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しくじり先生 〜僕みたいに何もわからない状態で起業するな〜 毎日投稿No.3

おはこんばんちわ。
3日目にして早くも辞めかけましたが習慣は21日で身につくと言われているのでこのまま頑張って続けようと思います。

何も知らない状態で起業した会社を半年でたたもうとしている人の話です。誰かに届けばいいな。

目次


概要説明

  • 起業の経緯

浪人期間を経て早稲田に入ってからというもののほとんど何もせずにいました。一年間でとった単位はたったの8です。その当時は夕方まで寝て野球サークルがあればそれに赴き、野球をしたあとお家に帰って深夜までゲームをしたり漫画を読んだりしていました。もともと自分自身が田舎出身で殆ど1人で勉強をしていたのもあり、1人で道を進む人の手助けになるベイマックスのような存在を作ることはできないかと事業計画を書いてはいましたが、それも書いては僕には無理だと思い直して消す。というようなことを繰り返していました。ただそんな中、11月にChatGPTがリリースされたのです。

こちらに非常に感銘を受けました。これほどまでに精度の高いサービスが誰でも使えるのです。1人で頑張る人のための心の支えになるサービスを作りたいと思っていた私にとってはぴったりの話です。プログラミング経験がなかったのでそれから早稲田を辞めてアメリカの大学に入り直すことにしました。アプリを作るためです。浪人をした後に学費の高い大学への編入を申し出るのは良心に申し訳なかったのでBYUという、4年間で400万円ほどの学費で済む大学を選択をして英語の勉強をしました。3月になり、ありがたいことに合格が決まりました。適当に出願した上記の大学はコンピュータサイエンスの分野において全米ランキング入りする有名な大学であるらしいです笑なんか面白くなりそうだ笑

引っ越しの準備をして周りにもアメリカの大学に行くことを宣言した後のことです。渡航1週間前になってヤッパリ行かないと言い始めました笑ここまでくると重度の病気です。親に心配ばかりかけています笑なんで行かないことにしたの?とよく聞いてもらえますが彼女と友達が好きだったからです。それ以外に特段理由はありません。こんな自分のことと一緒にいてくれる大学の友達と彼女をおいてアメリカに行ってまで僕PCずっといじり続けるの??って思ったのです。元来僕は自信がありません。

そんなこんなで早稲田に残ることにしたものの、三年間フル単位を続けてようやく大学を卒業できるかというレベルの私はかなりお先真っ暗です笑せっかく日本に残ったので起業をしようということで起業を決意しました。その当時少し顔を出していた東大金融研究会というところでパートナーを見つけたのでこの方と起業をしました。生成AI分野で2023年8月23日に起業をしました。株式比率は50:50です。50:50ね。ねっやばいでしょ??笑

  • 起業をしてからの半年

・最初の数ヶ月
研修・受託で事業を始めました。(ちなみん回り回って今も同じことをしています。)パートナーはもともと大学在学中にスモールビジネスをいくつも経験していたのでかなり信頼があります。その当時27歳で社会人だったこともあり、とても信頼が置けます。彼が提案してくれるものを事業として選び起業をしました。幸いなことに今までお関わりのあるベンチャー企業様からリサーチのお仕事をいただいて資料を作ったり、インターンに近い受託の仕事をいただいていたりしました。

・その後の数ヶ月
数年前まで上場をしていた会社様から自社用コミュニティを作って欲しいとの委託仕事を受けました。人月50万円✖️2人をいただけるとのことで小躍りました。上記何もしていなかった一年目にも一応コミュニティを作っていた経験があるのでこちらに知見があると申し上げて仕事を始めました。ただし先方の様子がおかしいです。1週間単位で打ち合わせに相手方の本社に伺うのですが、毎回おっしゃっていることが違う。はじめは自社用のコミュニティを作って欲しいと言っていのに、その次に伺うとそれを社団法人の一組織とするとのこと。その次には資格ビジネスを始めるとのこと。前作るように言っていた行動計画を早く出せ(他のクライアントと間違えているのでしょうか。言われていない)。。。結局破談になってしまいました。契約書を巻く前の商談でも「御社に悪いようにしないからね。」と担当者の方はおっしゃっていましたがコミュニティで生まれる全ての権利は先方に帰属するとの条項が含まれています笑契約書関連での訴訟の事例はたくさん知っていたものの実際ここまでやられるのかと思いました笑

ただ今振り返ってみると契約書をよく読魔なければいけないことも、行動計画を作ってPoC期間が終わったらそれの詳細な成果報告をしなければいけないのもビジネスの常識です。失注は社長である私の責任が大きいです。そんなこんなで共同創業者のやる気もみるみる下がっていきました。彼はもともと自分の会社を持っているため、売上が思うように立たない企業の副代表をしているより自分の自信のある事業を選択することは至極当然です。

