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式神ヴィンセントWのすゝめ


ShadowverseチームEstella(@Estella_jp)所属,みずき(@mizuki54_sv)と申す者でございます。

前回noteを書いたのがWUP環境のコントロールエルフについてと、まるっと1年ぶりにはなるのですが、今回は「式神ウィッチ」をテーマに書いていきたいと思います。

アディショナル後の環境にそろそろ慣れてきた方も多いかと思いますが、今回の式神Wは回してて10連勝台を次々叩き出している結構自信アリなヴィンセント採用型の式神ウィッチです。(以下のツイートの後、さらにまた別に14連勝)

個人的にUCLで初めてRAGEday2に連れていってくれて以来、毎環境使い続けている愛着と思い入れのあるデッキなので少しでも「楽しく式神回せるようになった!」と思っていただける方が増えたら僕もうれしいです。

対面ごとの立ち回りだけワンコイン100円設定にしておりますが、それ以外は無料で読めますので、気に入っていただけた方のみよろしければ。

そして、こちらはチームの宣伝です。

https://twitter.com/Estella_jp/status/1363446014498144262?s=20


僕が所属しているEstellaはアマチュアチームのリーグ戦であるSAリーグにも参戦しているチームです。
もしチーム活動に興味があって、ワイワイガヤガヤしながら強くなりたい!という方がいらっしゃれば上記ツイートからご応募ください!お願いします!


1.前置き(内容関係ないのでスキップおk)

さて、式神WというデッキをETAでも環境入りさせた立役者といえば。

スクリーンショット (58)

こちらのバ……失礼、マイザーというカードですね。

このカードのおかげで以前からも可能ではあった5tルーニィの起動や6クオンの達成率が格段に上がり、その上火力の補助と従来の式神ウィッチの弱点であった序盤の処理能力を兼ね備えているまさにバカ…もう言ってしまいましたがその通り、非常にバカタレなカードです。(誉め言葉)

そして同時に、ストーリーにて活躍中のレヴィールの巨人(タイタン)、その3人目がついに環境で活躍できるようになりました。

スクリーンショット (60)

ストーリー中でマイザーが慕うヴィンセントさん。CV.三木眞一郎さんという点も含めて個人的に非常に好きなキャラクターです。これまではナハトナハトとアイシィレンドリングと比べて影が薄かったのですが、好きなキャラを使って勝てるというのは何のゲームでも幸せですね!

とはいえ、現環境の式神ウィッチには必須のカード!…というわけではなくヴィンセント抜きの構築もかなりありますが、僕のPS的には肌に合っているということもあり、今回は「ヴィンセント採用型の式神ウィッチ」についてつらつら書いていきたいと思います。

以下、本編となりますのでよろしければお付き合いくださいませ。

2.構築について

ちょこちょこ枚数変えたりはしているのですが、僕がメインで使っている構築(2/22現在)が以下のものです。

スクリーンショット (90)

確定枠は以下の通り。

スクリーンショット (56)

ここからは自由枠の採用カードと枚数について簡単に触れていきます。

《レヴィールの保安官補》2枚

・2/1/2ワンドローかつ従順な駿馬をファンファーレで置いてくれるコッコロママ(大嘘)

・ファンファーレで出る駿馬がラピッドファイアに変換されたり、ヴィンセント進化後にはジャッジメントワードを実質0コストにできたりする。

・後4でマイザー駿馬と一緒にくっつく2コストのフォロワーが、こいつ以外は基本的には式神の使役からでてくる形代くらいなので、意外と偉い。

《結束の魔術》3枚

・基本的にはイザベルの詠唱でマイザーやルーニィ、クオンを狙いに行くカード

・しかし、特にヴィンセント起動後はハンドがあふれやすいデッキなのでいざとなったらテトラの反逆をチョイスすることで手札を減らせる柔軟性の高いカード

・3枚採用だが、盤面への干渉はしないため入れ替え候補にも普通になりうるカード。

《ピースキーパー・ヴィンセント》1枚

・進化を切れば3の倍数枚目のスペルプレイが3点AOEに出来るタイタン

・フォロワーがバフされた際に手に入るジャッジメントワードが恋人・ミルティオや天空の銃槍姫・ラスティナといった強力なラストワードや守護、聖なる守り手・ユカリのバリア効果などを打ち消せて、なおかつ場にアミュレットがあれば実質0コストのスペルブーストカードになる。

