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ため息俳句  梅雨深し

終日、降ったり止んだり。
散歩すらしないで、うだうだと無為に一日を過ごしてしまう。
それで、一日が過ごせてしまえるのだから、思えば結構なご身分だと、自分で自分を嗤うほかない。

梅雨の河悪意善意の笹の船

おや骨董屋、隣にタイ式マッサージ      

雨溜りぼうふら姉妹くねくね

珈琲豆挽く間へろへろ嗤ふ

梅雨の家カレーライス喰ふパンツ脱ぐ

人肌にすつぱいにほひ梅雨深し