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【神田川・三鷹市】市民協働で水質改善と生態系回復をさせた池 ( #水辺ウォーク )

 今回「BOOKMARK」するのは、「神田川」の東京都三鷹市の区間です

 神田川は、東京都三鷹市にある井の頭池を水源として、善福寺川や妙正寺川を合流しながら
東京都の中心部を流れ、隅田川に合流する一級河川です。

神田川のはじまりの部分として三鷹市の水辺を歩いていきます。

※ぜひ動画でご覧ください

水辺の概要

 今回の水辺ウォークは、三鷹駅から京王井の頭線の三鷹台駅までで、その多くは、神田川の水源となる井の頭公園になりました。

 歩き始めはJR中央線の三鷹駅から
 神田川の水源である井の頭池がある井之頭恩賜公園に向かいます。

 井の頭池はかつて湧水が豊富で、善福寺池、三宝寺池と並んで「武蔵野三大湧水」とも呼ばれた池でもありました。池の周りには、徳川家康にお茶をふるまったという「お茶の水」や井の頭弁財天などがあります。

 撮影した時は、桜の咲き始めという事で、数多くの花見客が訪れていました。そして池の上には、スワンボードで埋め尽くされている状況でした。

 井の頭池では、池の生態系の回復と水質改善を目的として、2014年より1年おきに3回の「かいぼり」を実施してきました。排水ポンプを用いて池の排水を行い、多くのボランティアと共に池に生息する魚類捕獲を行い市民協働によるかいぼりを実現させています。

 かいぼりを円滑に行うには多くのマンパワーが必要となります。また、公園利用者である市民が池の現状を知り、さまざまな環境問題を理解して、自分のこととして捉えていくことが重要と考え、より多くの市民にかいぼりに参加してもらう仕組みを考えて進められてきました。

 ひょうたん橋を過ぎると、神田川の始まりです。

 ここには子供たちが水に触れあえるような区間があります。何気なく通り過ぎてしまう景色ですが、実際にはコンクリートで固める整備工事が突然はじまり、それに驚いた住民が「子供たちが水遊びできる川を残そう」と活動を始めたことでできあがった空間です。

 三鷹市の区間は、井の頭公園もあることから自然が多く残された水辺でした。 

■撮影日
2023.03.21

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