・清浄ビショップ対面やネクロマンサー対面に対してかなり強力。ただ、重なると苦笑いするのとそもそもヴィンセントなしでもかなり削れるデッキではあるので1枚採用。


《鬼呼びの導師》2枚

・スペルブーストも可能なフォロワー型の除去札

・ヴィンセント進化後にはジャッジメントワードを手札に加える効果を併せ持つため3点AOEを発動させやすくなったり、クオンと組み合わせて疾走打点を増やせるため潜在的な打点カード。

・ただ、結束の魔術で引っ張ってきたとき渋い顔をすることが多い
(ヴィンセントにも言えるが)のと盤面が狭くなりやすいので3枚積みは過剰感がある。2枚採用が丸そう。


《インフィニットウィッチ・ドロシー》2枚

・多くの男を狂わせた女・リターンズ。

・ドロー付きの4/4スタッツがシンプルに偉い。

・ルーニィが引けないとリソースが枯れる展開もちょこちょこあるため、そこをカバーしてくれる存在でもある。

・ただ、ハンド減らせないのと盤面に出さないといけないことがデメリットとしてはたらくことも多い。今の環境では2枚は準確定枠で丸いのも2枚採用だと思ってる。


※《リトルメイガス・アリステラ》不採用

・序盤では痒い所に手が届く強力な除去だが、0/1スタッツが狭くなりがちな盤面においては痛い。マイザーが強すぎる。

・結束の魔術から引っ張って渋い顔しがちシリーズ。ウィッチフォロワーの種類をあまり増やしたくない。

・たとえば、序盤嫌な顔になってしまう先3のレジーが取りやすくなるなど利点は結構持っているカード。アグロが増える環境なら保安官補やドロシーあたりと入れ替え候補。


3.マリガンについて

先後並びに対面共通で単キープする対象は以下のようにしています。

スクリーンショット (57)

先攻であれば結束の魔術も追加します。

クオンについては基本ドロー札や上記確定枠とセットキープ、清浄やコントロールW対面では積極的に狙います。ただ、スペルブーストの速度が結構速くなり、後から引いても意外とコスト下がりきる印象なので、ドロー札とくっついていなかったら流してドロー札とルーニィ探している方が安定するというのが個人的な所感です。

後攻はマイザーが引けていれば、後4でのマイザー駿馬2コスフォロワー置きを見据えて式神の使役やレヴィールの保安官補をセットでキープするといいと思います。

あとはハンド枚数管理やドローカードとスペルブーストを乗せたいカードのバランスでセットキープを検討、という形です。基本的に序盤はテンポよくドローorブーストできるように、ということを意識しましょう。


4.《カード別》プレイ上の注意点

ここでは、式神ウィッチを使う上で意識するべきポイントを、カード別にまとめていきます。
…と、その前に注意するポイントについて、全体的なものに1つだけ言及しておくと

「プレイ時に手札枚数がいくら増えるのかを把握しておこう」

ということです。今期の式神ウィッチを使い始める上で恐らく一番難しいのが、”手札をどこまで空けておくか(必要なカードを燃やさずに済むか)”だと僕は思っています。

なので「このシチュエーションでこのカードを使うと手札が〇枚増える」ということを頭である程度把握して、実戦で回しながら感覚に落とし込むことを大事にしていきましょう。

《ピースキーパー・ヴィンセント》(進化後効果)

手札管理の難易度を上げるタイタンです。強いんですけどね。。

・バフがジャッジメントワード1枚に変換される(1ターンに3枚まで)
基本的には”フォロワープレイ時、場の駿馬の枚数分だけ手札に加わる”
という認識でいましょう。

また、後述しますが鬼呼びの導師も通常プレイ時に手札が消費されますが、ジャッジメントワードを1枚加えるため手札が減らなくなります。

ex) Q. ヴィンセントのリーダー効果があるときに場に駿馬が2枚ある状態で《石英の魔女》をプレイすると?

A.《石英の魔女》のファンファーレでドローしたのちにジャッジメントワードが2枚手札に加わる。(合計3ドロー=プレイ前の手札枚数+2枚になる)
→例えば、石英の魔女をプレイする直前の手札が8枚だと、1枚ジャッジメントワードが燃えてしまうということになります。

・3枚目のスペルプレイが3点AOE
相手のターンのうちに、プレイログから「すでに2枚プレイしているスペル」は最低限チェックしておきましょう。よくあるミスパターンとして、

”知恵の光が3枚目のプレイということを失念していて、相手の場からフォロワーが消えてジャッジメントワードが打てなくなった…”

そして次のドローが燃えてそれがルーニィだった。。。みたいな悲劇が起こりがちです。

余裕が出てきたら、”ヴィンセント進化を見込んで3枚目のプレイを温存する”といったことを考えていきましょう。


《結束の魔術》
・スペルブースト5回のラインに注意!
ヴィンセント進化後に3点飛ばす条件は「同名のカードの3(の倍数)枚目プレイ」ですが、このスペル、スペルブーストが5回以下では《イザベルの詠唱》or《テトラの反逆》のチョイス、5回以上だと《結束の魔術》というカード名でのプレイ扱いになってしまいます。

