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ノルウェイの森
13年ぶりに読んだ
本棚の奥に固定されていた村上春樹
少しほこりをはらい、ページをめくる
13年前に読んだときは、ぼや〜とした感想しか抱けなかった
それでも、村上春樹が好きになった。
その時出会った夫は、春樹と同い年、同じ神戸で青春を過ごした。
「三宮のセンター街ですれ違ってたかもね」とわらっていた。
何故か、春樹のことは気に食わなっかったらしく
「あんなのは文学じゃない!!」と漱石先生を勧めてくる
大江健三郎を文学と言うんだよ!!!とか、
私は別に文学極めたいわけじゃなく、感覚的に春樹文学がスキなんだよ。
と言っていた。こっそり買って読んでいた。
それが5年も過ぎた頃
村上春樹新刊発表されて
「村上春樹、予約してあげようか?買いなよ」みたいなこと言い出して
「えっ!! えっ!!! えーーーー!!だって嫌いでしょ??」
って答えたら
「いいよ、買ってあげるよ」と微笑みながらパソコン、ぽちり。
やっと、
春樹へのライバル心とか嫉妬とかが消えたのかなと思った瞬間です。
それにしても、13年前はもや〜な話だったのが、
今回読んで、すべて理解できて、この間の恋とリンクして
せつなく涙してしまった。
時を経て本を読むことの素晴らしさを再認識した読書のはなしでした。
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