子供たちの学び② 学習のやり方編
こんにちは,HARuです。今日は,昨日に引き続き子供たちの学びについてです。
昨日の記事はこちら↓
昨日は宿題について自分の考えを述べさせていただきました。中学校では自主学習という名の(どこら辺が自主的なのだろうか😅)宿題ですが,私は,現在下記のようなやり方で子供たちにやらせています。
どうせやらせるならこんな自主学習
私の勤務している中学校には「自主学習」はないのかというと,もちろんございます。ただ,現在は提出を強制していません。さらに,自主学習のやり溜めをさせています。
自主学習のやり溜めとは
・やってきた自主学習は1日1ページカウントとする。
・多くのページをやった場合,翌日以降の分としてカウントする。
・自分の時間があるときに先に進めてしまっても構わない。
というものです。さらに,今年度タブレット端末が導入されたのでそちらでも自主学習を認めるという方針を出しましたが,まだ子供達には受け入れられていません。(子供たちもタブレットで提出してくれた時期はあるのですが,ノートに学習する方が楽なようです)このシステムは,子供たちにはかなり好評です。今時の中学生は部活動に塾に習い事と休む暇もありません。少しでも自分で時間が作れたとき,自分で先を見通したり自分で考えたりして学習をしてほしいと思いこのシステムを考えました。まだまだ改良の余地はありますが,現在のところ自主学習の1つの形としてはベターだと思っています。(もっと良い方法があればぜひ教えてください!)
こんな学習がおすすめ(保護者の方へ)
小学生編
その子の好きなものを徹底的に学ばせてあげてください。ゲームだろうとマンガだろうと虫だろうとその子が好きなものがあればトコトンまで追求させてあげてください。学校の勉強をさせたい気持ちも大変よくわかります。しかし,1つの分野に突き抜けたことは今後子供たちにとって間違いなくプラスに働きます。今のうちに(小学生の方が中学生よりも自分の時間を確保しやすいと思っています)その子が学びたいことを徹底的に学ばせてあげてください。
まだ学びたいことや好きなことがないのならば,たくさんのことを経験させてあげてください。失敗は糧です。失敗しなければ成長もありません。子供たちが多くのことを経験する中で間違いなく自分が好き,得意が見つかっていくはずです。ぜひ,その突き抜けた分野を大切に育ててあげてください。
中学生編
3年後には高校受験,日々部活動や塾,習い事に大忙しの中学生。自分の好きなことも学校の学習も並行して学んでいかなくてはいけません。残念ながら日本の高校入試のシステムは,未だにどれだけのことを正確に覚え,表出できるかを測るテストです。もちろん,少しずつ変わってきてはいますが,今すぐに大きな変化をすることは難しいでしょう。学校での学習において最大限重視すべきは得意な教科です。小学校編でも述べましたが,1つ得意なことがあるとそこから派生して他教科にもいい影響が表れるものです。ですから,中学校の前半2年生半ばくらいまではトコトン得意なところを伸ばしてください。それが落ち着いてきたら,次に着手するのは自分の苦手なところです。苦手なところが苦手な理由は2つあります。
1つ目は学習時間が極端に短いこと。
2つ目は無駄な問題演習。
得意な教科や得意なことは接している時間が長いからこそ得意なのです。英語が得意な子供は間違いなく学習時間の割合で英語の学習が多いはずです。そこを分析し,苦手な教科に時間を割くのです。いきなり苦手な教科から学習を始めるのが難しければ,得意な教科→苦手な教科→得意な教科と苦手教科を得意教科でサンドイッチしてもかまいません。とにかく,今まで以上に意識的に苦手教科に触れる時間を増やすのです。苦手教科の良いところは短時間でも成果が表れやすいところです。80点を100点にすることは難しいですが30点を50点にすることはそれほど難しくありません。単純に触れている時間が短かっただけなのですから。さらに言えば,苦手な問題のみを繰り返し学習することをオススメします。得意な問題と苦手な問題が混じった20問があるとすれば,苦手な問題や間違えた問題を繰り返し解くのです。そうすることで,テストの点数をあげることができます。(これも前述した工藤先生の受け売りです)
もちろん最終的な目的はテストの点数をあげることではありません。しかし,自分のやりたいことの時間を確保するために効率的に学習を進めるということはとても大切なことです。我々社会人も同じように自分の時間を確保するためにいかに効率的に仕事をするかを考えているはずです。
ぜひ,宿題の意味をお子さんと一緒に考え,どのように実施していくのがご自身のお子さんのためになるか話し合ってみてください。
こちらの記事↓もおすすめです。
では,今日もありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?