大体は《イザベルの詠唱》として打つ事が多いカードですが、もし3点AOEに重きを置きたいのであれば”スペルブーストが2~4回のものを優先的にプレイ”してうっかり5回ブーストを貯めてしまうことのないように気を付けましょう。

・テトラの反逆でハンドを減らすことが出来る
これでハンドを減らしたいから5ブースト乗らないように~、というのもちょこちょこ考えます。後述するフューチャービジョンとともに、盤面を圧迫せずにハンドを減らせるカードとして認識しておきましょう。

・イザベルの詠唱で使う時は基本的に他のドローカードより優先して使用
例えば3t目に知恵の光とセットで撃つ時に、詠唱から入るとクオンやルーニィなどスペルブーストが乗ってほしいカードを先に引いて、知恵の光のブースト効率を上げることが出来ます。

ただし、そこはケースバイケースで背徳バアルV対面などで「マジックミサイルやナイフトリックで盤面処理を狙いたい」時は知恵の光から入ることも検討に入ります。


《鬼呼びの導師》(ヴィンセント進化後)
・暴鬼と形代をジャッジメントワード1枚に変換
導師プレイ時に暴鬼が出るのでここで1枚、さらに式神の使役を導師存在下でプレイするとさらに1枚ジャッジメントワードを加えます。これらは本来プレイするとハンドが減るカードなのに手札が減らないことになるので、「10回ブーストしたルーニィを投げたいけど、手札が減らん!」みたいな話が出てきます。

・導師がいる状態でクオン4面展開すると打点が2点増える(進化無し6点)
従来の式神ウィッチを使ったことがある人にとってはおなじみですね。そして、例のごとくヴィンセント進化後であればジャッジメントワード2枚のおまけつきです。


《アクセルヒーロー・マイザー》(多分一番ムズい)

ヴィンセントさんと一緒に手札枚数管理難しくさせるやつです。

・プレイ時、場の駿馬の枚数分ラピッドファイアを加える
 (マイザーが2人なら駿馬の枚数×2)
これに加えてファンファーレで駿馬を手札に加えるため、ラピッドファイアを燃やさない前提であれば”場の駿馬の枚数分手札の空きを作る(場の駿馬2枚なら手札が7枚以内でマイザープレイすれば燃えない)”と考えるといいでしょう。基本的にまずはこの認識を頭に入れておくといいと思います。

・マイザーが場にいる時、駿馬おいてる状態でフォロワープレイすると1枚ラピッドファイアを加える
序盤よくあるのが、コストの下がった石英の魔女を駿馬に乗せるパターンですが、このときファンファーレのドローとラピッドファイア、合わせて2枚が手札に入ります。手札8枚の状態で魔女プレイすれば9枚になりますね。

・ヴィンセント進化後だと上記に加えてさらにジャッジメントワード1枚
ここで重要なのは、リーダー付与効果が先に処理される関係上
”ジャッジメントワード→ラピッドファイアの順に加わる”ということです。

スクリーンショット (62)

スクリーンショット (63)


これの発展版として、以下のようなシチュエーション(ヴィンセント進化後)でマイザーをプレイすると…

スクリーンショット (65)

スクリーンショット (66)

駿馬が1枚ずつ効果処理され、結果的に駿馬2枚置きの場合でもジャッジメントワード→ラピッドファイアの順で交互に手札に加わって、手札枚数は(プレイ前と比べて)4枚増えることになります。


《フューチャービジョン》

(特に後攻だと)偶数ターンに打つ事を検討
ハンド管理で実は差が出るカードがこのフューチャービジョンです。10ブーストのルーニィを投げる前、マイザーのラピッドファイア回収枠の確保など、手札を減らしたいシチュエーションはかなりの頻度で発生します。

フューチャービジョンの効果は3t持続しますが、これを奇数ターンで投げると全体で2枚のドローになってしまい、リソースに困りにくい後攻や、先攻でドローカードだらけ引いてしまっている時にはドローを燃やす要因にもなりえます。

そこで偶数ターンに投げたり、前に投げたフューチャービジョンの効果がかかっている間に空打ちすることでハンド圧迫の抑制になります。かなり頻繁に使うテクニックで、マイザーやルーニィを投げるであろう先のターンの動きとハンド枚数をイメージしながらプレイしましょう。


5.対面ごとの相性・立ち回りについて

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