音楽の力を信じる YOSHIKI UNDER THE SKY
YOSHIKIって、天才なんだなと。
「何を今更」と思われるのかもしれないけれど、私はこの映画を観て、初めてそう思ったんです。
コロナ禍で日常を制限されアーティスト活動ができない中で、「前向きなメッセージをどうにかして届けたい」というYOSHIKIの想いに賛同した世界中のアーティストが参加したドキュメンタリー。
とにかく、出演者がすごい。
私の知識不足で名前とか知らないアーティストさんが多かったんだけど、そんなこと関係なくて
全員の歌声や演奏が美しすぎて、とにかく素晴らしい。
特に凄かったのが、The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)。
YOSHIKIとは離れた場所で演奏するアーティストが多い中、YOSHIKIと一緒に演奏する姿はまさに圧巻。
歌はめちゃくちゃかっこよくて、さらにドラムが凄すぎる。
曲の最後は、YOSHIKIがピアノからドラムに変えて、チェインスモーカーズのドラムと共に、2人のドラマーが最高の音を叩き出す。
もう、ドラムが主役で、1曲にドラムが2人いるなんて見たことなかったから、ぶつかり合っちゃうんじゃないかという、しょうもない私の不安なんてものは全く意味をもたず、とにかくドラムのかっこよさが炸裂している。
ドラムがバンドに欠かせないこととか、ドラムがかっこいいとか、それはわかってるけど、そういうことじゃなくて、ドラムが音楽をつくってる、そんな最高の曲でした。
YOSHIKIのこと何にも知らないけど、少し不器用な人なんじゃないかと思った。
言葉でうまく説明できるタイプじゃなくて、幼少期を病院で過ごしたこととか、大切な人を亡くした経験とか、色んな想いを、全て音楽で表現してるんだなと。
そんな不器用さが映画にも垣間見ることができて、「あー、YOSHIKIがつくった、YOSHIKIの想いが全面に現れる作品なんだな」と。
劇中で「僕は音楽しかできないから」って言ってたけど
ピアノが弾けて、ドラムが叩けて、曲をつくれてアレンジもできてって、天才でしょ。
クラシックもロックもEDMも、歌でも、楽器の演奏でも、
音楽なら何でも受け入れる。
色んな人と関わって、その人の想いや考えを大切にしようとする。
そんなYOSHIKIのことをみんなが好きになる。
とにかく、YOSHIKIの凄さと、音楽の美しさを存分に感じられた、最高の時間でした。
The Chainsmokers - Closer (Official Video) ft. Halsey
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