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瑞穂市議会 本会議4日目 ~一般質問❷~ R2/6/25

 瑞穂市議会6月定例会もいよいよ一番の山場「一般質問2日目」が行われました。15人の議員が質問通告をし、6/24 6人 6/25 6人 6/26 3人が一般質問を行っています。※6/24杉原議員は一身上の都合で取り下げ

今日までの流れは下記の通り
 ❶日目(6/11) 議案説明  執行部からの議案の提案説明 ※詳細議案説明
 ❷日目(6/17) 総括質疑 ※市長提出議案について総括的な質疑
        委員会付託
 (6/18.19.22) 委員会審査(総務、文教厚生、産業建設)
 ➌日目(6/24) 一般質問① 午前3人、午後2人
現在ここ↓↓↓
 ❹日目(6/25) 一般質問② 午前3人、午後3人
 ❺日目(6/26) 一般質問③ 午前3人 合計15名
 ❻日目(6/30) 委員長報告・質疑・討論・採決
※『 』内は、馬渕ひろしの独り言 ■ はそれぞれの議員の要望・意見

馬渕ひろしの感想

 様々なテーマでの一般質問がなされた。一般質問は市の今、これからを一番表す場面であり、新しく聞くこと、市執行部の考え方を知る非常にいい機会である。
 地区社会福祉協議会の設立など、市民参画の協働のまちづくりを進めていくことが必要で重要だと思う。
 自殺者についても全国では減少傾向に対し、瑞穂市は増加傾向。原因を分析して対応する必要がある。
 介護予防活動が、訪問型で行うよう展開されるという。アウトリーチ型という告知・サービスだが、私も「プッシュ型」通知を提唱している。HPに公開した、回覧板に回した、情報誌に掲載した、ということで行政は周知したと認識している部分がある。実際は、議会報告もそうだが、いかに必要な方に情報を届けるかについては、とても頭を悩ませている。是非、こちらから出向いて意見や要望を聞き、市民ニーズに合った施策ができるようして頂きたい。
 県道美江寺西結線の上牛牧地内JR線高架下が狭小で交互通行となっている。拡幅を望む声があるが、費用、工法で問題があるらしい。是非、バイパス(巣南庁舎南北道路を延長し、国道21号まで直結させる)「瑞穂市第2縦貫道路」の早期完成により、渋滞も緩和されると思う。
 穂積ふれあい橋(仮称)の新設の話題が出た。森市長の公約である。確かに、穂南地区(プラント周辺住宅地)、牛牧地区住民(特に買い物困難者)にとって、歩いてまたは自転車でまっすぐプラントや牛牧小学校に行くことができるのは非常に良いことと思う。しかし、費用と利便性の観点を忘れずに十分検討をして頂きたい。
 ピースメッセンジャー事業について質問があった。中学生が平和について学び伝える事業です。広島、長崎に中学生行くのですが、すべての生徒が行くことは難しい。そのため、市内の被爆体験者のお話を聞いたりするよう見直しがされました。中学生が市民に直接語り掛けることは平和を伝えるために必要なことと思います。
 給食費の減免についての質問があった。馬渕は、給食費の減免でなく、給食の質の向上を図り、給食費は据え置きという施策を推し進めたい。
 公共下水道整備の質問もあった。第1期工事は、本田団地、牛牧団地を含むJR線南の地区から整備する。下水道整備は必要だが、本管が敷かれて、住民が繋いでくれないと維持していくことが難しい。下水道施工前に、接続率向上策(接続貯金、推進協議会の設立など)が必要。第1期工事で終わらず、計画を完成する必要がある。もっと市街化区域の未整備地区から始めて、下水道完備の住環境が整った住宅地を提供していくことが必要。
 空き家対策の質問もあった。空き家については瑞穂市でも増えており、地域の福祉、住民自治の拠点として整備が必要。テレワーク、民泊など利用方法はさまざまあると考える。
 新型コロナ対策の質問もあった。6/25に国からの地方創生臨時交付金の交付額が4億1千万円と通知された。「命を守らなければならない、しかし経済を止めてはならない」この考え方で、新型コロナウイルスの経済対策について、副委員長を務める特別委員会でしっかりと議論したい。

森清一議員 9:00-9:45

1.地域包括ケアシステムについて
Q 地域包括ケアシステムの現状
A 地域ふれあい会議 生津 本田 牛牧 穂積『巣南地域なし』
   巣南地区でも説明会開催している 西地区は協議を始めている
   (生津)郷土資料館(穂積)市民センター(牛牧)牛牧防災センター
Q   空き家を利用した拠点の整備( 美江寺の古民家空き家の活用)
A 福祉計画では、地区社会福祉協議会は整備していくとなっている
Q 現状と課題、今後の取り組みは?
A 地区社協は福祉政策の核 H30から設置・今年3カ所を設置する目標未達
   目標の3校区を選定し、R2 1つの設立を目指す
Q   地区社協設立には、人、場所、予算が必要 人材育成の状況は?
A 人材育成研修 地域のネットワークをつくる
  H30年 4回(延66人) H31年 4回(延61人)
  地域の支え合い 多くの人の理解が必要
  『森清一議員と馬渕ひろしも同じ認識 市民参画が重要』

