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汝、星のごとく

家族のつきそいで行った病院の受付で、
本を読んでいる青年を見た。

本を読んで受付にいる人はよくいる。
私が目が釘付けになったのは、
開いた本の、カバーがちょっと見えて、
あ!っと、なり、
同じ本を読んだ私は、
彼もあの感覚を味わうのかな、と
勝手に嬉しくなった。
私と同じ感覚になるとは限らないけど。

本屋大賞を受賞しているし、読んだ人も
きっとたくさんいる。
でも、目の前で読んでいる人を見て、
嬉しくなる、ってなんかいいね。

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