円の孤?半径?扇?がぐるっとまわる演出がしたかった。
こりゃまたなかなか苦戦し、正答も当日統計をとるまでわからないので、たくさんのサンプル(10%のときはこれ、20%のときはこれ...)を作って用意した。

これらの作業をバイトとバイトの合間にしたり、帰宅後にしたり、なかなか大変な作業だった。
嫌いじゃないから全然いいけど。

スタバでかいた恥と大賭け

同窓会前日、余興の景品を買いに近所のショッピングモールに行った。

景品は
アマギフ1万円分、5千円分、3千円分
スタバカード500円分×20人分
のつもりだった。

しかし!知ってる人なら気づいたであろう。
スタバカードは1000円からの販売だった。

まあまあ並んでやっと注文、というところで「こちら1000円からの販売でして...」と言われたときの恥ずかしさよ。
まあまあ並んで何も買わずに手ぶらで帰る恥ずかしさよ。

わたしは泣く泣くスタバを後にした。
大学生、性別を問わず喜んでもらえる景品って難しい、、

そこで、たまたま入った家電量販店でUSBを見つける。
初売りでだいぶ安くなっていた。
32GBで機能も悪くはなさそう。
おそらく全員が大学生をしているであろうから、USBはあって困るものではない。
そこにあるだけの空箱を持ってレジへ向かった。

「色はなんでもいいので、同じもの20個ありますか?」と聞いた。
なぜ20個かというと、最も参加者の多いクラスが20人だから。
これは%マッチングの景品で、優勝クラスのクラスメイト全員にプレゼントするものだった。

「在庫を確認したところ、全色合わせて19個ございます。どうされますか、、?」
と、店員さん。
手には奥の倉庫から引っ張り出してくれたであろう大量のUSBを抱えていた。

これまた悩んだ。
19個、、、もし20人クラスが優勝したらどうしよう。
でも、今からまた別の景品を探し直す元気もない。

もうどうでもよかった。19個買った。
足りなかったらその時はその時考えよう。

念の為、近所のもう1軒の家電量販店にも寄った。
申し訳なさそうに他店のシールが貼られたUSBをカバンから取り出し、「まったく同じ商品ってありますか、、?」と聞く。
ただでさえ他店で買った商品を持ち込んで失礼なことをしているのに、さらに追い打ちをかけてくる。
「JANコードが見えないので、シール剥がしてもいいですか、、?」と、店員さん。
「どうぞどうぞどうぞ!!!ほんとすみません!」
と、大恥をかきながら確認してもらうも在庫なし。

もういいや、諦めた。
わたしは大きな賭けにでた。

しかしその夜、参加者の1人から欠席の連絡があった。
なんと20人クラスのひとりだった。
よし!これで最も参加者の多いクラスの人数が19人になった!景品足りるぞ!

つまり、昼間の努力は意味がなかった。

他人よりまず自分だろ

同窓会1週間前に遡る。
母親から「どんな服着ていくの?」と聞かれた。

女の子は大体みんな綺麗なパーティドレスやワンピースを着る。
でも私は幹事だし、そんなかわいくなくていいや。
大学の入学式で着たベージュのスーツなら遊び心もあっていいかな、って思ってた。
そんなことより備品よ!買いに行かなきゃ!って。

でもお母さんはあまり納得いかないらしい。
「もっとかわいいワンピースとか着なよ!」と。
私はヴィヴィアンウェストウッドのワンピースがいいなと思って探すも、わりと高くて断念、諦めモード突入。

すると母親が「これいいやん!これにしよ!」
と、スマホの画面を見せてきた。
マリメッコのワンピース、定価¥60,000、セールで¥35,000。
見せてもらった写真もとびっきりかわいくて、即決だった。
支払いにPayPayも使えて、お母さんは嬉しそうだった。

しかし!年末年始ということもあり、配達の時期が読めないとのこと。
Amazonとかではなくマリメッコ公式で買ったから、最大1週間かかるらしい。
ちなみに同窓会は6日後。1週間後に来ても遅い。
でももうこれしかなかったから私たちは賭けにでる気持ちで注文した。

