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23と◯◯マジック

11月20日。23歳になった。
だいたいいつも、誕生日の二日前くらいからその年一年を振り返ったりする。
22歳、どんな一年だっただろうか。
マイナスなイメージで捉えられてしまうかもしれないが、一言で言うと「キャパオーバー」だった気がする。
色々なことがありすぎた。それはとても嬉しいことだけど、わたしのこれまでの人生経験には追いつかないほどの出来事が凝縮された一年だった。
ネガティブなことばかり書きたくないのでここでは詳しくは言わないが、メンタル的には良くない状態でいる期間が多かった気もする。

誕生日の少し前に自分の状態が悪かったりすると、わたしは自分の中で「誕生日マジック」というものを勝手につくる。誕生日マジックというのは、新たな年齢になった瞬間に運気が一気にあがり負のエネルギーや気は綺麗さっぱり無くなる(と信じている)こと。
よく考えてみたらこれは誕生日マジックだけでは無かった。わたしには◯◯マジックが幾つかある。

例えば、年越しマジック。
これは私だけではなく少なからずみんな少しはあるんじゃないか(そう思いたい)と思うけど、年末あたりであまり良くないことが続いたり、モチベーションが下がったりなんかしてる時、年を越して新年にはそのマイナスは気はリセットされるような感覚。悪いものは置いてきて、綺麗にクリーンな状態から始められるようなそんな感覚。

わたしにはその◯◯マジックが人よりも多いかもしれない。でも結局はマジックはマジックでは無い。自らが環境を変えられず、歳をとることや年を越すことに何かを期待しているだけ。

今年はいつも以上にマジックは効かなかった。
何事もないように誕生日はすぎて、当たり前だけど前日の自分と別人にはならなかった。
明日になったら部屋は綺麗になり運動をするようになり自炊の質があがるだろう、そう思っていた矢先に脱ぎかけの靴下が落ちていることに気がつく。はぁ………。

結局の所さ、運とか季節とか行事とかお祝い事に頼っても、自分が変わらなければ何も変わらない。今年はそれも思い知らされた。

さぁ、こんな時に今年一年の抱負は何にするべきか。5日前に誕生日を迎えた友人に抱負を聞いてみると、「抱負を決めないことが抱負」だと言っていた。自分で自分を縛り付けないようにしたいそう。

なるほど、確かに理想の自分が高すぎると、そこに追いついてない差を見て落胆してしまう、22歳のわたしがまさにそうだ。
23歳、もう少し自分に優しくしてみる?それが怠けていたり甘え だったりと何が違うのかがまだわたしには分からない。
ただもっと自由でいいのかもしれない。マジックにちなんで、Mrs. GREEN APPLEさんの「Magic」の歌詞を。

「苦い苦いの私由来の無駄なダメージ」
「『マインド一つです』幸福呪文の史実」
「いいよ もっともっと良いように
  いいよ もっと自由でいいよ」

私由来の無駄なダメージか。面白い。まさにそれかもしれない。
23歳。今年は「こんな自分はダメだ」というのに縛り付けられないようにしよう。◯◯マジックも、悪いことではないと思ってみよう、期待しているんだ、未来に。良くしたいから思うんだ。なんだ、いいことじゃない。
ほんとにひょんなことから考え方は変えられる。友人にした質問1つで、たまたま聞いた楽曲1つで、負の感情から脱出出来たりする。
なんだ、大丈夫そうじゃない。

てことで、この投稿をした瞬間からわたしは23歳になったことを自覚し、そして前向きな気持ちになり良い運気になる。という投稿マジックを早速。

委ねる。自分に委ねる。
お誕生日おめでとう。

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