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モモ〜時間を想う〜

小さいヒト達の時間

見通しが持ちにくく、切り替えに時間がかかる子達に【タイマー】で切り替えるという支援方法があります。「早く切り替えて、楽しい活動に参加したいよね〜」という優しい支援者の想いと、それに同調する子どもたちの想いが一致していることもあります。
支援者の想いは優しく「園生活や、これからの学校生活をスムーズに過ごさせてあげたい」「だから、できるだけ早く切り替えるスキルを身につけてほしい。」
子どもにとっても「楽しい活動に参加したい!」
どちらも本当の想いなのです。

時間を【見える化】する【視覚支援】を使って、生活がしやすくなる子どもたちがいます。
でも、私はどうしても「あ〜よかったね!」とは心の底からは思えないのです。
今現在が上手くいっているのは嬉しいのだけれど…長いスパンで考えたら…本当によいことなのか?と。
ほんとうにほんとうに…優しい気持ちで【今の社会】【今の幼稚園や保育園】【今の学校】に対応できるように努力している先生や保護者さんがたくさんいて、優しい大人たちのことが大好きな子どももたくさんいるのです。

でも…自ら命を断つ子、不登校の子が増えているのは何故でしょう?
この優しい支援が般化されたら、苦しむ子は減るのかな?

このことを考えるとき
ミヒャエル・エンデの「モモ」
を思い出します。

「モモなら、なんていうのだろう?」


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