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紳士とお嬢さん

ネタバレにならないように紹介していきますが、若干そうなる場合もありますので、ご了承ください。

NETFLIXで76話もあるラブコメディ

KBSで放送された時は52話で平均視聴率が32.1%を記録しているとのこと。
このドラマ、ちょうど10年前くらいの韓国ドラマのフレーバーがある。BGMや効果音がそうだ。
そして、韓国ドラマによくある、財閥の家族間の問題、意地悪な奥様、出生の秘密、DNA鑑定、そしてついに出た、記憶喪失!

記憶喪失

ドラマ「愛の不時着」で主人公のジョンヒョクの部下、ユ・スビン演じるキム・ジュモクが韓ドラマニアで、韓国に潜入した際に「南朝鮮では記憶喪失やタイムスリップが日常茶飯時ですよ」と言い切っていたが、それくらい、記憶喪失はドラマに出てくる。

相関図がすごい

このドラマの相関図は複雑である。主人公のヨングクは大企業の会長、奥さんを若くして亡くし、中学生の長女、小学生の長男、幼稚園生の次男の3人の子供と暮らしている。
彼の家には大奥様がいるが、彼女は亡き父親の愛人で、彼の母を泣かせていた相手だが、父親のとの間には彼の義母妹になるセリョンがいる。その関係もあって、大奥様は同居しているが、この人がわがままし放題で問題が多い。執事としてサラという室長が彼の自宅に通ってきているが、彼女は彼に好意を寄せている。普通はそこまでだが、なんと彼女は過去に未婚で出産し、その子をヨングクの家の前に捨てているのだ。
つまり、ヨングクの3人の子供のうち末っ子のセジョンは、実はサラの子で、サラは密かにセジョンに思いを寄せている。
サラの母もこの家との縁がある設定。サラの母は友人のギジャの所有するマンションに同居している。

ヒロインのダンダン

ヒロインは生後100日に母に捨てられる。乳飲み子を抱えた父親スチョルは売れない画家のようで、おそらく生活苦とやりたいことがあるとかで母親は出ていくのだろう。
スチョルはもらい乳などしながら仕事をするが、どうしても乳飲み子を抱えては十分に稼げず、自殺を図る。数年前に夫を亡くしていた1男の母ヨンシルが見兼ねて一緒になろうと言い、ダンダンは四人家族となる。
ヨンシルは息子デボム、母親のダルレ、弟のゴン、姪のミリムと暮らしていて大家族となっている。
ダンダンは家出をしたところを海軍の兵士に巡り合い、自転車に載せてもらう。彼が実はヨングクであった。

財閥と庶民

生活の違いが表現されている。財閥と庶民では恋愛もできない描写が出てくる。大きくはヨングクの家族とダンダンの家族が複雑に絡んでくる。ダンダンの父、スチョルはほんとうに良い人であるが、妻のヨンシルはどこかずるがしこく、彼女の行動が両家に大きな溝を作る結果になる。
ヨンシルも根はいい人なんだろうが、お金が一番という雰囲気が満杯。
仕事も恵まれない家族だが、ある日チキン屋を始めることになる。

ダンダンの恋

ダンダンは生みの母はスチョルとヨンシルが不倫をしたせいで出ていき、その後死んだと聞かされている。そのせいかダンダンは継母としてのヨンシルをどこか許せないし、ヨンシルも実子のデボムをひいきしているように思って育った。(それで家出していた)
塾の講師をしていたがリストラに遭い、住み込みの仕事を探していたら、大学の時の恩師からヨングクの家で住み込みの家庭教師の仕事があり、推薦されて働くことになる。このあたりからラブコメの世界に入っていくが、サラ室長との恋愛の小競り合いもあったり、さきほどの大学教授はヨングクとは同級生で恋愛感情もちらほら出てきたりする。
ダンダンとヨングクは14歳も離れているので当初はお互いに恋愛感情はないのだが、いくつかの出来事があり、次第に恋愛感情を持つようになる。
その後の展開このタイミングで記憶喪失があるは、スチョルを子供の時に生き別れたギジャとのDNA鑑定、ダンダンの母親の出現とか、韓ドラらしい展開が続々と出てくる。
それにしてもDNA鑑定はこんなに日常的に行われているのだろうかと思った。コロナの時のPCR検査のようなものなのか。

76話は長い?

そう思っていたが、1話が短いのでさほど気にならなくなる。高視聴率を受けてか後半はタイアップ商品がよく出てくる。


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