映画「言えない秘密」 感想
こんにちは!今回もタイトル通りのことを書こうとしてるんですが、サクッと自己紹介と前置きを。
当方はここ数年ミュージカル沼にいるんですが、10月に京本大我さんの「モーツァルト!」を観てからすっかり京本さんのお芝居沼にハマり、過去に放送されたドラマ片っ端から見たり、SixTONESの公式チャンネルで動画見漁ったり(「俺たちに絆はあるのか!?in三鷹・吉祥寺」めっちゃオモロですね?!!)している状態でして、今回配信で「言えない秘密」が見られるようになったとのことで早速見てきました。以下、感想です。ネタバレしているのでお気を付けを…!
①全体的な印象
ポスタービジュアルの雰囲気で、もっと暗めのトーンで全編通して静かな作品なのかな〜と思ったらクスっと笑えるシーンもあるし、華やかなダンスのシーンもあるしで思ったより明るいパートが多くて、だからこそ後半の切ない部分が際立って良〜!!!ってなりました。楽しかった!いや切ないけど…!
全体的に美しい映画だな、という印象でした。
②樋口湊人(京本大我さん)について
自分の中の優先順位がハッキリしていて、ブレない主人公。ほんとに雪乃命!!!って感じで最初から最後まで突っ走るから感情移入しやすかった。序盤で明らかに自分のこと好きなひかりに、雪乃のこと知らないか聞いて怒られるくだりとかもう笑っちゃった。でもピアノはもう諦めるって話しだったのに、「めちゃくちゃピアノが上手かった」で雪乃に興味持ってるのが全然まだピアノ大好きじゃんってなって切ない。
湊人って言葉遣いも「〜だろ」「〜しろよ」とか等身大の大学生っぽい感じで、好きになった子には自信を持ってアプローチできる、自分のカッコ良さに自覚がありそうなところとかもあって、なんかこういう役やってる京本さん新鮮〜!ってなった。あと他の作品でも思ったけど、ヒロインとのアドリブっぽい何気ない会話がほんとに自然で聞いてて楽しくて、これ台本をそういう風に読むのが得意な方なのか、一言二言足されるのが得意な方なのかめっちゃ知りたい。気になる!
雪乃は見ようによっては湊人へのアプローチがあざとく映るから、相手役のリアクションで印象がかなり変わると思うんだけど、イノシシのごとくドドド!!!って湊人が雪乃を追いかけるから「あ、雪乃は湊人の気を引きたくて頑張ってるけど、そんなことしなくても湊人は雪乃好きだな」ってなって可愛い。君のためなら彼、演奏会も抜け出すからね?!!雪乃にちょっかいかけられた時の、なんとも言えない不意を突かれた表情とかも良かった。
③印象に残ったシーン
・出会って2回目で突然始まる湊人と雪乃の追いかけっこ。
これ2回目観て思ったけど、雪乃はタイムスリップしてちょっとテンションが上がっちゃったから突然逃げてみたりしたのかな?ドタバタの2人がオモロ可愛かった!
・湊人のカフェエプロン着て飲み物を出すシーン。
いかにも素敵な店員さんって感じになって、雪乃が敬語使っちゃうの分かる。カフェエプロンはちゃめちゃ似合ってる〜!
・ピアノバトル
突然歓声とも罵声ともつかないような興奮した聴衆のいる会場に放り込まれて、見てるだけなのにめちゃ怖かった。無理矢理コロッセオに連れて来られた剣闘士の気持ち…。演奏シーンは迫力あって引き込まれた!
・海のシーン
海辺で恋人同士が水を掛け合うってもっと浅瀬でキャッキャするイメージだったから、初手で湊人がほぼ全身海にダイブしてて爆笑だった。雪乃もだよね?!楽しすぎる。豪快な水遊び、爽快。あとここでひかりからのLINEは全て既読スルー(にも関わらずひかりはめげない)ことが判明し、「ブレない男…」って「おもしれ〜男…」のノリで言いそうになった。流石すぎる、湊人。
・ダンスシーン
雪乃見つけた瞬間演奏を放り投げて駆け出して行く湊人、勢いありまくりで可愛い。
なぜ突然カメラ目線?!×バチバチに決まっててカッコいいダンスで「?!!!」になったけど2人のダンスがすごく映えるし、赤シャツに黒襟の衣装が良すぎるし何回も見ちゃう。その後のオルゴール巡ってのやりとりも甘酸っぱかったな〜!
④最後に
映画は切ないラストだったけど、円盤の映像特典に「3年後」があるんですよね?希望が見える感じなのか、すっごく気になってる…。
本編の終わりがちょっと辛かったので。
でも凄く映画らしい映像と見せ方でどっぷりその世界に浸かって時間を過ごすことが出来ました。感謝!