2.コロナ禍における福祉課題への対応について
  介護予防活動が中止されている
  体力、認知機能低下、社会との繋がり低下
Q 介護予防、健康延伸にどのように取り組むか?
A  訪問型(アウトリーチ)で行う 7/1より開始していく
Q  瑞穂市自殺対策指針 瑞穂市自殺は増加傾向
  34名 60歳以上が40%以上
  全国は減少、瑞穂市は増加 交通事故の6倍 健康問題
  自殺の現状と今後の対策は?
A  関係機関との情報の共有化 組織を横断した対応が必要 
  男性23 女性12 計35人 R1 県資料 無職失業者 生活困窮者
  自殺予防の啓発が不足 相談体制の整備
  自殺総合対策計画を策定する
  横断的な組織作り 庁内の体制整備
  教育委員会、福祉部との月一定例会議も利用
■ 自殺対応のワンストップ対応を求める 命の教育

3.県道美江寺西結線JR高架下の拡幅について
Q 特定用途地域の変更(本巣市)美江寺西結線の狭あい解消は?
A 本巣市と安八町を繋ぐ重要な道路 道路拡幅できるか過去に検討した
  結論 道路拡幅は困難 ❶ 橋梁を強化する案 ❷ バイパスする案 
■ 上牛牧、十九条も通学路は迂回 穂南地区も通学距離が長く、危険あり

森健治議員 9:45-10:15

1.犀川ふれあい橋(歩道橋)の設置について
Q 犀川ふれあい橋の新設は?
A 300mほどの歩道橋 穂南地区は浸水の心配がない プラントと防災協定
   現在穂南地区から93名通学
   通学距離1.7km→1.1kmとなり、約30分短縮 安全な通学路

2.通学路の安全確保について
Q 緊急安全点検の結果は?
A 都市整備と教育委員会 57箇所 R1 24箇所 R2 33箇所
Q 転落防止柵の設置基準と優先順位をどのように決めているか?
A 基準 ❶路面から底面まで1.5m ❷通学路沿いにある
Q 新堀川の整備について 底面まで3mほどある 危険
A 今年度(R2年度)防護柵を設置していく

関谷守彦議員 10:30−11:30

1.ピースメッセンジャー事業の復活・充実について
   平和都市宣言から10年 非核3原則
Q R2年度の平和都市宣言事業について
A 被曝あおきり2世の植樹 「この世界の片隅に」を上映
Q ピースメッセンジャー事業 5年で打ち切り
A 非核を伝えるメッセンジャーとして発表した。平和推進事業
市 長 企画部長時に開始 思い出深い事業 学校全体で平和を考える
    市民の体験者の講話を学校で聞くを検討 全校でできること
教育長 瑞穂市の学び 平和 環境 防災 を3つの柱にする
    被曝伝承者体験授業 中学1校 小学3校実施済み
    社会科の歴史を重点に置く 平和学習を深めたい
    穂積中2年生は、中3に広島へ修学旅行に行く
■ 中学生が学んだことを市民に伝えていく 市民に伝える授業が必要

2.給食費の減免制度導入について
Q 学校給食費の現状
A 中学4740円 小学4020円 幼稚園3710円 保育園4500円
Q 教育費にかかる給食費の占める割合が高い 全国的な免除の状況
A 1740自治体中 小中学校無償化76自治体
   小学校のみ 2自治体 一部430自治体 24.7%
   71自治体は町村
   『学校給食の無償化ではなく、質の向上』
Q 学校給食費無償化の市長の考えは?
A 検討をしている 第2子、第3子無償化なども含めて

3.国民健康保険について
Q 健康保険税を滞納している 15% 収入400万、子ども2人の4人家族
A R2年度400万 4人家族413700円 独身320100円 社会保険238884円
Q 国民健康保険税の瑞穂市の保険料率は?
A 4方式 所得割  6.06 資産割 均等割27000 20100?
Q 国保税の基金の現状は?
A 基金8億3千万 市民1人あたり 他市35614 県平均よりも高い
  コーホート変化換算法 9928人 2200ほど減少
■ 基金も多い 加入者も減少 医療費も減少 国保税を引き下げするべき
Q 健康保険加入者数 9928人 1人10,000円値下げすると1億円ほど
  生活を助けるためにも引き下げてほしい
A 医療費は増加する 実施主体が岐阜県となる
  税収を確保して納める 人生100人時代
  国民皆保険の最後の砦 継続性を危うくするのはできない
Q 均等割を減免している他自治体は?
A 所得の低い世帯にはある。
  ■ 均等割の子どもに係る部分だけでも減免を!
Q 傷病手当金について
A 職域保健と整合性を計る 事業主に広げる 一般に広げるのは不可能

