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身体はアンシンメトリー

歩く時に背中の筋肉を意識してみる。特に右側の広背筋の辺りに意識を向けると、歩いているときの感覚がいつもと違って、腰がまっすぐになっている気がする。
しばらくすると汗が吹き出してくる。

左側と右側、ヒトの身体は左右対称ではない。私はもともと左利きなので、どちらかといえば左半身の筋肉の方が発達していて、右半身の筋肉は弱い。
鉛筆やお箸を持つ手は幼少の頃に右手に矯正されたので、今でも細かな動きは右手、力が必要な動きは左手で行なうことが多い。

現代社会は右利きの人たちが暮らしやすいように成り立っている。建物や道具なども右利きの人が使いやすくできているし、ものの考え方も右利きの人、つまり、言語を司る左脳優位の視点での見方が多い。
左利きの人は右脳優位で頭の中で絵的なイメージを思い浮かべることに長けている。左利きの人が現代社会で生きていると、右手を使うことが多々あり、左右の使用頻度の差は小さいが、右利きの人は右側ばかり使うことになり、左側との偏りが大きくなる。

左脳と右脳の行き来も、両側の体をバランスよく使えば、うまくできるし、バランスよく使わなければ、左右の脳の行き来の頻度は減る。

目覚めている時に左脳と右脳をバランスよく使えていれば、寝ている時にも脳全体がバランスよく働いてくれるのだろうか。
脳も身体も使っていないところを使うことによって、新しい道が開けるかもしれない。

足のストレッチしてみると、硬さが左右で違う。
他の箇所も左右対称になるように調整しながら、ストレッチを続ける。

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