見出し画像

僕がアメフトにハマった理由④

こんにちは。
ではアップセットを起こした箕面自由戦で
どのようなゲームプランや戦術を展開したのか
書いていきたいと思います。

まずこの試合の勝因(O#を除く)を大雑把に
書くとD#ではこの試合のために導入した
3-3-5の複雑なCover&Blitzsを駆使し3つのTurnover及び4thdownGambleを
3回止めたこと、ハイパーパスオフェンスに対して
パスを通されても即タックルし続け
タックルミスがほとんど無かったこと、
10play以上のロングドライブを3回されたが
慌てず我慢し3回とも無得点に抑えたこと。

Kickingに関してはBig Returnが2回あったこと、
PCで常に優位なフィールドポジションを
獲得し続けたことだと思います。

D#とKickingに関しては書いてる通りなので
特に詳しく書きません。


さてここからO#です。GamePlanから書きます。
Gameplanは大きく分けると
3つあったように思います。

① ポイントは初戦ということ 
② 時間を消費してロースコアゲームに持ち込む 
③ 完全分業制

まず①「ポイントは初戦ということ」
これも磯和先生が何度も言っていたのですが
「下のチームからすると強いチームと初戦で
当たるのはラッキーや。何でか言うたら
向こうにはこっちの情報がない。だから色んな
新しいことをやってチームのピークを
初戦に持っていこう」と。

確かに強いチームは先の事を考えてあまり
初戦から今までとガラッと変わったことは
しない傾向にあると思います。
そこに目を付けこっちは春からガラッと変えて
ZoneSchemeの導入(Stretchだけでも3種類の
ベースを用意)やUnbalance体型などを
準備しました。


次に②「時間を消費して
ロースコアゲームに持ち込む」

アメフトでは当たり前のことですが
強いチームに勝つためには
できる限りボールを保持し時間を使い、相手の
攻める時間を減らしてロースコアゲームに
持ち込むのが妥当だと思います。
特に高校生は1Q9分なのでなおさらのこと。

この試合で行ったことは
「毎プレー40秒計をギリギリまで使うこと」
「徹底したRun攻撃」

の2つでした。
実際数字ではどうだったんだろうと思い
スタッツを取ってみました。

全49playの内、
Run39回、Pass10回(内PAP6回)でした。
Pass成功が3回(内2回がTD)しかなかったので
如何にRunで時間を使いながら勝ったのかが
一目瞭然だと思います。

特に後半に65ydと75ydの
ロングドライブがあったのですが
前者は10playの内全てRun、
後者は11playの内10playがRunでした。

ボールポゼッションのスタッツは
取れなかったのですがおそらく36分の内
25分ぐらいは関大一高がボールを持っていたと
思います。(体感なので誤差はあると思いますが)
新しく導入したStretchが試合を通じて
出続けたことが大きな要因でした。

最後に③「完全分業制」
これはもしかすると磯和先生独自の考えで
思い切ったのかもしれません。
そもそもアメフト自体が分業制なスポーツですが
その中でもさらに分業されました。

QBとTEは固定、TBは基本林選手で疲れたら
2本目の選手と交代という形を取っていました。
ここまでは普通ですがさらに分業化を
進めたのが「FB」と「WR」です。
多分全くイメージ付かないと思うので
詳しく書きます。

まず「FB」から。
FBはコンバートの結果3人の選手がおり
皆タイプの違う選手でした。
(①RunとReceiveに長けた選手・②ヒットが強くブロックに長けた選手・
 ③スピードに長けた選手)
どう分業したかというとCallされる
プレーによって出場する選手を分けました。

覚えてる範囲で書くと
①の選手はStretchのLead BlockerやFBのRun、
 パスコースに出るプレー。
②の選手はPoweroffTackleやBlast、
 パスプロテクションをするプレー。
③の選手はD#とのすれ違いを狙いたい
 速いタイミングのRunプレー
とこんな感じです。

今はFB自体がいなくなりつつある
アメフト界ですが当時はFBのRunも多用して
いたのでこのような感じで各々の良さを
活かしたんだと思います。


続いて「WR」
これもかなり珍しいとは思いますがシンプルに
「Runの時のWR」と「Passの時のWR」で
分業しました。(ちなみに僕はRunとPAPの時に
入ってました。)

夏休み以降の練習ではPassTreeはQBWR全体で
行ってそれ以外は分かれてIndyを行っていた
記憶があります。僕は身長が低いので低さに
こだわったブロックと低く鋭いCutblockを
ひたすらダミーに向かって当たって
練習していました。

そのおかげでGainに繋がるブロックをいくつも
できたんだと思います。(よく考えたらPass WR
この試合1回もPass捕ってへんやん何しての、、、※Pass取ったのTEとFBのみ)


以上がGameplan及びその結果の検証でした。
戦術の事も書こうと思いましたが
長くなったので次回にします。
(動画もその時に)


今回も長くなってしまいましたが最後まで
読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?