#89 第３回THE NEW COOL NOTER賞「始まる世界」に応募します

長～いトンネルを抜けた光を書かなきゃいけないコンテストであれば、きっと躊躇した。こんなにモヤッとした時間に居る私が、なんとも遅い歩みながらなにかを掴めそうな感じがする‥‥

そんな今の私を書きました。3,000文字に収めることに苦労しつつ‥‥

ほんの少しでも誰かの力になれたら‥‥という想いで『THE NEW COOL NOTER賞』１０月度「始まる世界」に参加させていただきます。

今のまだ形にならない、ちょっと動き出した (ちっともすごくない) 気持ち、 それをそれとして残します。

蛇足ですが‥‥

八十を超えた母は今でも本はよく読むし、編み物ができるのだから手先にも問題はないのです。歩調は遅いけれど、郵便ポストまで歩くこともできます。それでもやはり歳を取るとそれまでやっていたことへの気力がなくなるのだと言います。よくまめにくれた母からの国際郵便はここ何年も届いていません。

「コンピューターだけは使えと言ってくれるな。あれだけは死んでもいやや」と言った母。大げさにもほどがあるよ‥‥

でも、ネット環境がないという豊かさを私は否定しません。ありがたいことに今は固定電話に掛けられる国際電話の定額プランに入っています。母とは無制限に話せているのでそれで十分泣けるし、十分大笑いもできるのです。

母とは「コ〇ナが落ち着くまでこの先どうなるかわからんね」という話しかできません。「どうしても私一人でも日本に行く」と言わなくなった娘を母はどう思っていることでしょうね。

ホッとしてくれたり、ちょっと残念だったりしてるといいな、と勝手な思いです。

『始まる世界』のコンセプトに共鳴しています。

①過去や現在、辛い方への寄り添いと応援をします。
②辛さを乗り越える為のアイディアを集め、提案します。
③様々な立場からの意見を持ち寄り、問題意識を持って話し合い、視野を広めます。
お互いに気付きや学びの機会をもてるといいですね。
④「こうしなければならない」ではなく、その方の後ろからそっと灯りを灯して、足元を照らす様なこころの支援を行います。

素敵な企画をありがとうございます。