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知ってることとできることは違うというのは常に意識しておくのが大事

大抵の人は知っていればできると思っています。

例えばビジネスをはじめたいと方法論やテクニックを学ぶ人は多いですが、
それはやり方を知っていれば同じように成果が出ると思っているからです。

だけど、実際にはいくら学んでも成果が出ないという場合は多いし、
むしろ中途半端に知ることで逆に成果から遠ざかる場合もあります。

こういう事態を避けるためにも常に意識しておきたい大事なことは、
知っていることとできることは決して同じではないということ。

そもそも人が何かをできるようになるまでには2つの段階があります。

1つめの段階は意識的に試行錯誤する段階。

やり方をきちんと考え実践して現実とのズレを把握し、
思ったような結果が出るように常に軌道修正する。

それを何度も繰り返しおこなっていくうちに自然と2段階めに進める、
脳に行動の回路ができていきます。

そうすると意識せず自然と必要なことを無意識的におこなえる、
やろうと思うだけできるようになっていくのです。

あなたも得意なことをしている時のことを思い出してみてください。

やろうと思って頑張らないとできないなんてことはない、
自然と適切な行動がとれて結果が出ているのではないでしょうか?

意識してここをこうしてこうやろうとか考えず、
無意識のまま簡単なものなら片手間でできたりするでしょう。

それが本当の意味でできるということであり、
何かができる人は必ずその過程を経ています。

ですが、厄介なことが1つあって人はできるようになると、
できなかった時のことを大抵は忘れるのです。

また思い出してみてほしいのですがあなたが今得意なことを、
どうやって身につけたか思い出せますか?

記録としてそういう時期があったとかやってみたこととかは覚えていても、
できなかった時の感覚とかはほとんど実感がないと思うんですよ。

なんでこんなことができなかったんだろうって感じだと思います。

このできなかった時の感覚を思い出せないことが、
知ってさえいればできるという錯覚を生み出すことになる。

だけど、ここまでお話してきたようにできるようになるには、
必ず2つの段階を乗り越える必要がある。

意識的な試行錯誤を繰り返し無意識に刷り込むという過程を、
必ず通らないといけないのです。

このことは何をやるにも、特に新しいことをやるときには、
常に意識しておくことがかなり大事。

できてないとできるようになるまで繰り返すことをしないまま、
挫折して諦めたり別の方法に意識が向いたりしてしまうからです。

繰り返しになりますができるようになるには上達までの個人差はあれど、
意識的な反復練習が少なからず必要になる。

逆に言えばできないということは自分ができるようになるのに必要な、
意識的な試行錯誤の繰り返しが足りないということです。

このことはぜひ覚えておいてもらえると、
知っているだけでできないという状況にならず、
きちんとスキル等を身につけることができますよ。

ぜひ試してみてください。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。

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