かわいい!でも実際はもっと肩がごつかった

もうほんと、こんなのばっかり。
ギリギリになってどうしよー!もうなんでもいいや!って。
余裕がないことを思い知らされました。

それから備品を買いに梅田へ行くついでに、同窓会当日に履く靴も買いにお母さんと出掛けた。
もはやどっちがメインでどっちがついでかわからない。

お母さんは頭の中で完全なコーディネーションができていたらしく、Dr.Martinへ一直線だった。

私はこの秋、マーチンとリーガルで悩んだ末に、リーガルのローファーを買った。
つまり、マーチンはその戦いに負けており、(いつかは欲しいと思っていたけど)今は別にそんなに欲しいものではなかった。
そもそも私はお母さんのおさがりのグッチのベージュのローファーを履いていくつもりにしてたし。

しかしお母さんはどうしてもマーチンがいいらしい。
そして私と共有しようとしてるらしい。

私より足のサイズが大きいお母さんに合わせるため、私は靴下を3枚重ねで履かされてお店へ向かった。
私とお母さんの好みは近く、デザインはすぐに決まった。
いよいよ試着、お母さんはぴったり、私はまぁ少し大きいかな、ぐらい。
まぁ私は同窓会以外で履く予定がなかったから別に合わなくてもよかった。

これまた支払いにPayPayが使えてお母さんは嬉しそうだった。
(わたしが送った20万がお母さんのPayPay初体験だった)

これで同窓会の準備はOK。
カバンはなかったけど、財布とスマホぐらいしか持たないし、それ以外の荷物が大量なので、まとめて大きい紙袋にでも入れていこう、となった。
(結局スーツケースとめっちゃでかい紙袋を持って行った)

自分の事は最悪当日でもどうにかなる。
(実際ネイルチップは前日(当日?)夜3時に作った)
でも他人のことに関してははやく安心したい。
自分の事さえうまくできないけど。

幹事くんに怒ってしまった

同窓会3日前ぐらいのこと。
支払い期限は過ぎているけど、新規で1名参加したいとのこと。

会場にも人数は伝えており、変更はできない。
もし追加となっても料理は人数分しか用意されないため、会費はフルでもらうけど、食事はなし。
それでもいいなら…と渋々許可した。
幹事くんも「1人だけだから…!」とのことだった。

なのに!次の日また1名新規参加とのこと。
なんで!!?昨日1人だけって言ったのに!
それに今回は幹事くん自ら誘ったとのこと。
いつも仲良くしていたグループでその子だけ来れないのかわいそうだから、って。

わかるけどさぁ~~~!いつものグループのほかのみんなが来るのは事前にわかってたじゃんか!と、かなりきれちらかしていた。

実際のトーク(晒してごめん🥲)

画像の通り、こちら側から誘ってるから、断ることなんてできなかった。

でもこれを送ったあとにじわじわ後悔が、、、
私も今まで予算の計算を間違えたり、PayPay出金できなくてどうしよー!と相談したりとまぁまぁな失敗をしていたから、一方的に責めるのも違うなぁと反省していた。

結局、コロナ等で参加できなくなった人が何人かいたため、追加で来ることになった2人分も、食事は用意できた。

いよいよ当日!

当日は特に準備することはなく、実際に会を進めるだけだった。

昼前に美容院へ行き、カット&パーマ&カラー&トリートメント&ヘアセットのフルコース、なんと4時間滞在した。
普段から通ってる美容院で、翌日には成人式のヘアセットや着付け、メイクもやってもらう予定だった。
そういうこともあり、大体全部打ち合わせ済み。

パーマしながら、カラーしながら、何度も何度もうとうとしてしまった。
寝そうになったら通りかかったアシスタントさんが声をかけてくれて、話し相手になってくれたりした。

慣れないマーチンの靴、半袖膝丈のワンピースにクッソ重たいバーバリーのコート、2~3泊用のスーツケースをゴロゴロ引いて会場へ向かった。

実は同窓会前日の夜からあまりにも胃が痛く、ほとんど眠れなかったのだが、ヘアセットが終わり美容院を出ると胃痛は全く感じなくなっていた。
自信がついたのか、スタイリストさんには大感謝。

会場につくと、同窓会委員のみんなが少し早めに集まっていた。
それまで何も頼っていなかったので、説明から始まる。
といっても、手伝ってもらうのは受付作業だけだった。

とうとう会場オープン、受付が始まる。
続々と埋まる会場、広い会場に響くみんなの大きな話し声。
司会進行を務めることになっていたので、この人数を取り仕切ることに不安を感じていた。

プランナーさんも当日来てくださり、隅で見守っていてくれた。
それだけで安心する。

アンケートの回答率もなかなかよさそうだ。
回収したアンケート用紙からみんなの回答をエクセルに打ち込み、パーセンテージを出す。
統計使う学部で良かった~~!(2回目)

