ため息俳句 十月桜
「暖秋」なんて季題は聴いたことがないが、気象用語としてはあるようなのだ。平年に較べて気温の高い秋を指すのだと。
11月の初旬が過ぎるというのに、午前10時にはぽかぽかであった。散歩しながら一枚脱いでしまいたいと何度か思ったのだが、面倒臭いので我慢したのであった。
今朝の散歩コースの公園で出会った。これは帰り花でない、十月桜である。それなら今咲いてもなんの不思議もないのであるが、ただこの木を毎年見てきた上で思うのだが、咲きっぷりがこんなに見事なのは初めてだ。例年はどことなく咲くに咲いたのだが、貧弱な感じがしたものだ。
この木は、白と淡紅色の二色咲、源平咲とも呼ぶとか、それもよい。