人が万全でいるには適度な負荷が大事という話

ジョーン・ヴァーニカスさんの著書『宇宙飛行士は早く老ける』の中で、
無重力が人間に与える悪影響について様々なことに触れている。

筋肉の衰えや糖尿病などの生活習慣病を発症したりもする、
それはまるで老化による衰弱のようだと表現されてます。

無重力というとふわふわと浮いて身体的な負荷がなさそうに思えますが、
この負荷というのが実は人体の状態を整えるのに一役買っているのですね。

重力や大気などの影響の負荷がバランスを整えている、
というかむしろ逆で与えられる負荷に適応した結果が今の状態、
無重力というまったく別の環境でそれが崩れたのかもしれません。

何にせよ言えるのは地球に住む人間の身体の状態を良く保つには、
適度な負荷が必要不可欠であると言うことです。

で、これって身体以外のものにも当然ながら言えること。

思考、特に能動的に考えるということを怠り負荷をかけなければ、
徐々に鈍くなり物事にただ反応することしかできなくなっていきます。

精神、感情等を動かす適度な負荷がなければいずれ摩耗していき、
何があっても変化しなくなっていくでしょう。

人というかおそらくあらゆる生物は与えられる負荷に対して、
何らかの適応的な動きを見せるからこそより良い、
より万全な状態を実現し保つことができると思うのですね。

鏡合わせのように負荷と万全は表裏一体のものであり、
どちらが欠けても立ち行かなくなる。

このことは何をするであれ意識してみと良いと思います。

例えばある分野において結果を出すための万全の状態を実現するには、
必要な負荷をかけて自分を適応させていく必要があるとか。

それが練習であったり学びであったり経験であったりする、
未知のものに触れ身体、思考、精神に負荷をかけていき、
必要不可欠な動きを生み出す。

ただ、人の無意識はこの余分な動きを能動的に起こすの嫌う傾向があり、
それを踏まえたうえで最適な負荷をかけていくにはどうすればいいのか?

これを日々考えていくのは大事だなというお話です。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。

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