あっというまに時間は過ぎて、余興もまぁまぁうまいこといった。
マイクで話すと意外とみんな注目してくれる。
恥ずかしかったけど。

そしてお開きの時間。
もうべろべろになってる人もいるし、永遠に写真を撮ってる女の子たちもいる。
とにかくみんなとっても楽しそうで、2時間じゃとても足りなそうだった。
結局私は乾杯のお酒ひとくちを飲んだだけで、食べ物も一切食べれなかった。
ま、わたしは裏方なのでね、それでいいのです。

帰り際に「ありがとう」と言ってくれた人たち、本当に嬉しかった。
高校生の時でさえ1回も話したことのない人も声をかけてくれた。

それからもうひとつ嬉しかったのは、高校生の時からずっとアコガレだった子と話せたこと。
インスタでたまに話すぐらいで、直接は話したことがなかった、住んでる世界が違うし。
でもその子が「ミズキちゃんのnote読んでる!」って言ってくれた時ほんとに嬉しくて恥ずかしくて、帰ってから2つほど記事を下書きに戻した。
これも読んでくれてるかな、さすがにここまでは読んでないか。
ずっとあこがれてます!だいすきです!

とにかく、みんなが元気そうで楽しそうな姿が見れてよかった。
ほんとに、ここまで頑張ってきてよかったー!!と思った。

成人式

同窓会は19時半に片付けも終えて撤収。
友達もそんなにいないし、次の日の朝も早いので2次会はなく、帰って即効お風呂入って寝た。

そして目が覚めたらもう成人式当日。

朝5時に家を出て、自分の運転で心斎橋へ。
美容院へは車で30分ほど。
とは言っても車で行くのは初めてだし、緊張していた。

早朝&祝日なので車は少なめ。
初めての御堂筋の運転、めっちゃびびってたけど、何とかなった。
(曲がりたいところで側道に入ってなくて、本線から右折してしまった、ごめんなさい)

前日にカット、パーマ、カラーを済ませているので、当日は①メイク②ヘアセット③着付け。

普段ちゃんとメイクしないし、したとしてもプチプラコスメしか使わない私には学ぶことだらけだった。
そろそろちゃんとメイクしなきゃなぁ、と、今日もラロッシュポゼの下地と画面越しににらめっこしていた。
振袖に合わせた青いカラーマスカラもよかったけど、あれはどこのか聞くの忘れた。アディクションかな。

それからヘアセットも大満足だった。
パリコレにも携わっているお花屋さんに生花を注文し、髪飾りにしてもらった。
帯の色に合わせて銀箔をつけてもらったりもした。
顔がビミョーなので何とも言えないけど、ヘアセットは市内でいちばん可愛かったんじゃないかと思ってる。
案外前髪を上げてる人が少なくてびっくりした。

着付けは思ってたより苦しくて、自分で運転なんかできる状態じゃなかった。
(はじめは自分で行って自分で帰ってくる!って言ってた。)

お母さんの運転で会場まで向かうも、交通量もかなり増え、式には間に合わなかった。
少し遅れて会場につくと、全然みんな式なんか出ずに、外で写真ばっかり撮っていた。

待ち合わせしていた子は式に出てるらしい。
途中から会場に入れる雰囲気でもなかったので外で1人で待っていた。

すごい人の数。
みんな同じような服着て、誰が誰だかわかんない。

そしたら幼馴染が声をかけてくれて、そこから友達から友達へ、懐かしい人たちと会うことができた。

式も終わり、友達とも合流。

普段note読んでる子にも会えてうれしかった。
小学校の同級生、特に仲が良かったわけではないけど、文章がとっても上手な子、そんな上から言えた立場じゃないけどね。
新しい記事が出るたびに「こんな文章かけたらなぁ」と、羨望と嫉妬が混じった感情に襲われる。
私もたくさん本読まなきゃ。また新作楽しみにしてます。

おわりに

そうしてわたしの怒涛の年末年始が終わった。
毎日の濃度が濃すぎて、同窓会も、成人式も、もう随分前のことのように感じる。

この2日間でたくさんの学びがあったなぁ。
また何年後かに、同窓会が開催できますように。

おわり

【追記】
自分の作品への愛の注ぎ方がわからない、という記事を以前書きましたが、今回の同窓会を通して、少しわかった気がします。
たくさんたくさん頑張って、なんとか作りあげたもの。
なるほど、こんなに愛しいんだなあ。

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