4.コロナウイルス感染症対策について
Q 市独自の取り組みは?6件で1000万程度
  新しい生活様式は市民生活を制限する 財政調整基金の使用は?
A 財政調整基金は年度間の財源調整 大規模災害の不測の事態
  国補助金が示されていない中 市独自で対応した
  かきりん振興券 デリバリー補助
  今後の財源 国地方創生臨時交付金 県補助金を最大限活用
  市負担分は財政調整基金 ふるさと応援基金を活用
Q 子育て世代偏重 全世帯へ 水道減免を検討しては?
A 基本料金の免除も検討した 基本料金1760円/月
  水道事業は独立採算 赤字決算 赤字分を一般会計から繰入ている
  検討したが減免することはない 財源困難 瑞穂市86% 他井戸水
  井戸水利用者には恩恵がない

松野貴志議員 13:00−13:45

1.ブロック塀等の安全確保対策について
Q ブロック塀撤去補助制度の利用状況は?
A R1相談50件 R2問合せ15件 補助3件
Q 耐震診断のブロック塀の公表 岐阜県が行う
  義務件数 診断済件数 啓発は?
A 避難路にある建物 瑞穂市では避難路が指定されていない
Q ブロック塀の安全を確保する方法について
A 通行の妨げなく進めるように 耐震診断、除去、改修 国1/3 県市1/6
  補助対象となるよう検討していく
Q 国の補助制度 ブロック塀の除去、改修 国1/3 地方1/3 上限8万円/m
  補強も入るのか? 
A 市の補助制度 1m2あたり1万円 塀の面積に対する補助金
  ブロックの高さ面積 撤去を想定している
■  手続きの補助など必要 撤去が進んだのち、改修にも広げて欲しい
Q 撤去は所有者個人の判断任せ いかに理解いただき撤去を進めるか?
市長>通行の妨げにならないよう補強、撤去を進める 瑞穂市地域防災計画には避難路の位置づけがない 避難路を位置づけ、今年度改訂の地域防災計画に盛り込む 市単独事業として予算の範囲内で

2.下水道事業の施設整備について
Q 必要な地域からの 1期工事 汚水処理施設
  第1期工事 管渠等の工事スケジュール
A 第1期工事スケジュール
  2020/3/5 県知事事業認可申請 3/30 認可済み
  R2 地質調査 PFIの導入可能性調査を行う
  8月 本田団地 牛牧団地 説明会開催
  R3 事業者決定 R4から管渠・処理場
  R8/4月 供用開始 能力19600m3の1/8進める
Q 事業費は?
A 第1期工事 用地 24億 管渠 28億 処理場 25億 合計72億円
■ 財政を考えて下水を進めるように
Q 硫化水素ガスの影響について 腐食に強い、管渠を
A 圧送管の吐き出し口 マンホールの箇所 通常より腐食しやすい
  レジンコンクリート使用検討
  ライフサイクルコストを勘案した材料を使用する
■ 全国では整備済み 新たに改修される下水道はレジンを使用している
  本市も使用して欲しい
Q ライフサイクルコストを重視した計画にしたい
  経口をワンランク小さくできる 新素材も考慮して行うこと
A 管路、マンホール イニシャル ランニングを考え設計していく
Q PFI(官民連携事業)について
A サウンディング(導入可能性)調査 多くの補助金を獲得するため
  国交相 先導的官民連携事業に採択 27件 応募16件
  唯一下水道新設瑞穂市選定 補助率 70% 経営まで含めたPFIをやれる
  導入検討調査を本年度 7月公募告示 プロポーザルで選定
■ 下水道は瑞穂市は注目されている
  市民誰もが納得できる進め方をして欲しい
  将来に負担にならないような下水道

藤橋直樹議員 13:45−14:15

1.空き家、空き地問題における市の対応について
Q 地域の高齢化 高齢化率40% 空き家が多い 空き家の状況は?
A 空き家多い、取り壊し更地も多い
Q 50件の空き家がある 牛牧団地 不動産が管理されていない
  草が生茂る あらいぐまなどがいる 持ち主と連絡が取れない
  地域自治会の懸案事項の把握
A 年に数軒相談がある 雑草の問題 撤去要望を伝えている
  適正な管理の相談 岐阜県へ専門家 空き家住まい総合相談室
  専門知識のNPOの利用を検討中
Q 空き家問題は、環境問題か福祉問題か都市管理問題か?
  『 テレワーク 民泊 での活用を考えたい』
  空き家バンク制度の創設を!自治会が借り受ける
  地域社会福祉協議会で借り受け サロンの場所として欲しい
  防災上取り壊し
A 空き家改修補助 1/3 調査費用の補助
Q 瑞穂市に受け皿となる制度がない どのように進めていくのか?
A 空き家の維持管理 所有者の義務 防災上特定空き家のみ対応
  アンケート実施済み 岐阜県空き家総合移住事業を検討中
  行政代執行で撤去(各務原市)

