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就職活動を振り返り、前に進む

現在、工学系大学院1年のみずきです。
先日、無事就職活動を終えたのですが、ここまでさまざまなことに悩み、「これで良いのだろうか」ともがきながら進めてきました。

この記事では、私が就職活動をする中でどのように考え、意思決定をしたのか、その過程を記しておこうと思います。(完全に現在と将来の自分のための記事です、、。)

正直に言うと、現在も「これで良かったのか」と思う瞬間はあります。
1年後には「あの企業にしておけば良かったのか」と思ってしまうこともあるかもしれません。

そうなったとしても、1年後の自分がこの記事を読むことで「この時の自分にとっては、この選択はベストだった」と考え、少しでも前向きに、自分の選択を正解にできるように行動できますように。

このように願いながら、就職活動について記録しておこうと思います。


前置き

以前の記事でも少しお話ししましたが、私はデザイナー・エンジニア(ソフトウェアエンジニア、システムエンジニア両方)の就職活動を両立していましたが、最終的には、デザイナーではなくエンジニアになることを決めました。

自分のwill=課題解決(ぼんやりしすぎだろ!というツッコミは真摯に受け止めます。。。)を改めて整理した時に、必ずしもデザイナーという立場にこだわる必要はないと考えるようになりました。

ただ、デザインを完全に捨てたというわけでは全くありません。
私は事業会社のIT部門に就職するのですが、システムの要件定義〜開発運用を行う際には必ずUXリサーチ・UXデザインの知識が活きてくると思っています。(例えば、現場の人たちの本質的なニーズを探ること、そのニーズをどう要件に落とし込み、どのようなシステムの設計にするのかを考えること、これらは全てデザインだと思っています。)
エンジニアリングに軸足を置きつつ、これからもUIデザインやUXデザインを学んでいき、canを増やしていくことで、自分にしかできない価値を発揮できるのではないかと考えています。

また、willだけでなく、can mustを考えた時に、エンジニアという立場であっても全く問題ないなと感じたというのも理由です。

就活を進める中で、見えてきた「やりたいこと」

実際に就職活動で悩んだ点について記そうと思います。
就職活動を進める中で、大きくやりたいことを2つに絞ることができました。
1つ目は、デジタルサービス/プロダクトを企画することや、自らの手で作り上げることです。
2つ目は、事業会社のIT部門で、業務を支えるシステムを企画・開発したり、顧客が利用するシステムの企画・開発を行うことです。
この2つに共通していることは、①「何が課題なのか」「何を解決する必要があるのか」といった超上流の部分を考えられること、②ITに関わる領域であるということです。

最後まで、この2つのどちらにするかをなかなか決められませんでした。というのも、就職活動を通じ、各企業の対策をしていく中で感じた自分の興味関心は、「課題解決」でした。デジタルサービスの企画と業務システム企画・開発は、全く異なるようで本質的には「課題解決」だと考えていたため、私のやりたいことはどちらでも実現できると感じていました。かつ、私がみていた企業は事業会社であったため、「そもそも何を解決すべきなんだっけ?」という要件の段階から課題解決を行える環境でした。この点で、自分のやりたいことができる、と考えていました。
異なる点としては、①Web系か業務システム系かという点と、②アジャイル中心かウォーターフォール中心かという点、③事業領域の違い、④市場価値の高い人材になれる度合い(一方はスキルの掛け合わせがしやすく、市場価値を高めやすい)という点でした。

ただ、あらゆる面から比較検討を行った結果、事業会社のIT部門(業務システムの企画開発)に就職を決めました。

最終的になぜ事業会社のIT部門にしたのか

多分時代の流れからしたら、「アジャイル開発やっている方がいいだろう」とか、会社に頼らず自分の力でキャリアを築いていくことを考えると「市場価値が高まる方がいい」と考える方も多いとは思います。

ただ、最終的に①Web系に絞らず、業務システムやWebサイトの改修など幅広いシステムに関わることができること、②業務システムの改修だけでなく、サービス企画などにも携われそうなこと、③「何が課題なのか」から、自分が考えられる機会が多いこと=色々なことを経験し、それぞれの場所で課題特定から解決まで行いたいという自分のwillが叶えられそうだという考えのもと、事業会社のIT部門を選びました。
自己分析をしていく中で、課題解決という点に加え、色々なことにチャレンジすることが自分にとって幸せだと感じていたからです。

少し後悔していること

ありがたいことに、元々第一志望群であった全ての企業から内定をいただくことができました。
ただ、就職活動で少し後悔していることがあります。それは業界を幅広くみるだけでなく、その業界の中でもできるだけ幅広い企業に興味を持つことの重要性です。
見ている業界の中に通信業界があったのですが、その中では1社しか視野に入れていませんでした。しかし、内定をいただいてから承諾期限まで、どの企業にしようか迷っている中で色々調べていると、「通信業界のこの企業、見ていなかったけど割とマッチしていたんじゃないか?でも今からエントリーしてもA社の承諾期限には面接が間に合わない、、(後悔)」ということがありました。
全ての業界に対して、全ての企業を見た方がいいとは言っていません。興味のある業界については、自分が少しでも興味のある仕事があるかもしれないので、いろんな企業のサイトを見て、「この企業にはこの職種あったんだ!」とまずは「知る」ことが重要だと思います。先入観で「こういう仕事しかなさそう」と調べるのをやめてしまうのはもったいないです。

私の場合は結局後から見つけた企業へのエントリーはかないませんでしたが、後悔はありません。というのも、どこに就職しようか決める段階でもう一度自己分析をした結果、「あやっぱりこういうことに興味があるんだ」というのが明確になったからです。多分就職活動の途中だと気づくことができなかったんじゃないかなあと思っています。わからないですが、笑
それよりも自分のやりたいこと、興味関心の軸がちゃんと明確になったことの方が収穫でした。

お世話になった方々へ

ReDesignerの森内さん、田口さん
Visionalのくぬぎさん、福田さん
サイボウズのインターンにてお世話になったみなさま、人事の岡田さん
就職活動を進める中でお会いしたデザイナーのみなさま、エンジニアのみなさま
色々相談に乗ってもらった先輩方

本当にありがとうございました。
これからも貪欲に成長し続けます!



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