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『100日で心折れるスタートアップ』から見えてくる興味を持たせるコツ

ツイッターなどで今どんどん人気が出てきている、
100日で心折れるスタートアップという漫画あります。

この作品は主人公のウサギが起業して奮闘する様子を、
作者さんの実際の経験を元に1日1話の計100話まで、
4コマ漫画として描いていくものです。

数年前に100日後に死ぬワニという同じような作品が流行りましたが、
違うのは題材にしているものの興味性。

ワニのほうは共感しやすいちょっとした日常に加え、
死というインパクトの強い題材を利用しています。

対してウサギの方は起業という大衆受けしなさそうな題材で、
起業して心折れるというよくありそうな物語を展開している。

にも関わらずどんどん人気が上がってきていることから、
興味性を持たせるコツが見えてきます。

ワニの方にも同じことがいえますがウサギの作品は、
知識の隙間を利用して上手に興味を引き付けているのです。

人はある物事に対してちょっとした知らないことがあると、
それを埋めたいと思う思考傾向を持ってます。

例えば現時点で国連加盟国は193ヶ国あるのですが、
そのうちの100ヶ国わからないとかなら、
わざわざ調べたりはしない。

だけど、190ヶ国まで知って後3つの国で全部わかるとなると、
それを埋めたいという欲求は大きくなっていくのです。

100日で心折れるスタートアップはまずタイトルから、
1つの隙間を生み出しています。

心折れるという最後はもう決まっていて、
その理由は何なのかという隙間です。

漫画の構成自体は4コマ漫画で1日1話の計100話と決まっていて、
1話を手軽に読めてどんどん心折れそうな要素が明らかになっていく。

読めば読むほど隙間が小さくなっていって、
埋めたいという欲求は強まるわけです。

最後まで興味を保ちながら読めるわけですね。

まとめると、まずフックのある概要(全体像)を、
タイトルで相手に提示して知識の隙間を作り、
ある程度の興味性を持たせる。

1日1話の4コマ漫画という手軽に読める作品形式で、
サクサク次が読めるようにすることで、
どんどん知識の隙間を埋めて興味性を高めているのです。

大事なのは知識の隙間を生むフックとなる要素と、
徐々に隙間を小さくして興味性を保たせる構成。

この2つを意識すれば人に興味を持ってもらい、
最後まで作品なり何なりを見てもらえる可能性が高まる。

それだけ広まる機会も多くなっていくので、
もしあまり興味を持たれにくい分野のものに、
何とか興味を持ってほしいなら以上のことを意識する。

どうすれば自分のケースに取り入れられるか考えてみて、
実践してみると良いですよ。

実際に100日で心折れるスタートアップを読んでみてもらえると、
構成や展開の仕方など参考になると思うのでぜひ読んでみてください。

作者さんが漫画をまとめてるサイト
https://linktr.ee/heartbreaksu


では、今回はここまでです。


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