2.穂南地区と牛牧地区を結ぶ歩道橋設置について

Q 穂積ふれあい橋について 墨俣村と牛牧村を結ぶ潜り橋があった
  歩道橋の要望 設置に至らなかった 通学面 牛牧団地の買い物に便利
A 潜り橋は土地区画整理事業で話すこと
  300m 河川法上潜り橋は認められない
  ふれあい橋は空き家と合わせて高齢化 高齢者の買い物支援
  東は祖父江、西は宝江を回っていく
  『 人口減少していく中で整備が必要か要検討』
  景観の向上、公園のグレードアップ 牛牧と穂南の交流が生まれる
  災害時の避難路河川法上潜り橋は認められない
Q スケジュールは?
A H30に検討資料を作成して協議している 架設位置などを詳細に検討
  300mの歩道橋 5億円 財源確保策 柳一色歩道橋方式
  社会保障制度総合交付金 国の援助を利用して行う
  国土強靭化計画に位置付ける

若原達夫議員 14:30−15:00

1.新型コロナウィルス対策に伴う学校給食費の負担軽減について
Q 生活困窮者への第3子以上635名、給食費負担軽減
  1月まで遡り第 2子無償化を
A 現在検討中 子ども子育て給付金現金1万円上乗せで給食費補助
■ 時限立法として給食費の無償化をしてほしい
  『 投資にならない 今の経費よりも未来への投資を』

2.市民の移動手段の確保について → みずほバス路線再編
Q 利用者6.9人 路線見直しの年 見直しの方向性 路線の新設
  時間的制約
A 基本的考え方 20時台に繰り下げた みずほバス 10万人利用
  3年の見直し 路線の定着が必要 要望・意見を反映させる
  路線は変えない
  人手不足 車両、運転手 費用対効果を重視 名所旧跡を表示している
  乗り方のアシスト 利用向上のため 
  直通バスは公平性の観点から難しい
Q 免許証返納者 みずほバスを無料とする 配偶者にも
A H29地域公共交通車会議にて H30.1から 受益者負担の観点
  100円で安価 値段の問題ではない
Q 岐阜バス美江寺穂積線の廃止
A 営業バス 協定書にて岐阜市と共に支援してきた
  不採算路線 運転手不足 路線存続の保証は難しい
Q 瑞穂市中地区、西地区への必要な唯一の交通手段
  岐阜バスとの話し合いは?
A 難しい 乗客がいない
  みずほバスに振り替えることは利用者がいないので難しい
市長>高齢者の交通手段確保 踏み間違え防止機能補助
   『免許返納に逆向』 高齢者福祉タクシー助成 要件緩和
   互助のシステムによるバスが認められた
   主体はNPO法人、社会福祉法人、商工会、自治会で運行
   地域包括ケアシステムの第1層 実現に向けて検討 デマンドバス
   健康で自転車 → サイクルシティの確立を提案

3.瑞穂市の今後の新型コロナウィルス対策について

Q 市民生活 国 第 2次補正予算 地方創生臨時交付金
  どこに振り分けるか
A 地方創生臨時交付金 第1次 1兆円→感染拡大期 市1億4千万
  第2次 2兆円 交付限度額 保育所 GIGAスクール構想
  使途が示された 家賃補助 雇用維持 地域単独事業の財源
  新しい生活様式への対応 人口、財政力、幼少者
  ※6/24 交付金限度額 瑞穂市4億1千万円 本日14:00 内閣府説明会
  ★地域未来構想 20 特別委員会への報告 対応施策
Q 市民が使える地域振興券など 独自の施策
  市民の生活を守る観点で使用の基本的方針は?
A 市長より指示 経済活動の活性化 事業所への支援
  優先順位をつける 4億1千万円の使い道
  『瑞穂市は運輸業が多い → 売り上げが落ちていない』
  『情報通信 → 経費よりも未来への投資に 経済対策 感染予防』

馬渕ひろし【瑞穂市議会議員】 昭和54年9月2日、岐阜県瑞穂市生まれ育ち 44歳 ◆関西学院大学総合政策学部 卒業 ◆瑞穂市議会議員(2019年~) ◆林英臣政経塾 第16期 塾士 |政治家情報| https://go2senkyo.com/seijika/175701