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教員の働き方改革が求められている理由①

 こんにちは,HARuです。昨日の記事でも少し触れましたが,今日は,「働き方改革について」

なぜ教員の働き方改革が推進されているの?

結論から言えば,「子供たちの教育ため」ということになります。

 子供たちの教育を担う国の機関である文科省によると以下の通り

「社会の急激な変化が進む中で、子供が予測不可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を育成するため、学校教育の改善・充実が求められています。また、学習指導のみならず、学校が抱える課題は、より複雑化・困難化しています。
 このような中、教員勤務実態調査(平成28年度)の集計でも、看過できない教師の勤務実態が明らかとなりました。

 このため、文部科学省では、教師のこれまでの働き方を見直し、自らの授業を磨くとともに、その人間性や創造性を高め、子供たちに対して効果的な教育活動を行うことができるようにすることを目的として、学校における働き方改革を進めております。」

つまり,

これからを生きる子供たちを育てるために働き方改革を進めるということです。


教員の働き方の何が問題なのか

今までの教員の働き方の最大の問題は

過労死ラインをはるかに超えた労働時間

※過労死ラインとは「直近の1ヶ月に100時間以上の超過勤務をしている。 直近の2ヶ月間から6ヶ月間のいずれかにわたって、1ヶ月あたり80時間以上の超過勤務をしている。」を指します。

なのです。なぜ過労死ラインをはるかに超えた労働時間になるのかといえば,「どこまでが教員の仕事なのか不明確な業務内容」のせいでしょう。教員がしなくても良いと文科省が通知を出している仕事があります。例えば登下校指導,学校徴収金の回収(最近は減りましたがお金の回収です),休み時間の指導,部活動指導などです。

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教師は授業以外にも多種多様な業務を抱えています。専門職のはずがいつの間にか総合職になっているのが現状です。さらに,問題なのは大学を卒業した手の新卒だろうと数十年経験したベテランだろうと同じ教師として扱われることです。個人の裁量が多くて嬉しいという人もいますが,私が関わってきた新卒の先生方は,仕事量の多さにアップアップしています。

また長くなってしまいそうなので,今日はこの辺りで。次は,労働時間が長いとなぜいけないのかについて考えを書いていこうと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございます🙇‍♂️

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