・2023年11月後半〜2024年1月
幸運にも出身の自治体様からChatGPTセミナーのお仕事をいただきました。ベンチャー企業を何社も経営されている方との対談形式です。三日間地元を回らせていただき、いろいろなお話をいただきました。この経験は今にも生きています。ただ、この期間にも共同創業者は違う事業を自分でやっています。この頃には共同創業者2人がToB・ToCでそれぞれ違う事業を行なっているような状況になっていました。僕も同意したことなのですが、いよいよ一緒の企業でAIをやっている必要がなくなってしまいました。このままでは上場も売却もできないと感じて会社を一旦辞めることとしました。

ここからは失敗を書いていきます。

失敗その1:情報収集能力

情報収集能力がなかった。
経営者として致命的な失敗です。経営者のやることは「人・もの・金・情報の分配」と言われています。言い換えると「方向性を決めてそれを正解にするアプローチを決定して社員に動いていただく」というものです。逆に言えばそのほかのことは優秀な方に任せればいいのです。こちらを怠った僕は以下の具体的な失敗をしました。

  • 株式比率 50:50

資本金50万円を共同創業者の方と半々で始めました。
共同出資の落とし穴を知らなかったわけではないですが、この人とならいけると思い込んでいました。この例に限らず人間を盲信することは危険です。「病める時も健やかなる時も〜〜」とは結婚式の夫婦の誓いで言われますがこれが成立するのはよっぽど代表にカリスマ性がある時に限ります。売り上げが上がらなければ社員は辞めていきますし、共同創業者は変なことを始めます。

  • 核のないピボット

自分自身が確固たる精神を持っていなかったので核のないピボットを繰り返しました。ToB・ToC事業を行ったり、時にはAIから離れようとしました。

  • 代表の役割を見失う

悪い循環に入った私はとうとう私が一番働くことでなんとか解決しようと思い始めました。営業をして、経理をして、受託案件をこなすのです。これは悪い循環の提携例です。

失敗その2:コミュニケーションロス

対話を怠った。
こちらは最大の失敗です。「人間というのは城であり、生垣であり、堀である。」的なことをいつの自体かの戦国大名が言っていました。またどの企業HPを見ても「売上の最大の源泉は人間である。こちらに最大限の投資をする」と書かれています。企業の最大の力はヤッパリ人です。特にスタートアップには人以外に一緒に働いてもらえるモチベーションはありません。(単一論に陥るのはよくないですが。)目に見えて共同創業者がモチベーションを失っていく中「彼は彼で会社のために働いてくれている」と信じ込み日頃の会話を怠りました。結果12月時点には久しぶりにMTGをすると今面白いサービス考えついたのだけれど。と提案をさせてしまう始末でした。まこなり社長もイーロンマスクも至極当然のように言っています。「会社に来て作業を一緒にこなす。俺はこれだけやっているんだから。と社内の人間に主張できないようではダメだ。」と。今一緒に働いている企業の代表の彼は「まず僕らのルールを決めよう。何かがおざなりになると必ずなし崩し的に会社が崩れていく」と言ってくれました。それを彼に言わせてしまうのが申し訳ないですし、少し悔しいです。彼はとっても優秀です。

良かったことその1

意外と人間誰もじぶんのことなんか見ていないということに気づけたこと。
起業する前は田舎出身で野球部・早稲田に入ってからも狭いコミュニティにいたので何か人と違うことを志すのが怖い。何か言われたらどうしよう。といつも気にする人間でした。意外と世界の人は自分のことを見ていません。これから自分の道を歩もうとしている人。大丈夫。一緒に変なことしまくろう笑

良かったことその2

代表をすることが何よりの勉強になる。
僕は会社の代表という職が多分好きです。会社なんかやるな。今は経験することが大事とたくさんの人に言っていただきました。うんうんわかるわかる笑

ただ、僕は間違いなく会社を立ち上げてから今まででは考えられないほどのワクワクに出会いました。世の中にはいつか恩返しをしてくれればいいから。と無償の愛を注いでくれる人がいます。大丈夫。独りよがりになれと言っているのではないです。

教訓

たくさんありますが最大のものを1つ挙げるなら「失敗パターンを徹底的ににリサーチすすること」です。何事も人間は成功におびき寄せられて会社を立ち上げます。うまくいっているうちはそれでいいですが、失敗し始めると僕のような悪循環に陥ります。株式比率・人事にかかる調査・取引先の調査まで上げ始めたらキリがありませんがそれぞれのフェーズでの失敗パターンをちゃんと考えることをお勧めします!詳細はまた書かせてもらいます。


これからの動き

AITech という会社の副代表をします。
AIM株式会社は結局どうなるか今検討中です。AITechの彼に申し訳ないのでどう転ぶとしてもはっきりさせます。これからの2(3)年間は零細ベンチャー企業を代表と一緒に成長させることに全力を注ぎます。そのあとはもう一度代表として知り合った方と素晴らしい会社を建てられたらいいな。今の代表は好きだから彼とずっと一緒にやるのもいい。応援してくれたら幸いです。

終わりに

今日は1時間くらいかけてこれを書きました。
1日8時間は睡眠、2時間くらいの食事とお風呂と考えると残り14時間をどう分配するかで僕らの一年後が決まると思います。今日も頑張りましょう。このブログですが、飽きたら辞めます。人間の習慣は21日で定着するというのでとりあえず21日は必ず続けます。

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