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定年物語。

私にも「結婚」というものに憧れた10代がありました。
その頃「結婚物語」を読んで、また沢口靖子さんが主演したドラマも観ました。
それから40年……

やはり、コロナ禍のことは題材になるのだと思いました。
そして、正彦さんも陽子さんも年齢は重ねたものの、ちょっと風変わり?なところは変わりません。

しかし、夫婦の定年後、お互いの生活にむやみに干渉することなく、仲良く暮らせていけたら幸せだと思います。
正彦さんは、多趣味な人なので、新たに始めた俳句にのめり込んだりと忙しいです。

近所に住んでいる夫婦で、旦那さんが定年を迎えて家にいるようになったら、奥さんがどこへいくにもついて歩くようになりました。
それが嫌で、奥さんは家に引きこもりがちになりました。
旦那さんは、仕事人間で趣味といえば飲みにいくことしかなかったらしく、コロナ禍でそれもできず、そのうちに飲み仲間と疎遠になったり、相手が亡くなったり……ということで、相手をしてもらえるのは奥さんだけ、という状況です。
そして、年齢的なものもあり、耳が遠くなっているので余計に人付き合いをしたくないそうです。
私はそんな老後を送りたくないです。自分の好きなように暮らしたいです。まさに、「定年物語」のように過ごしたいです。

そして、469ページから471ページを、創作をしている方々には是非読んでいただきたいです。
私は好きな作家さんから、こういう言葉を受け取れて幸せです。


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