見出し画像

20160703

私を取り巻く外的世界が青を謳歌している。

白いスカートをぬるい風に游がせて、肌に張り付く熱に充ちた空間をかき混ぜるよう駆け抜けていく少女たち。
間抜けに伸びた茎の頂き、狂う程黄色い円の真ん中に、宇宙の如き大口をぽかんと開いている向日葵。
頭上に広がる空の果て無さ、蜃気楼の如き雲の広がり。
世間はせわしなく祭りの支度。
身体の内部を通る管の渇き、くらくらとまばゆく揺らぐ私の視界。

夏!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?