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「捨てることは得ることだ!」という感覚を知りたくて。

令和が始まってすぐぼくはものを捨て始め、

ものを捨てるということの良さを知った。

いわゆる、ミニマリストという種類の人間になったのかもしれない。


キッカケは、暇だったから。

令和が始まったから何かをしようとしていたわけじゃない。

GWで暇だったからだ。

あまりに暇だったので人生で初めて、

「後で読む」にしておいた記事に手をつけた。

そこで保存したことも忘れていた、本を紹介している記事の

「“なんだか人生が上手く回ってない”って人は

ぜひ読んでみください。」

って言葉に惹かれ、電子書籍ですぐに購入してみた。

暇が潰せると思っていたし、人生も回っていないと思っていた。

後で聞いたのだが、占いでもその時期は人生の下り坂だったようだ。

とにかく、モヤモヤを解消したくてすぐ読んでみたくなった。

読み出すと、ミニマリストという人の本らしかった。


ものは、とっておくものでは、ないの?

衝撃が走った。

ものをしまって大切にしていると思っていたし、

何かあった時のために、ものはとっておくと教わっていた。

だから、片づけの魔法的な本が流行った時には

読んでも全く響かなかった。

でも、この本によればものを持っていることで失うものがあり、

「捨てることは、得ることだ」

という、驚きの言葉に出会ったからだ。

本を紹介していた人は一日で読破したと書いてあったが、

ぼくはなんとその本を続けて3回も読んだ。

そんなことは初めてだった。

捨てることで、得るものがある?

早くものを捨てたい?

いや、そんなバカなことがあるか。

でも、それが、本当なら。

GWの真っ只中、ぼくはものを捨て始めてみた。


ものを大切にしているはずだった、ぼく。

本に書いてあった通り、不要なものから捨て始めた。

最初は、部屋の片付けと感じてしまいむしろ不快だった。

いつもの、面倒だという感覚が拭えなかった。

「いや、これはいるよな、とっとこう。」

「あっこれ、こんなところにあったんだ。」

「なんかやっぱり、楽しいと思えないけど…。」

ゴミ袋がそれなりにたまってきても楽しくならない、

そう思いかけた時、ふと気づいた。

あれ、俺の部屋に不要なもの、こんなにあるの?

必要なものって、本当はなんなんだろう。

自分の中で何かが変わり始めた。

ものと対峙していくことが、ちょっと楽しくなってきた。

不要なものがないか、探すことが最初の楽しみだった。


ものをあまり持っていないという思い込み。

もともと、ものを欲しがるタイプではなかった。

中学や高校でも音楽に興味が出なくてCDもあまり買わなかったし、

洋服もファッションに興味がなくて多くは持ってなかったし、

車も持ってみて、運転は楽しかったけど、手放してしまった。

欲しいものはそんなにないと思っていた。

でも、じゃあどうしてこんなに部屋の中にものがあるんだろう?

本を書いた人ほどものを捨てようとまでは思わないけど、

確かに必要なものだけの部屋になれば、何かが変わる気がする…!


やがてシンプリストへ。

それから、結局は捨てることが楽しくなってしまい、

しばらくぼくの趣味は、捨てることになってゆく。

今や、ものを買う時も捨てる時のことを考えてから買うほど。

でも、ミニマリストの人ほどものは捨てなかったので、

今で言うところのシンプリストなのかな?

その経過や考え方は、また別の記事で。

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